夜勤明けなので諦めていました。
いつも外来艦などの晴海入港は10時や11時くらいの印象があるのですが今回の「しらせ」は8時30分。
接岸した後でも見に行くか、それとも13時に晴海を離れ大井埠頭で積載コンテナを降ろすため一旦出航するのを見に行くか。
そう考えていたのですが、とある事情により少し早く退社することになりそれが7時。
職場を出た後すぐにスマホアプリのMarineTrafficを見ると一昨日から錨泊していた羽田沖から入港に向けて移動を始めたことがわかりました。
早い。
でも多少の余裕を見て出たのでこれなら用事の前に少し寄れるかもしれない。
目の前で信号待ちをしているタクシーに飛び乗りました。
地下鉄とバスを乗り継いでいてはとてもじゃないけれど間に合わない。
少しお金がかかってもせっかくのしらせ帰国を見れるチャンスは逃したくない。
しかもその所用と方向が同じというのも僥倖と言えるかもしれない。
晴海埠頭客船ターミナルに着きいつもの見物場所に上がる階段がまだ閉鎖されているなどで右往左往しながら正面大階段を息を切らせながら上がってみると……
(昨日具合が悪かったことを忘れてた…… ヤバイですね☆)
丁度レインボーブリッジの向こうに姿を見せ始めたところでした。
ギリギリじゃん!
海上自衛隊の砕氷艦AGB5003「しらせ」が遠く南極の地より帰還しました。
レインボーブリッジをくぐるあたりでタグボート2隻が取り付きまるでお姫様の手を取り、そしてドレスの裾を持ちエスコートしているみたいに見えて軽く死ねますね。
舫いを受け取る自衛官の方もじっとその接岸の時を待っています。
ブリッジ横で測距儀を使っていることが分かるまでに近づいてきました。
天気が悪く少し靄もかかっているのですがこの距離ならばこの独特のカラーリングもはっきりと見えますね。
望遠レンズでは入り切らない距離にまでなったので急いでレンズ交換です。
もうここまで来れば長い間留守を預かることとなった家族もあれがパパだと分かるんだろうなと思うとそれだけでジンとしちゃいます。
ラミングの傷痕が生々しい。
氷海を割って進む際に一旦300m程を後退して勢い良くダッシュし氷に乗り上げ自重でへし割るラミング。
この塗装のハゲが壮絶な場所からの帰還を示しています。
2隻のタグの連携でクルリと回頭。
正面ドーン! いただきました!
いつもの晴海入港ならば逆光がきついのですが今日は曇っているのでその心配はありませんね。
まぁとは言っても晴れの日の日本帰国としてあげたかった気はしますが。
艦首だけでなく側面も、
艦尾に至るまでラミングの跡が激しい。
2014年にはなんと約5400回のラミング行った記録がありますが今回の派遣での往路は27回とのこと。
まだ復路の回数情報は見当たらないのですが今回の航海では比較的氷は薄かったのでしょうがそれでもこの傷痕を見るとその激しさに驚くばかりです。
投げれたラインが
岸壁で待つ隊員に渡り、
舫いが繰り出されてきました。
今5カ月以上に渡る長い任務を終了し”宇宙よりも遠い場所”南極から帰還したしらせががっちりと日本のその地と繋がりました。
おかえりー!! しらせ! 乗組員の皆さんお疲れ様でした!
音楽隊の演奏もその帰還を喜んでいます。
タグボートさんもご苦労様でしたー
タラップも下ろされ、
客船ターミナルならではのボーディングブリッジも接続されました。
艦載ヘリCH101は入港前に岩国基地に帰ってしまうのかと思っていたのですがこうして載っけたままなんですね。
まぁヘリを運用していた南極を離れてから日にちが経っているので航海中にまた整備をするっていうのも大変か。
戦闘艦では無くともこのフネが海上自衛隊籍であることを示す自衛艦旗。
強い風で元気に靡いていてもカメラを向けるとすっと旗がしぼんでしまうのは艦艇写真あるあるです。
またこうして開いてくれるのをけっこう待ちました。
幅が広く高さもある為にかなりの存在感があるしらせですが全長は案外短い。
ブリッジがここまで長い艦艇はほかでは見れませんね。
古くなり引退した雪上車とかは積まれているのかな?
こんな赤色を挿せばプラモも精密感がマシマシになってカッコよく見えるんだよね。
こうして細部に至るまで写真を撮れば撮るほど理想が高くなりプラモの完成が遠ざかるのはわかってはいるのですけれどもね。
おフネ好きというだけでなく今回の帰港ではこんな表示でさえも愛おしい。
アニメ「宇宙よりも遠い場所」が放送されましたからね。
このアニメには毎回泣かされました。
儀仗隊のみなさんが準備を始めました。
偉い人の車だ!
将官を迎えマジメな面持ちの若い隊員さんも先ほどまでは実ににこやかでやはり半年近くぶりの日本帰還は嬉しさもひとしおなのでしょう。
”偉い人”の背中を見つつも「あそこきまりたち4人が暴風圏突破の時ハッチを開けて荒れ狂う夜の海を見た場所じゃない?」とどうしてもアニメとのリンクを想像してしまいます。
あれは表現として素敵なシーンでしたが実際にあんなことやったらヤバイですね☆
ターミナル内では帰還式典が始まりました。
やはり軍艦行進曲はカッコよい。
過去に戻れるならこの名曲をパチンコ屋のテーマとして使い始めたヤツをぶん殴りたい!とはいつも思うことです。
式典中に子どものパパーって声が聞こえて涙がぼわっと溢れてきてしまいました。
ああ、娘を持つ親としてはこういったことには弱いんだよー。
長い航海お疲れ様でした。
国防の任ではなくともこうした科学研究の支えとなり日本の力を示してくれるあなた方を誇りに思います。
本当にいつもありがとうございます。
南極へと出発する直前のしらせ接近遭遇では寸前のところでスッとかわされフラレてしまったぼくですがやっと思いを果たせました。
南極へと向かうしらせに接近?を記したブログ回
カッコよさに昂ぶり、そして感動して涙も出して用事の時間まで差し迫ってきたので急いでこの場を離れます。
おっとその前に「KiRa-KiRa Sensation!」~「ぼくらはいまのなかで」を歌わなきゃ!!(もうそれはいいって!)
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いつも外来艦などの晴海入港は10時や11時くらいの印象があるのですが今回の「しらせ」は8時30分。
接岸した後でも見に行くか、それとも13時に晴海を離れ大井埠頭で積載コンテナを降ろすため一旦出航するのを見に行くか。
そう考えていたのですが、とある事情により少し早く退社することになりそれが7時。
職場を出た後すぐにスマホアプリのMarineTrafficを見ると一昨日から錨泊していた羽田沖から入港に向けて移動を始めたことがわかりました。
早い。
でも多少の余裕を見て出たのでこれなら用事の前に少し寄れるかもしれない。
目の前で信号待ちをしているタクシーに飛び乗りました。
地下鉄とバスを乗り継いでいてはとてもじゃないけれど間に合わない。
少しお金がかかってもせっかくのしらせ帰国を見れるチャンスは逃したくない。
しかもその所用と方向が同じというのも僥倖と言えるかもしれない。
晴海埠頭客船ターミナルに着きいつもの見物場所に上がる階段がまだ閉鎖されているなどで右往左往しながら正面大階段を息を切らせながら上がってみると……
(昨日具合が悪かったことを忘れてた…… ヤバイですね☆)
丁度レインボーブリッジの向こうに姿を見せ始めたところでした。
ギリギリじゃん!
海上自衛隊の砕氷艦AGB5003「しらせ」が遠く南極の地より帰還しました。
レインボーブリッジをくぐるあたりでタグボート2隻が取り付きまるでお姫様の手を取り、そしてドレスの裾を持ちエスコートしているみたいに見えて軽く死ねますね。
舫いを受け取る自衛官の方もじっとその接岸の時を待っています。
ブリッジ横で測距儀を使っていることが分かるまでに近づいてきました。
天気が悪く少し靄もかかっているのですがこの距離ならばこの独特のカラーリングもはっきりと見えますね。
望遠レンズでは入り切らない距離にまでなったので急いでレンズ交換です。
もうここまで来れば長い間留守を預かることとなった家族もあれがパパだと分かるんだろうなと思うとそれだけでジンとしちゃいます。
ラミングの傷痕が生々しい。
氷海を割って進む際に一旦300m程を後退して勢い良くダッシュし氷に乗り上げ自重でへし割るラミング。
この塗装のハゲが壮絶な場所からの帰還を示しています。
2隻のタグの連携でクルリと回頭。
正面ドーン! いただきました!
いつもの晴海入港ならば逆光がきついのですが今日は曇っているのでその心配はありませんね。
まぁとは言っても晴れの日の日本帰国としてあげたかった気はしますが。
艦首だけでなく側面も、
艦尾に至るまでラミングの跡が激しい。
2014年にはなんと約5400回のラミング行った記録がありますが今回の派遣での往路は27回とのこと。
まだ復路の回数情報は見当たらないのですが今回の航海では比較的氷は薄かったのでしょうがそれでもこの傷痕を見るとその激しさに驚くばかりです。
投げれたラインが
岸壁で待つ隊員に渡り、
舫いが繰り出されてきました。
今5カ月以上に渡る長い任務を終了し”宇宙よりも遠い場所”南極から帰還したしらせががっちりと日本のその地と繋がりました。
おかえりー!! しらせ! 乗組員の皆さんお疲れ様でした!
音楽隊の演奏もその帰還を喜んでいます。
タグボートさんもご苦労様でしたー
タラップも下ろされ、
客船ターミナルならではのボーディングブリッジも接続されました。
艦載ヘリCH101は入港前に岩国基地に帰ってしまうのかと思っていたのですがこうして載っけたままなんですね。
まぁヘリを運用していた南極を離れてから日にちが経っているので航海中にまた整備をするっていうのも大変か。
戦闘艦では無くともこのフネが海上自衛隊籍であることを示す自衛艦旗。
強い風で元気に靡いていてもカメラを向けるとすっと旗がしぼんでしまうのは艦艇写真あるあるです。
またこうして開いてくれるのをけっこう待ちました。
幅が広く高さもある為にかなりの存在感があるしらせですが全長は案外短い。
ブリッジがここまで長い艦艇はほかでは見れませんね。
古くなり引退した雪上車とかは積まれているのかな?
こんな赤色を挿せばプラモも精密感がマシマシになってカッコよく見えるんだよね。
こうして細部に至るまで写真を撮れば撮るほど理想が高くなりプラモの完成が遠ざかるのはわかってはいるのですけれどもね。
おフネ好きというだけでなく今回の帰港ではこんな表示でさえも愛おしい。
アニメ「宇宙よりも遠い場所」が放送されましたからね。
このアニメには毎回泣かされました。
儀仗隊のみなさんが準備を始めました。
偉い人の車だ!
将官を迎えマジメな面持ちの若い隊員さんも先ほどまでは実ににこやかでやはり半年近くぶりの日本帰還は嬉しさもひとしおなのでしょう。
”偉い人”の背中を見つつも「あそこきまりたち4人が暴風圏突破の時ハッチを開けて荒れ狂う夜の海を見た場所じゃない?」とどうしてもアニメとのリンクを想像してしまいます。
あれは表現として素敵なシーンでしたが実際にあんなことやったらヤバイですね☆
ターミナル内では帰還式典が始まりました。
やはり軍艦行進曲はカッコよい。
過去に戻れるならこの名曲をパチンコ屋のテーマとして使い始めたヤツをぶん殴りたい!とはいつも思うことです。
式典中に子どものパパーって声が聞こえて涙がぼわっと溢れてきてしまいました。
ああ、娘を持つ親としてはこういったことには弱いんだよー。
長い航海お疲れ様でした。
国防の任ではなくともこうした科学研究の支えとなり日本の力を示してくれるあなた方を誇りに思います。
本当にいつもありがとうございます。
南極へと出発する直前のしらせ接近遭遇では寸前のところでスッとかわされフラレてしまったぼくですがやっと思いを果たせました。
南極へと向かうしらせに接近?を記したブログ回
カッコよさに昂ぶり、そして感動して涙も出して用事の時間まで差し迫ってきたので急いでこの場を離れます。
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