幕張でポタリング日記

自転車趣味や好きなアニメやら思いついたことをチラホラかきちらしています

降下訓練始め2020

2020-01-13 07:52:31 | 日記

今年も行ってきました。

千葉・八千代市の陸上自衛隊習志野演習場で行われる「降下訓練始め」

習志野演習場といっても習志野市ではなく八千代市にある。

隣接した習志野駐屯地は船橋市だし。

厚木基地なんかも厚木市ではないんだよね、まぁそんなことはどーでもいいんですが。

 

昨年は来れなかったのでその分気合入れました!

裏門入場待機列到着4時30分。

この時間では新京成線もバスもまだ動いていないので妻に車で送ってもらい前から20人ちょいほど。

こんな時間から待っている人たちみなさすがミリタリーオタだけあって寒さに対しても完全装備。

でもゲート前の暗がりの中寒さを凌ぐために丸くなりうずくまる地味ーな塊にこれは人なのかどうか判別が難しいほど。

警備の隊員さんが客に「予定通り開門はまるはちさんまるです」と告げてくれた。

はちじはんではなく”まるはちさんまる”!

もうそれだけでハイテンションー!!

そういえば知人の女性が自衛官と結婚したときも新郎の同僚が2次会の案内を「ひとななさんまる状況開始です」って言ってまわっていたな。

 

8時30分開門。

自衛隊のイベントは時間通りぴったりなのでありがたい。

荷物検査で折りたたみ傘のことについて聞かれた。

やっぱり筒状の物には特に注意しているみたいですね。

Aqoursライブ日午前中に行った木更津航空祭でもラブライブレード!のこと聞かれたし。

ゲートを抜け見物場所まで400mほど。

さすがに走るのはきつく急ぎ目に歩く。

あれだけ前に並んだのだからそこそこ抜かれても余裕っしょ……

と思っていたら一向に抜かれる気配がない。

ミリタリーオタは皆ぼくと同じよーな人ばかりで加齢もそれなり運動不足な重めな体を揺すりで走るのが厳しい人ばかり。

唯一軽やかに走っているあの人はサバゲーマーだなきっと。

難なく絶好のポジションをゲットできました。

さぁトイレださすがに4時間待機はもう限界。

 

2年前の最低気温マイナス2度のときはつらかったけど今年はいくぶん楽かな…………とゲート前では感じていましたがやはりこの高台上でじっとしていると弱風と底冷えで降下訓練始め見物の過酷さは今年も健在です。

開門待ちに4時間でこの場所でも2時間半。

うーーーーーん

もう来年はいいかなー……と思ってもやっぱり来ちゃうんだよな。

食の屋台も充実で焼きそばなどを買い自分の場所に戻るとすでに冷たくなっているのも毎年のこと。

もうグッズを買いあさったりはしないんだけど

ケロヨンファイナルグッズを買ってしまう。

あれ…… 航空祭じゃないのにね。

でも仕方ないよねだってケロヨンファントムファイナルだよファイナル!

ファイナルといいつつ4年後にフェス開催でーすって帰ってきたりしないですかね?

えっ……何のこと?

 

ヘリのローター音や車両のエンジン音が聞こえ始め睡魔も吹き飛び昂ってくる。

はぁー、今年もこの寒さの中「雪の進軍」を(脳内で)歌いなんとか耐え凌いだぜ。

でも開始時間まではまだあるからと冷たくなった唐揚げとツナおにぎりをパクつく。

んん……

聞こえていた車両群の音だけどなんか近付いてきている?

この独特の2スト音は……ケビン・シュワンツのRGV-Γ!?

なんてボケをしている間もなく

茂みから74式戦車が飛び出してくる。

半分ほど食べかけのツナおにぎりを急いで口に放り込みカメラを構え……

ンガググ

喉に詰まった。

急いでペットボトルに手を伸ば……

すことなくシャッターを切るオタク。

はぁ……苦しかった。

74式のコマンダーズハッチにサザエさんの幻影が見えたよ。

今の若い人たちにとってはジャンケンポンなんだろうけど昔のサザエさんの次回予告はまんじゅうを喉に……ってそんなことはどーでもいいですね。

この74式は敵役なのであらかじめ自陣地への移動を開始したようです。

配られたプログラムによると敵役は74式戦車、96式WAPC、87式RCV。

対してこちら側の戦力は……

圧倒的にもほどがあるんじゃね?

ここまでの戦力差があればコンスコンさんでなくても舐めプしちゃうよね。

さすがに全滅? 12機のリックドムが……(略)ってことにはならんでしょう。

 

まずCH47Jチヌークがやってきて。

河野太郎防衛大臣が降りてきました。

そしてすぐさま離脱。

 

高高度からの日米指揮官降下が始まり令和2年第一空挺団降下訓練始めと付随する戦闘訓練展示が開始です。

ってことは令和元年降下訓練始めはなかったことになるんですね。

オープニングアクトはやはり招待客席の正面に着地で見えなくなってしまう。

あんな緩斜面で後ろの人たち見えるんですかね。

だからぼくは最前列ならともかくアリーナ席中で埋もれちゃうよりスタンド席の方が好き。

フェスは200レベルで通路側!

正面で距離はあるけれどセンターや後方左右と何か所もステージが組まれめまぐるしく移動するプログラムになるはず!

いっくよーさいたまスーパーアリーナ! 待ってろよーμ'sーっ!!

話がすぐそれるのは仕様です。

海上自衛隊のP3C哨戒機による航空偵察です。

陸自唯一の固定翼機LR2ハヤブサも続きますが撮影失敗……_| ̄| ○

今年も撮影条件が厳しい。

雨予報が大きくずれて降りだすのは日が暮れてからになったのでまぁ良しではあるのですが。

大きな砲撃音と爆煙。

茂みに隠されて向こうは見えませんがどうやら海のようで沖合にいる護衛艦からの砲撃が始まりました。

えっ? あのマンション?

きっと護衛艦群の艦橋構造物デスヨ。

戦艦扶桑や山城のようなニョキニョキ高い艦橋もあるようですが。

ドーンだYO!

先ほどの航空偵察の情報通り敵陣地に着弾したようです。

中○軍か北○鮮かはたまた韓○かは知りませんが……

激しい砲撃で敵の動きを鈍らせそのすきに空挺降下。

まずは米軍のC130Jです。

今年のプログラムはまさかの最新C130であるJ型が参加なんて!!

しかも米軍が露払いの初手ですよ。

これも日米同盟強化のアピールなんですかね?

始まる前の屋台通りでも米兵の方々が大勢いました。

おばちゃん3人衆が”はろー””ぷりーず””さんきゅー”のたった3単語でコミュニケーションをとり一緒に写真を撮り握手して別れていました。

スゲーなおばちゃん連中。

写真と本文内容がまったくかみ合っていませんが続けます。

航空自衛隊のC130Hからの降下です。

空の色が厳しい!

曇るなら曇るでしっかり曇ってくれれば良いんだけれどヘタに雲が光っちゃっているのでもうぼやけたシルエットでしかならない。

ってか快晴の空の下でのこのイベント見たことあったけか?

続いて川崎C1輸送機。

ずんぐりカッコカワイイKAWAII FESTIVAL。

それでいてすごいバンクもこなす高機動が素晴らしい機体です。

習志野名物のC1の産卵シーン頂きましたー

 

そしてそのC1をより高度化、そして大型化した最新鋭

川崎C2!!

かっちょいいいいいいいいんんん…………んふぅ……

もうため息のでるカッコよさ美しさ。

Kawasaki乗り(元だけど)として誇りです!!ドヤーっ

音も実に軽やか。

シューンとした音はもう騒音ではなくヒーリングサウンド!

同じ川崎機のT4ブルーインパルスも爆音ではなくヒューーーーンって感じだものね。

C1にも負けない見事な産卵シーン(言い方w)頂きましたーっ!!

以前はC1が2機とC130が1機の計3機が基本だったのですが、今年米軍の3機も参加で計8機と豪華豪華。

チューバッカたちウーキー族の戦士たち……って違いますね。  ギリースーツに身を隠す隊員を乗せたUH1Jが突っ込んできました。

ヒラリヒラリと動き振り落ちないか見ていると怖い怖い。

次期代替機も生産が決まり老朽化している機体ですがパイロットもそれだけ円熟味が増し、トリッキーなとんでもない機動を見せてくれます。

ファントムライダーも同じ理由で近代化改修前F15イーグルであればカモったりしているようですね。

CH47チヌークが接近。

タンデムローター計4つですごい爆音。

そしてダウンウォッシュで吹き飛ばされてくる枯れ葉が痛い痛い。

口を大きく開けたカエルちゃん2ひきゲコゲコ

スルスルと降りてくる隊員たち。

こうして見るよりも上から見ると結構な高さなんだろうな。

息のあった操縦で超でっかいローター面がこんなに接近していても危なげなし。

しびれます。

AH1Sコブラが高速で突っ込み上空から援護です。

今年はAH64Dロングボウ・アパッチが不参加なのは残念ですがやはりコブラはカッコいい!

本文中にこれまで何回カッコイイと言ってきたかわかりませんが何度だって言いますカッコイイ!!!

でもローターブレードの回転を止めたくなくて低シャッター速度で撮るのでブレが大きく自分の腕の至らなさがそのカッコよさを阻害していて悲しい。

しかもコブラはアパッチよりもカッコよく撮るのが難しい。

アパッチは4枚ブレードでどこで止めても良いのですがコブラは2枚ブレードなのでへんな角度で止めちゃうと見栄えがイマイチになったりしちゃうんだよね。

回転は早く狙ってできるものではありませんが。

見た感じちょい信じがたいのですがそのAH1コブラのベースとなったのがこのUH1。

でもローターと後ろ半分を見れば確かにそうだとわかります。

次々と投入されていく陸上戦力。

もういったい何人が上陸したのかわかりません。

迫撃砲デリバリー

ヘイ!お待ち。

今年のシナリオも島嶼奪還。

バトラーシステムによるリアルな模擬戦形式となり、各自各装備のリンクにより被弾個所や負傷状況までコンピューターが判断できる最新訓練展となった時期もありましたが見ている方としてはとても地味ーな物だったからかやっぱりショーアップされているとはいってもこちらのシナリオ形式の方が断然楽しい。

そう、これは訓練”展示”であって、普段の訓練ではないからね。

時々いるんだ「こんな花火やカラフルな発煙を使った戦闘ごっこに何の意味が……」っていう勘違いさんが。

んん? 何だあの両脇にくっつけている箱は。

負傷者の担架ではないしUH1に機外増加タンクがあるって話も聞いたことがないし。

バラバラバラバラ

地雷散布か!

初めて見ました。

今年のこのイベントは初めて見るものが多くて嬉しい。

チヌークから降りてきた高機動車に装備された中距離多目的誘導弾発射機が立ちあがり。

沖合までやってきた輸送艦から発進した水陸両用戦闘車AAV7が走り抜けていきます。

これも初めて見たー!!

かっこいいいいいいいいーっ(X回目)

沼津の浜辺に時々現れるようです。

千本が浜が上陸訓練用となっているので。

バリバリ発砲。

プラモ買おうかな……

積みプラフラグ発生。

16式機動戦闘車ーっ!!

これも初めて見たーっ!!!!

かっこいいいいいいいいいいいいいいいいーっっっ!!!!!!

もうカッコイイは記号にして省略したほうがいいですかね?

あと初めて見た!も。

プラモ買…………これ以上部屋を散らかすのはヤメロと妻の声がどこからか……

前進し斜面から砲身を出し砲撃しまた後退し身を隠すという稜線射撃を2輌が交互に行っています。

そして戦車も登場ーっ!!

90式戦車!!!!

かっこいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっっっっっっ!!!!

北海道に集中配備されていて少数が富士にいるだけなので初めて見ました!!

千歳周辺の公道を走る姿を見ることができるそうですがこんな巨体がいきなり対向車線や信号待ちにいたらびびっちゃうな。

プラモ…………だーかーらー同じこと言わせんな!?

そして10式戦車!!

ああ、やっぱりキミはカッコいいよ美しいよ。

それに見て!

砲身が下がっているでしょ。

あれはデコボコ不整地をガシガシ進んでいるのに砲身を細かく動かし常にぴったりと狙いを外さずに指向しているの。

車体が跳ね上がるとさらにぐぐっと砲身を下げる。

ワイングラスを砲身につけてもこぼさないデモ映像は見ますがこうして目の前で見るととんでもないテクノロジー。

もうたまりませんわ。

ここ本当に習志野?

富士なんじゃないの?

真夏の大イベント総火演なんじゃないの?

寒いけど…………

空と陸の総力投入により

前進を開始。

 

大河原デザインっぽさが魅力の車両に乗せられた03式対空誘導弾発射機が

屹立し。

うーん男らしい!!(いきなり下ネタ!?)

シン・ゴジラでは御殿場から発射したロケット弾を武蔵小杉のゴジラ足元に全弾着弾させたMLRSも初めて見ました!!!!

かっちょ…………プラモ………

発射態勢となり進撃する部隊を後方から援護します。

と、宴もたけなわ突然臨席者による出し物が始まり

”ファミコンウォーズがでっるぞー! かーちゃんたちには内緒だぞー!”と米兵たちが駆け足で登場(アナウンスが聞こえないからってテキトーなことを言うな)

ラッパが鳴りどうやら戦闘も終わったようです。

ってかこんなに大人数が空から落っことされていたんですね。

その間ヘリ全機もホバリングでピターっと整列。

とんでもない練度ですよこれは!

そして機種ごとに観客前を航過していく空のスタァたちのレヴューに魅せられ

全演目が終幕となりました。

河野太郎防衛大臣の訓示も行われ令和2年降下訓練始めおよび戦闘訓練展示も終了。

いつも防衛大臣の訓辞では見物者は帰る準備を始め、トイレに駆け込みと誰も聞いちゃいないのですが、さすがSNSで大人気?の河野太郎大臣、皆スマホでビデオを撮ったりスピーカーから聞こえる言葉に耳を傾けたりしていました。

 

 

いやー凄かった濃かった。

もう満足感で腹一杯興奮しすぎてヘトヘトです。

だけどそれ以上にね……

トイレにね……

でもきっと長蛇の列で行ったら戻ってこれない。

帰ればよいだけなのにここに居る続けるのは

きたきたきたきたー

10式ーっ!

90式も!!

正面ドーンだYO!!!

MLRSも!!!!

敵役お疲れさまの74式も!!!!!

74式はこれぞ戦車!って感じがしてかっちょいいいいいいいいいいいいいんんんんんんん!!!!!!

もう鼻血出そう。

壮観とはこのことなり。

陸上戦力の展示を行うために各車が配置位置に付くシーンをトイレを(かなり限界までだけど)我慢すればこんな素敵な光景が見ることができるとういうこと学びました。

この時点ではまだ開放されていないのでこうしてクリアでしかも上から見下ろすように見物できるのですよ。

そしてほどなくして開放。

こうして

細部の写真を撮ればさぞかしプラモ作りもはかどり……

いや、これが余計に進まないんだよなー

細かいところを知っちゃうとそれだけ再現したいことが山積みとなり未完成プラモの山も高くなっていくという……

シャアもジョニー・ライデンもアホやろ?

まぁ当たらなければどうということはないと言ってはいるけどね。

74式戦車の赤外線暗視装置の箱。

中学生の時学校で行ったスキー合宿で友だちと作った戦車の雪像に雪の塊をドンと乗せたオダくん。

ぼくらはA組でF組のオダくんとはそれまでまったく面識がなかったんだけれどその暗視装置として雪の箱を乗せたオダくんとは意気投合し……

まさかその後オダくん奥さんの友人の女性とぼくが結婚するとはねー

人生何がきっかけで大きく動くかわからなものだ……

なんだ?このシメは??

最後に我が国のBMD最後の砦となる妖精「パックさん」のお姿で終わりだよー

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