いつもの仕事終わり散歩道。
以前ほどには頻繁ではなくなったけれど月に3回くらいはお参りさせていただいている神田明神さん。
東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅から上がることが多いのですが今日は丸の内線お茶の水駅を利用して少し回り道。
降りてすぐのところにある御茶ノ水橋も目的のひとつです、
現在JRお茶の水駅のバリアフリー化エスカレーター・エレベーター設置を含む駅舎新設工事とほぼ同時に駅両側を跨ぐ聖橋、御茶ノ水橋が補修補強工事中です。
駅西側の御茶ノ水橋工事に伴いアスファルトが剥がされましたが、その結果長年の間覆い隠れていた物が姿を現したと一部の好き者の間で話題なのです。
東京都電(路面電車)の軌道跡です。
というより、東京都電と改称されたわずか10カ月後にはこの錦町線は休止、そのまま廃止となったので東京市電軌道跡といっても良いくらい古い路線です。
流石にフランジの溝にはアスファルトが詰まっていて、フラットになっていますが、それでも鉄道路線跡だとはっきりとわかる姿となっていますね。
以前より老朽化し、ひび割れたアスファルトの隙間からレールが見えたこともあったようですが、当然すぐにまたアスファルトが塗られてしまうので、こんなに広範囲に出てきたのは初めてのことのようです。
すでにカッターで切り刻まれていますが、軍事物資欠乏の折、家庭の鍋まで供出させられた時代にレールを剥がされることなくこうして軌道としての姿を残していたのは奇跡だと言えるかもしれません。
(路線の再開を考えてレールも残してあったのでしょうか)
この工事は交通量の多い場所での工事で片側ずつの作業となっているのですが、この路線は複線だったそうなので、そのうちもう片方の軌道跡も出てくるでしょうから、どんな姿で現れるのか楽しみです。
横断歩道途中からの見物となるので青信号の間に素早く、そして警備の方に迷惑をかけないようにしなければなりませんね。