ミステリー作家の有栖川有栖さんの新作の単行本「真夜中の探偵」を読み始めました。この本は、朝日新聞紙の日曜日に掲載される書評欄に、珍しくミステリーが紹介されたことが、頭の片隅に残っていたようです。大型書店に行った際に、思い出して購入しました。発行元は講談社です。
この「真夜中の探偵」は、小口(こぐち)と呼ばれる、綴じられた紙を開く側に濃紺色に染められていて、とても目立つ装丁のデザインです。もちろん、ページをめくると、ページそのものは普通の白い紙です。
この本は特別書き下ろしだそうです。現在、半分ぐらい読んだところです。とても変わった架空の日本が舞台です。平世22年の日本は、法律ですべての探偵行為が反社会行為として禁止されています。
主人公の空閑純(そらしずじゅん)は17歳の若い女性です。両親がともに有名な探偵です。母の朱鷺子は4年前から行方不明になっています。父の誠は昨年、禁止されている探偵行為をして“警察類似行為”で逮捕され、収監されています。純は大阪で独り暮らしをしながら、行方不明の母の手がかりを探します。父母に探偵の仕事を仲介していた押井照雅という人物と会った1週間後に、押井の別宅で水に満たされた木箱に入った溺死体が発見されます、その容疑者のリストに入れられた純は、自ら「水の棺」の謎を解くために調査を始め、探偵としての一歩を踏み出します。前半部は、意外と淡々とした話が続く感じです。普通のミステリーファンは戸惑うような雰囲気の話の流れです。
実は、知らずに購入したのですが、この単行本は単行本「闇の喇叭」の続編です。
この前作では、戦争で南北に分裂された架空の日本の世界が説明されています。大東亜戦争後に、日本は占領軍によって南北に分断され、北海道は“日ノ本共和国”として独立しています。日本国内では北の日ノ本共和国のスパイが暗躍し、南側の政府は警戒を強めています。平世21年に私的な探偵行為を禁止する法律が成立し、探偵狩りが行われているという設定です。主人公の空閑純は、母の出身地である奥多岐野に父とともに移住し、母の帰りを待っていました。そこで発見された身元不明の他殺死体によって、父子の日常生活が破壊されるというストーリーだそうです。
この単行本「闇の喇叭」は当初、2010年6月に理論社から発行され、今年9月に講談社から再発行されるという、本の発行元が途中で変わるというミステリーを経たミステリー本です。
ミステリー作家の有栖川有栖さんは、単行本「有栖川有栖の鉄道ミステリー旅」を出すぐらいの鉄道ファンです。ローカル鉄道を乗るだけのために、過密なスケジュールを工夫して地方に行って、ローカル鉄道に乗ってとんぼ返りする話が書いてあります。一度は乗ってみたいローカル線の旅がいくつも紹介されています。廃線になる前に乗りに行くことが必要かもしれません。
この「真夜中の探偵」は、小口(こぐち)と呼ばれる、綴じられた紙を開く側に濃紺色に染められていて、とても目立つ装丁のデザインです。もちろん、ページをめくると、ページそのものは普通の白い紙です。
この本は特別書き下ろしだそうです。現在、半分ぐらい読んだところです。とても変わった架空の日本が舞台です。平世22年の日本は、法律ですべての探偵行為が反社会行為として禁止されています。
主人公の空閑純(そらしずじゅん)は17歳の若い女性です。両親がともに有名な探偵です。母の朱鷺子は4年前から行方不明になっています。父の誠は昨年、禁止されている探偵行為をして“警察類似行為”で逮捕され、収監されています。純は大阪で独り暮らしをしながら、行方不明の母の手がかりを探します。父母に探偵の仕事を仲介していた押井照雅という人物と会った1週間後に、押井の別宅で水に満たされた木箱に入った溺死体が発見されます、その容疑者のリストに入れられた純は、自ら「水の棺」の謎を解くために調査を始め、探偵としての一歩を踏み出します。前半部は、意外と淡々とした話が続く感じです。普通のミステリーファンは戸惑うような雰囲気の話の流れです。
実は、知らずに購入したのですが、この単行本は単行本「闇の喇叭」の続編です。
この前作では、戦争で南北に分裂された架空の日本の世界が説明されています。大東亜戦争後に、日本は占領軍によって南北に分断され、北海道は“日ノ本共和国”として独立しています。日本国内では北の日ノ本共和国のスパイが暗躍し、南側の政府は警戒を強めています。平世21年に私的な探偵行為を禁止する法律が成立し、探偵狩りが行われているという設定です。主人公の空閑純は、母の出身地である奥多岐野に父とともに移住し、母の帰りを待っていました。そこで発見された身元不明の他殺死体によって、父子の日常生活が破壊されるというストーリーだそうです。
この単行本「闇の喇叭」は当初、2010年6月に理論社から発行され、今年9月に講談社から再発行されるという、本の発行元が途中で変わるというミステリーを経たミステリー本です。
ミステリー作家の有栖川有栖さんは、単行本「有栖川有栖の鉄道ミステリー旅」を出すぐらいの鉄道ファンです。ローカル鉄道を乗るだけのために、過密なスケジュールを工夫して地方に行って、ローカル鉄道に乗ってとんぼ返りする話が書いてあります。一度は乗ってみたいローカル線の旅がいくつも紹介されています。廃線になる前に乗りに行くことが必要かもしれません。
小説、シナリオ、エッセイなどの書き手になる方が学んでいます。