わが家は築70年。古民家と言えるかわかりませんが
夏は風がよくとおり涼しいです。
おじぃが子どもの頃、亡くなった大じぃさんが建てました。
カイコを飼っていたので座敷の天井は高く、床下には
部屋を暖めるため炭を置くところもあります。
昔はカイコが家計を支える収入源。一番大事にされたそうです。
天井まで積み上がったカイコ棚の下に家族は寝たそうです。
普段は感じていなかったのですが、家のあちこち見ると
なかなか趣のあるものを発見します。
その一つが玄関戸や障子の中にはめられたガラスです。
葉の模様がついた味わいのあるガラス。
でも何枚かは割れてしまい、違った味気ない模様のガラスが
はめられています。
同じガラスで統一しようと、あちこちガラス屋さんをまわりましたが
どこに行っても要領を得ませんでした。
いろいろ調べてみたら”結霜ガラス”だと判明しました。
大正や昭和初期の建物に多く使われてたものらしいです。
葉のように見える模様は摺りガラスを作る行程でニカワを塗り
それが乾くとき表面がはじけ霜の結晶のような模様になるそうです。
乾く速さによって模様が変わるため同じものは2つとないそうです。
現在では需要がない為どこも作ってないとの事、諦めました。
古き良き日本の文化は確実に少なくなっています。
物だけでなく、食も、いろんな教えやモラルも、、、
日本らしさをもっともっと大切にしていきたいです。
父ちゃん
摺りガラスがありますが、先日家の修理で
大工さんが、入ったとき、似たような事を言われてました。
もう、こういう仕事をするところがないから
大事にした方が、いいですよって。
古いものが、逆に新鮮に感じますよね♡・*:..。♡*゜¨゜゜・
そのスピードにはとてもついていけません。
本物を長く使うとか、大切にしていけば
必ずその価値が出るときが来ると思います。
物だけでなく、こだわりをもってコツコツ
人生積み重ねて行けば、今は蕾でもきっと
花開く時が来ると信じたいです。
1クラスの人数が40人いたので、繭からほんの少しずつ糸を巻き取って持ち帰った記憶があります。
私の実家にもまーぼーさんのお宅のようなガラスがありますよ。と言っても安いすりガラスのような模様ですが・・・。そういえば昔はこんなものがあったよね・・・っていうものをたくさん思い出しました。
母方の祖母の家にあった手巻きのデジタル目覚まし時計とか(電光ではなく1分ごとに数字がパタ、パタと音をたててめくれる時計)足ふみミシンとか。
今も十分使えるのに部品がないという理由で廃棄せざるを得ないものって身の周りにけっこうあるんですよね。
数年まえに「Always」という映画があって、その時代を知らない監督・出演者の映画だったのに多くの人が引き付けられたということはまだ、日本人の心の奥底に純粋な部分が残っているのでは・・・と思いました。でも、その映画も流行の一部なのかもしれませんが・・・。
私が子どもの時はまさにあんな感じでした。
今のように便利で何でも手に入る時代では
なかったけど、なぜかみんなイキイキして
楽しかったです。
世の中が殺伐としておかしな時代になったので、よけいにあの頃を懐かしく思うのではないでしょうか。