公園や道沿いに沢山咲いているオシロイバナはいつも見掛けていて
一度撮って見たいと思っていたが、いつも開いて無くて萎んだままだ
偶々出掛けた帰り道で・・・おお~今日は開いている チャンスだ~
沢山開花しているので、どれでも良いが、シベも撮りたいと探してやっと撮れた
調べてみると
オシロイバナは夕方4時頃に咲き、そのまま翌朝8時頃に萎む1日花だって・・・
道理で夕方に撮影出来たわけだ~
オシロイバナ科の多年草又は1年草、南アメリカ原産で江戸時代始め頃に渡来した帰化植物、
江戸時代の子供たちがおしろいのようにして遊んだことからこんな名前がついたようです
花期は6~10月、根や種に毒があり口に入ると下痢の原因になる
オシロイバナの花は花弁は無く、花弁にみえる筒状の花は萼片です
花の根元にある緑色のがくのようなものは総苞です
萼片5枚 花弁は無く、雄しべ5個 雌しべ1個だそうです
上図をご参考にしてください
オシロイバナの花には赤、白、黄色があり、3色の他に色が混ざったものがある
しかも同じ株から咲いている花もある 上の写真は赤と白が同じ株から咲いていた
更に調べていき、ネットからフリーの写真をお借りして受粉の様子が分かった
これは雄しべで、葯は2つの葯室がある
左の葯室が開き、丸い花粉が出て来ます
丸い花粉です 拡大すると表面はでこぼこしています
雌しべの柱頭です 柱頭は表面積を稼ぐ為に突起物が
付いていたり、でこぼこになっています
まるでキノコのような突起物が付いています
夜に花が開き、花筒が長いので、吸密は口吻の長い大型の夜行性鱗翅目でなければ
困難です、日本のオシロイバナでは主にスズメガが吸密し、送粉に関わっています
カラスウリやサギソウもそうらしいです
花が終わるとがくが落ち、子房が膨らみ始め次第に黒く硬くなります
子房を包んでいた苞葉は残ったままです
黒くなった実の断面です、1個の種子が育てられます
白い部分は胚乳で、発芽する時の養分になります
この白い部分がおしろいで、昔の子供たちはこんな
堅い殻から白い粉を見つけたもんですね~
(追)オシロイバナの花模様は、普通の遺伝学では理解できない遺伝をするそうだ
ご参考に、日本植物生理学会 Q&A https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=2060
2020、9、8 撮影 いつもの通りで
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