2014年9月12日 龍口寺の仁王門まで来ると既に沢山の人出であった
ここは江の島に近い日蓮宗本山寂光山龍口寺
人出いっぱいのすばらしいお祭りだと聞いてやって来た
来る途中に見掛けたポスター
聞けば毎年9月11日、12日を「龍口寺法難会」と定めて
厳粛に且つ盛大に大法要が営まれるそうだ
今日12日は
午後6時 ぼたもち供養大法要
午後7時 万灯練行列供養 となっている
来る途中の国道の両側に露天が沢山並んでいた
こんなに多くの露天が出るからには盛大なお祭りなんだろうなぁ~
山門より入ると周りは提灯でいっぱい・・・本堂まで続いている
参道では、ここにも露天が並んでいる 五重塔もライトアップされている
8月に竹灯籠まつりが行われた時はこの辺り一面に竹灯籠が並べられていた
既にぼたもち供養が始まっているのだろうか~大本堂より読経が聞こえてくる
大本堂には沢山の人が・・・読経が終わり、ぼたもちまきが行われるとの説明があった後
本堂内でいっぱいの人に向かってぼたもちがまかれている
本堂前の両側には柵が作られていて、万灯練行列供養の折は
柵の外側から撮影することになるので、今はその場所取りをしておいたが良いですよ
って教えて貰った
今しがたぼたもちを拾ったという方が隣に来て、「それは良かったですね~」と言うと
拾ったという袋から出して一つ頂いた 親指大の飴のようで口に入れると無味だった
警備の人の案内で本堂前の柵の中には参拝者がいなくなった
もうそろそろ始まるのかな~と思っていると下の階段から掛け声が聞こえてきた
かねと太鼓に大きなかけ声と共に講中が上がって来た
万灯練行列供養が始まるようだ
万灯が引かれて本堂前へ出てきた
塔の壁面の灯かりの点いている所にはすばらしい絵が描かれていた
回りにぶら下がっている白い飾りは
「日蓮上人が亡くなった時、庭先の桜が季節外れの花を咲かせた」との言い伝えから
枝垂れ桜が満開のように紙で作った造花が飾られているそうだ
勇ましい男のまとい振りが始まった
本堂前の柵で作った広い場所で、かねや太鼓を打ち鳴らし、大きな掛け声に
合わせて纏(まとい)を振り回す 演者は汗びっしょりになっている
講中の人達が入れ替わり纏を振り回す
かねと太鼓のテンポが次第に速くなってくる それ~と気合が入ってくる
早いテンポのかねのリズムに合わせて振り回す 大迫力だ~
ひとしきり演じて大拍手を受けながら本堂前に出て行く
その後には「うちわ太鼓」を持った女性信徒が太鼓を叩き掛け声をかけて後に続く
講中は信仰者の集まりでお寺さんの檀家達や土地の青年団で構成されている
神奈川県内の地元藤沢・鎌倉・逗子をはじめ三浦や茅ヶ崎・小田原、相模などからも来ている
遠く東京品川からの講中もいたのにはビックリ~
階段下の参道で纏を振って待機していた講中は住職の合図で本堂前に上がってくる
そしてこの講中のまとい振りが始まる
かねやうちわ太鼓に合わせてまといを振り回す
講を表す纏の頭は それぞれ異なる 頭の下は馬簾と呼ばれる皮の房飾り
持ち手は木の棒で出来ているがかなり重いので振り回すには相当な腕力が要る
女性のまとい振りに代わった おおっ~大変カッコいいね
天に向かって振り回している
周りはカメラマンがいっぱいで、本堂前に居たお陰で目の前で撮影出来た
小さな女の子も小さなまといを回している
こちらの女性は相当なものだ~男性に負けじと振り回している
この講中が演技した後次の講中が上がって来て同じように纏を振り回す
こんな講が20余り来ているそうだ
階段下の参道では座間入谷の講中が纏を振り回している最中だ
本山龍口寺の提灯を撮って終わりにしよう
本堂前ではまだまだ続いているようだ
山門や仁王門からの参道は講中のために一方通行になっているので
帰りは龍口会館の前を通り道路に出ると仁王門の前に出た
これから行くのだろうか大きな万灯を押していた
その横を江ノ電が走る
江ノ電を前にしてここでも纏を振り回している
回りには講の人が居て、かねや太鼓で元気付けをしている
元気いっぱいにビックリだ
仁王門前で振り回して参道で振り回し、その後本堂前で振り回す
汗びっしょりになるのも無理は無いと思った
始めて見る「龍の口法難会」は大変勉強になった
2014,9,12 藤沢 龍口寺にて
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