おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

白の巨塔ー大学病院の傲岸不遜の顔

2011年12月09日 07時11分53秒 | 日記
寒くなった。今年の天気は温暖、寒冷が交互に到来し、人の体の健康を揺さぶり続けるようだ。

自然の力に負けないように自分で工夫して健康を保持しなければならぬ。

昨日は2月ぶりの目の定期検診で大学病院へ。

街へ下るのは久しぶり。

小雨が降っていて、車が渋滞していつもより随分遅く着いた。

しかし、眼科では待ち時間少なく、すぐ検査と診察が行われた。

眼圧、右14、左12。まあまあというところかー

視力は左が若干見えにくかったのだが、乱視の所為だろうと検査技師は応えた。

主治医によって開いた瞳孔を顕微鏡みたいな道具で覗いて調べる。

「下を向いて、左下、左、左上、真上・・・」詳しく調べ、「異常なし!」の結果。

今度は3ヶ月後。

皮膚科にも予約を入れていた。眼科が8時半、皮膚科は11時。

しかし、眼科が早く終わったので、病院についてすぐ受付を済ませていたんで、9時半には皮膚科へ行って予約表を提出。「今日は早く終わるぞ」と待合室で待ち始めた。

しかし、昨日は患者が多かった。待てど暮らせど呼ばれない。

昨日は読みかけの本3冊持っていっていたので、ずーっと本を読んでいた。

2時間経過した時点で、堪忍袋の緒が切れた。「まだですか?2時間待っています。私よりも後で来た人が次々に診察室に呼ばれていますけど・・・」

「しばらくお待ち下さい。調べてみます」

「担当の先生はそちらは患者さんの順番5番目です」

「もう一つ病院に行かねばならないので、先生は誰でもいいので空いている先生に診てもらえませんか?」

・・・
暫くして受付の女性の答え。「キャンセルされるか、このまま待つかしかないです」

ここで切れた。「キャンセルって簡単にいうけどこれまで待った2時間どうするのですか?馬鹿なことを言わないで

怒って言ったのでまた彼女困り果て奥に消えた。一時待っていると、「別の先生が診るそうですので、どうぞ」という。

診察室の中でも、ちぐはぐな対応だった。

私は主訴は顔の頬の黒いいぼ状の小さな突起物。悪性腫瘍の心配できている。

「以前こちらで肩と腰にあった同様の症状を診て貰っています。その時に顔のこれも診て貰っているのではないでしょうか?」

「それはいつ?」

「詳しくは覚えていませんが・・・」

医者は手元にカルテを持っている。それを見ようともしないで(病歴の確認ーカルテって医者が先ずやるべきことではないのか?)、黒いいぼ状の突起をじっと診て、「これはおそらく老人性の・・・でしょう。確定診断するためには細胞を取って検査するしかないのですが、顔だしお勧めしませんが・・・」

これでこの医師に対する信頼が失われた。「わかりました」と部屋を出る。まさに「2時間待ちの3分診療」だ。

あーあ皮膚科に来るんじゃなかった・・・

弟が入院していた神戸大学付属病院では回診に立ち会ったが、その際の医師の説明態度は丁寧で紳士的だった。同じ大学病院といってもこことは全然違う

不愉快な感情を抱いて、大学病院を後にした。皮膚科にはもう来ないぞ、ちきしょう

この後妻の乳がん検査に付き合い、さらに19日予定の胃腸の同時内視鏡検査の病院へ向かった。今日は「病院デーだ」

検査の説明を聞いて、(毎年やっているのであんたが来る前から病院掛かっているので掌握しているよ!)下剤を貰って帰った。心がささくれ立ってしまっている。

熊本では地域医療が荒廃していると最近新聞で書かれていた。

どんなに優遇措置をとっても、医者は田舎には行こうとしないのだそうだ。

少し頭が良くて幼児から塾に通わされて英才教育を受けてきた医学部の学生達に、地域医療を目指そうとする純粋な志なんて希薄なのだろう。

街で外車乗って看護婦をとっかえひっかえで、患者の顔が札束に見えるような医者にいのちを任せることなんてできないと思うのだが、「赤ひげ先生」はもうこの世にいないのだから、それでも我慢して患者は平身低頭、神様仏様、お医者様と拝んで受信するしかないんだろう・・・

間違っているぞ医療行政、医学教育