正月を迎えてニュースを見ると意外なものが伝えられている。
北アルプスで、槍ヶ岳で、奥穂高で遭難、救助要請。
元旦に高山に登ってご来光を迎えようと計画して雪山に登るのだろうか?
山は素人で近くの1500m以内で登り易い安全な山を選んで登ることを常としている。
阿蘇五岳のどれか、外輪山。どこも安全だし、それでも装備はもしかのためにしっかり、案内人をつけしか登らない。
傾向として、登り始めると次第に高い山へ、きつい条件の山へと移行していくのだろう。
しかし、寒いし雪深い冬山へ危険を犯して登る気持ちがわからない。
異常気象が続いて異常であることが常態化している今日、ナニがあるかわからない気象状況のなかで雪山へ登ることは遭難することを覚悟に登る筈。
遭難=死、これは覚悟の上だろう。
3000m級の山で遭難して救難要請をすれば、必ず2次災害のリスクを伴う。
救助に向かう警察、地元住民だって必ず遭難のリスクを抱える。
登山は自己の趣味であり、誰のためではなく自分の利益(物質的なものではなく目に見えぬ価値があるー)のために行者僧の如くきつく辛い体験をあえて望んで行くのだろう。
三千日回峰行も四国88箇所めぐりの遍路にしても行き倒れになるときは杖が卒塔婆の代わりなると聞いたことがある。その覚悟が必要だし、行とは常に死が背中合わせにあることその中で「悟り」の境地へ到る事ができるのだろう。
この異常な低気圧に被われた日本列島、平地でも雪で事故が多発している。
危険を冒して雪山高山に登ることは止めたほうがいいのではー
ニュースを見ていていつも感じることだ。