2016年10月23日 泰阜ダム
泰阜ダムは長野県下伊那郡泰阜村(右岸は下伊那郡阿南町)の天竜川本流にある中部電力の発電用重力式コンクリートダムです。
1931年(昭和6年)に天竜川電力と統合した矢作水力は天竜川本流での水力発電事業に乗り出し、同年に着工1936年(昭和11年)に竣工したのが泰阜ダムで、天竜川本流に建設された最初の本格的ダムとなります。
ここで取水された水は泰阜発電所に送られ最大5万2500キロワットの発電を行っています。
泰阜ダムは県道83号線沿いにあり、堤体直下まで接近することができます。
地形に合わせて角度を変える左岸の導流面の作りがなんとも言えません。


消しゴムの様な石は放流水の減勢工の役目です。

仮排水路でしょうか?

泰阜発電所とダム。

左岸の発電所に通じる道からもダムが望めます。


ゲートをズームアップ
扶壁に階段がついています。

水に削られたせいでしょうか?導流面はうねっています。
この凹凸がコンクリートをまるで生き物のように見せます。

天端通路の上流面はアーチになっています。。

0989 泰阜ダム(0673)
近代土木遺産
長野県下伊那郡泰阜村
北緯度分秒,東経度分秒
DamMaps
天竜川水系天竜川
P
G
50メートル
143メートル
中部電力(株)
1935年
◎治水協定が締結されたダム