新聞をはじめ、マスコミの取材について。
大多数の記者は、良識もあり、偏った聴き方をすることはない。しかし、はじめから、誘導先が決まっているとき、誘導質問をすることがある。はっきりと、「この結論」に導きたいという意図が記者にあれば、なおさら、誘導質問になりやすい。また、インタビューを部分的に繋げて、まったく逆の発言をしているように、編集することも可能だ。とくに気をつけるべきは「Yes、No」で答えさせる質問だ。
「Yes,Yes、Yes」と答えさせて、反対意見にも、「Yes」とつい言ってしまう習性を逆用するケースがある。ご用心、ご用心。
おそらく、今回も記者と世間話をしているとき、思わず「イスラム圏の国々は仲が悪くて喧嘩ばかりしていますね。」の問いかけに、「Yes」と言ってしまったのではないでしょうか。
もっとも、IOCも今回の猪瀬都知事の発言を問題視しないと早々とコメントを発してくれた。
やれやれ、といったところだ。
皆さんも、日頃からご自身の発言にはご注意ください。