小島教育研究所

教育関連ブログです。数学を筆頭に学問全般に渡る有用な情報を提供致します。
東海生、名高生、半高生に最も読まれています。

2014年度東大入試理系数学について。

2014-02-04 | 国公立大学二次試験

 過去、円周率が3.05より大きいことの証明や、三角関数の加法定理を述べさせ、あわせてその成り立つことを証明させたことのある東大理系入試。さて今年はどんな問題が出るだろうか?

東大入試では、頻繁に使われる、「二項定理」などは良い題材です。例えば、

『(1)二項定理について述べよ。

 (2)それが成り立つことを証明せよ。

 (3)二項定理の応用問題。』

これで立派なセット問題です。東大入試1番としてふさわしい問題ではないでしょうか。

 

※注意:

(1)Σを使って述べること。

(2)無論、数学的帰納法を使います。

 

伝統的に、東大は二項定理が好きです。(整数問題とからめて)

最近めっきりお姿が見えない「佐治さん」(臨海セミナー所属?)

彼の解説は短時間で要点をついたものです。(毀誉褒貶、色々あるようですが・・・)

「東大入試数学解説 佐治」 で検索すれば、YOUTUBEで動画がご覧になれます。

佐治さんの最近の動向は?(某医学部に入学し、現在、医学の勉強中!?との情報あり。本当か?) 

以上、「東大入試数学」の参考になれば幸いです。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東大推薦入試について。

2014-02-04 | 国公立大学二次試験

 既報の通り、東大推薦入試の概要が発表された。後期試験廃止に伴う措置である。

学校推薦とするが、内容はきわめてAO入試に近い。特色ある生徒を募集することが狙いである。

単純なAO入試だと応募者多数で、事務処理が大変なものとなる。そこで、学校推薦で各校からの応募者を1,2名に限定し、最低学力保証として、センター試験得点の下限を8割り程度とした。しかし、慶應義塾大学が一昨年までセンター試験を利用していたのを、廃止した背景を勘案すると、東大の推薦入試の合格者のセンター試験は合格者の平均得点率が95%前後になることは容易に想像がつく。学力的にハイレベルでかつ高校生離れした、卓越した才能を発掘しようとする強い意欲を感ずる。そうなると、一部進学名門校の寡占が予想される。サンデー毎日、週刊朝日の学校別進学実績に名を連ねる学校の独壇場となる可能性が極めて大きい。残り数パーセントを地方の無名校が座席を奪い合う形になるだろう。そうなると、事実上の推薦指定校が出来上がるのではなかろうか。試験は型どおりで、暗黙の推薦校指定枠が出来上がるかもしれない。

やはり、今後の動向が気になる。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする