美しい曲を聴くことは、頭脳の働きを活発化するといいます。心を静める意味でも、いい音楽を聴くことをお薦めします。
管弦楽組曲、ブランデンブルク協奏曲、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータⅠ~Ⅲ、リュート組曲、チェロ組曲、平均律クラビア曲集、マタイ受難曲、ミサ曲ロ短調、音楽の捧げもの、他が有名である。
多くの名曲を含み、「G線上のアリア」「ラバーズ・コンチェルト」など愛好家は多数である。
ソチ冬期五輪では、フィギュアスケート女子の村上佳菜子さんのショートプログラム用のViolin museがバッハのヴァイオリン・パルティータ第2番終曲「シャコンヌ」を主題としています。
この「シャコンヌ」はⅠ曲で、概ね14,5分という長い演奏時間です。ヴァイオリン、ギター、リュート、ピアノと器楽曲として、多くの演奏家によって演奏されています。ヴァイオリンでは、グリュミオ、シェリング、ハイフェッツ、パールマンなどの演奏が優れています。日本人では、庄司沙矢香さん、諏訪内晶子さんの演奏がお薦めです。庄司さんは1999年パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール一位でしたが、これは史上最年少の快挙でした。また諏訪内さんは1990年度チャイコフスキー国際コンクール(ヴァイオリン部門)一位でした。お二人は現在も国際的に活躍されています。
ギター部門では、アンドレス・セゴビアとナルシソ・イエペスが優れた演奏を残しています。
お年の若いだけ、イエペス先生の動画その他が多く残っていますので、YOUTUBEで検索してください。「ナルシソ・イエペス」で検索すれば「シャコンヌ」はすぐ探せます。
バッハの原曲を忠実に演奏するのはかなりのテクニックがいります。セゴビア、イエペスは32分音符まで忠実に再現し、かつ通奏低音もしっかり音出ししています。しかし、なんとヴァイオリン界で、これを実現できているのは、庄司さんが史上初めてではないかと思います。(これは私の独断かもしれませんが・・・)
ピアノではプゾーニの編曲で有名です。原曲のよさを表現出来ている演奏は、残念ながら多くは知りません。
オーケストラ用には、指揮者の小澤征二さんにより、「斉藤記念オーケストラ」の「シャコンヌ」演奏が有名で、これもYOUTUBEにて視聴可能です。