小島教育研究所

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世界遺産、白川郷と五箇山の合掌造り。

2018-10-28 | 日記
岐阜県側の白川郷、富山県側の五箇山。1995年に日本では6番目の世界遺産の指定を受けました。
現在日本では合計22箇所の文化財と自然景観が世界遺産に指定されています。

合掌造りの特徴は、
1.切り妻造り
2.屋根のサス後構造
3.釘を使用しない

主な産業
1.火薬の製造
2.和紙の製造

伝統芸能
五箇山のこきりこ節

例えば、白川郷の写真を見て、何か気付きませんか。どの合掌造りも粗同じ方向を向いています。
なぜだか分かりますか。

切妻面がそれぞれ南北に向いています。これは風が屋根にそう形になっており、屋根の片側だけに風を受けないようになっています。風は山間で、南北に吹きます。
また、屋根が東西に向いており、雪が均等に屋根に積もり、雪の重さをバランス良く東西の屋根に振り分けられています。もし、屋根が南北に向いていたら、南側の屋根が常に風を受け、雪も南側だけが溶け、北側は雪が降り積むことになります。

地震に強く、風にも、雪にも強い合掌造り。現代建築にも応用できそうな技術レベルを達成しいます。






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