国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

はじめに

私(Yasuhiro)とボリビア人のLinda(通称)は2015年9月29日にニューヨークで結婚しましたが、翌2016年の1月3日にも妻の実家があるコチャバンバで式を挙げました。3ヶ月以上もの日を措いて2度結婚することになった訳ですが、その「たいへんだった」経緯については「結婚@NYまで」のカテゴリーにまとめています。

地鎮祭

2015-12-06 | 日記


昨日Lindaから写真が送られてきました。店や路上で売られているお菓子や絵やリャマの胎児(死骸?)などを買ってきて紙と一緒に燃やしています。これは大地に祈りを捧げるための "K'oa" という儀式で毎月最後の金曜日に行われるそうです。(ちなみに彼女のお姉さんが近い内に家を建てられるそうですが、それとも関係があるのでしょうかね?)
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天国と地獄

2015-12-06 | 結婚@NYまで
「ニューヨークでは誰でも簡単に結婚している」というLindaの言葉に嘘偽りはありません。手順はこちらに出ています。(なお "View a sample Marriage License" の方はダウンロードしたファイルに拡張子が付かないようですので、読めない場合は末尾に ".pdf" を加えて下さい。)City Clerk Office(日本語には訳しにくいですが、市役所の結婚業務取扱事務所といったところでしょうか)へ行ってマリッジライセンス(婚姻許可証)を取得したら24時間が過ぎるのを待って結婚。それだけです。(注:あくまでこれはニューヨーク州のルールであり、当然ながら他の州にはその州のルールがあります。ちなみにハワイもニューヨーク州と同じくらい緩いそうです。そういえばラスベガスはもっと簡単かもしれません。またしても「フレンズ」で恐縮ですが、レイチェルとロスが酔った勢いで結婚してしまうという爆笑エピソードもありました。ルール上は十分起こりうるんですね。我に返った二人は結局別れることにするのですが、3度目の離婚になるのが嫌なロスは「泥酔していたので結婚は無効」で押し通そうとします。あれもおかしかったな。)

そのライセンスを発行してもらうために必要な書類は以下の通り。

One of the following age-related documents:
1. Birth Certificate
2. Baptismal record
3. Naturalization record
4. Census record

and

One of the following identity-related documents:
1. Driver’s license
2. Passport
3. Employment picture ID
4. Immigration record

ここで肝心なのは年齢に関係する書類と身分に関する書類について、上の全て(4×2=8)ではなく各1種類あれば十分という点です。(少し前までボリビアでの結婚を実現させるべく四苦八苦していたことを考えたらまさに天国です。)うち後者は短期滞在の日本人ならほぼ自動的に2のパスポートでしょう。一方、前者について調べてみたら、日本で取得した戸籍謄本を在ニューヨーク日本総領事館に持って行き、英語の出生証明書を発行してもらうとありました。こちらで書式と見本がダウンロードできます。(謄本を自分で翻訳して、あるいは誰か英語の得意な人に訳してもらい、最後に「正確かつ真正な翻訳である」と署名してもいいみたいですが、手数料がかかっても領事館に頼む方が確実です。)

少し気懸かりだったのが申請してから交付されるまでの時間。もし翌日まで待たないといけないということなら、月曜に出生証明書を申請→火曜に受け取って直ちにマリッジライセンスの申請→水曜(24時間後)に結婚したら空港へ直行(11:54フライト)という分単位のスケジュールになってしまいます。(そんなことで芸能人みたいな気分は味わいたくないです。)ですが、領事館にメールで尋ねたところ「早ければ30分、混んでいても1~2時間で交付できます」との返事で一安心。さらに、ニューヨーク市内の役所数ヶ所を廻ってくれたLindaによれば、マンハッタンの事務所ではそれすら必要としない(パスポートのみでOK)とのことでした。

そうなるとあとはもう行くだけです。衣類はこの前ミシガンで交換してきたのがあるから最小限でいいとのこと。お土産は少し詰めましたが、ほとんどスーツ1着と靴1足だけの荷物でニューヨークへ飛び立ちました。
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