少子化に悩む少年野球監督

少子化で部員減少に悩む少年野球チームの監督。その就任からの記録です。

本当にあった恐い話

2013-08-09 | チーム関係の事
それは、合宿一日目の夜。
夜の12時を廻った頃でしょうか。

朝早くの出発に、一日中の練習で、子供も大人も寝静まったホテル。
廊下を足を引きずる様な音が
隣の部屋を通過して、部屋の前で止まった。
耳を澄ますと「ハァ、ハァ」と荒い息づかいが
ドアがゆっくり開く
そこに立って居たのは、コンビニの袋をぶら下げた汗だくの男が

「ギャー」


ミーティングも終わり、消灯時間になって
軽く一杯。と始まり、暫くして
「腹、減ったなぁ。コンビニでサンドイッチでも買って来る。」と
部屋を出て行ったコーチの一人。
長い坂を上がりきって左手にあるコンビニでサンドイッチを購入。
時間にして15分程度。

コンビニを出て、来た道を戻っていたはずが、
いつまで経っても泊まっているホテルが出て来ない
下って来た坂を逆戻りに登り始める。
今度はコンビニが出て来ない。
ホテルもコンビニも出てこない、出てくるの汗
雨上がりの夜の湿気だけのせいでは無い。
冷んやりとした嫌な汗。

アッチの坂を登り 、コッチの坂を下り。
彷徨い歩くこと1時間

タクシーの営業所の灯りが
「道に迷ったんですが
「何処に泊まってるの?」
「・・・」
「ホテルの名前は?」
「分かりません
「しょうがねいたなぁ。近くに何かあった?」
「隣に足湯が有った様な、場所は道の角だった、
ホテルの名前にカタカナが入っていた気がします。」
「足湯に角ねぇ。 それは○×楼じゃないか?」
「それ、カタカナ入ってないし

そんな押し問答の後
運転手の一人が
「ソレ、そこじゃないか?」
外に出てみると、確かに泊まっているホテル。
営業所に入る時には気が付かなかった

って、もう、子供じゃないだから、
ホテルの名前ぐらい覚えておけよなぁ
合宿のしおりに名前も電話番号も載せているのに。
子供だったら、凄い怒られていただろうに

この話、多少、盛っていますがほぼ実話
私は朝食の時に聞いて、
サンドイッチが入っているコンビニ袋をぶら下げて、
汗だくで、坂を登ったり、降りたりしている姿を想像したら
ツボに入って、暫らくご飯が食べれなかった

しかし、良く帰って来れたなぁ
本当にあった怖い話愉快な話。でした
コメント (2)
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