少子化に悩む少年野球監督

少子化で部員減少に悩む少年野球チームの監督。その就任からの記録です。

ファーストストライク

2019-08-27 | 新しい役所
タジケンさんのメルマガ
タイトルは「コントロールの考え方 その2」からです。

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ドジャース、ヤンキース、広島で活躍した
黒田博樹投手の『クオリティピッチング』より紹介します。

「投手経験のある方は、こんな体験をされたことはないでしょうか。

ノーポール2ストライクと追い込んだとき、
「次の球はポールでもいいや」と思って投げると、
普段は狙ってもなかなか投げられないような、
ギリギリいっぱいのものすごくいいロケーションに力強い球がいき、打ち取れた。

これには、投手ならではのメンタルが影響している、と僕は思います。
投手のメンタルからすれば、三振も狙え、
強いボールを投げたいという思いが湧くこの状況は、
一方で最悪ボールでもいいという気持ちの余裕があります。

バッター心理としては、もちろん三振はしたくないでしょうし、
狙い球も絞りづらく不利に感じている。
つまり投手はメンタル的にかなり優位に立っているわけです。

そしてこの投手にとって、メンタル的に優位に立っていることが、
ストライクゾーンに置きにいかなくてもいい、
腕を振れる状況をつくり出し、集中力を増し、
ギリギリいっぱいのいい球を生むわけです。

そう考えれば、授手は常にこのメンタル的に優位な状況をつくることができれば、
打ち取れる確率が高まることになります。

その点で僕は、「初球をいかにしてストライクにするか」
ということがもっとも大切だと考えています。

どんな形であれ初球ストライク、「ノーポール1ストライク」という
カウントをつくることができれば投手はかなり優位になるのです。

それはバッターの心理を考えてみるとよく分かります。
ノーボール1ストライクというカウントにおいて、
バッターは、「追い込まれたくない。
追い込まれる前に打っていきたい」という心理が働きます。

つまり「次でなんとかしとめたい」と思っているわけですから、
少々際どいボール球にも手を出そうとしますし、
甘いコースであれば力んで振ってきます。
投手からすれば、その心理を逆手に取ることで、
打たれる可能性は格段に減ります。

(以下略)
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日曜日、グランドを作っていたらヨウタが近寄ってきて、
自分の投球数別の打率を出したって話をしてくれました。

グランドを作っていたから細かな数字は覚えてないけど
球数が増えていくのに比例して打率が悪くなっているって。
「全然違うからビックリした」って。

試合ではファーストストライクから振って行けって言っています。
理由は黒田さんの話しの通り。
ピッチャーはストライクから入りたいはず、
特にストレートしか投げてこない学童野球。
見逃す手はないって思いません?

「何で球数が増えると打率が悪くなると思う?」って聞いたら、
「三振したくないから、当てに行っちゃうからかなぁ。」
「だよなぁ。追い込まれるとストライクゾーンを広めに取っちゃうから、
ボールも振るしね。」

絶対ファーストストライクを見逃していたヨウタ。
打席毎にファーストストライクって言っていた効果が出たのか、
最近はファーストストライクから振って行っている。

自分で計算をして、さらにその意識が高くなったのでは
コメント (2)
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