「武士道シックスティーン」の作者の警察小説。
最初は、大した話に思えなかったが途中からどんどん面白くなってくる。
それぞれ一見関係ない話が、有機的に絡んでくるからだ。
- 闇一重(やみひとえ、2007年4月号)
- 蛍蜘蛛(ほたるぐも、2007年7月号)
- 腐屍蝶(ふしちょう、2007年10月号)
- 罪時雨(つみしぐれ、2008年1月号)
- 死舞盃(しまいさかずき、2008年4月号)
- 独静加(ひとりしずか、2008年7月号)
と6つの短編の連作。
最初は主人公が誰かもわからないので、漠然とした印象を受けるのだ。
この次は「フタリシズカ」という作品でも書くのだろうか。
植物の名前で「ヒトリシズカ」と「フタリシズカ」があるので、ふと思いついたのだ。