漫画のファンだし、ヒロインの広瀬アリスがご近所の子なんで珍しく新作で借りてきた。
しかし、キャスト、脚本、監督がすべてだめという「痛い映画」だった。
キャストは主人公と脇役の一部を除いてほとんどミスキャスト。映画館で観てきた息子の言うとおりだった。
御影の父に竹内力というのが特にダメ。私だったらピエール瀧にする。
校長もなんでお笑いを持ってくるのかな。
脚本は原作への愛情を感じないし、八軒の成長の過程が見えない。
ダメな映画の特徴は、
①何故かトイレのシーンがある。
②アップが少なく、ロングショットが多い。かといって、長回しでもない。
③卓球のシーンのように、余計なものを付け加える。
④何を言いたいのかわからない風景のシーンが入る。
全部当てはまる。
「純喫茶磯部」の監督だという時点で気がつくべきだった。
原作を凌ぐ映画になれば原作も刺激を受けて連載がもっと面白くなるのに、小学館は何を考えてこの監督に頼んだのだろう。
広瀬アリスは初めて観たが、カミさん曰く「ショートカットにしたらお母さんそっくりになった」そうだ。登校時の旗振りで一緒だったらしい。「イタイ映画」でかわいそうだった。