演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

ジェノサイド

2021年05月20日 22時26分25秒 | 読書

ノンストップ一気読み、と紹介されていたので図書館で借りてきたが本当に一気読みしてしまった。
詳しいあらすじはウィキペディアの「ジェノサイド」を読んでもらった方が早いだろう。
どうみてもSFなのだが、ミステリー枠になっているらしい。

途中途中の専門用語がいかにもそれらしく、かつ正しいのかどうかも判断できないので、雰囲気に流されてしまう。じっくり読んでも分からないものは分からないので、深く考えずに「そんなもんなのね」と字ずらだけ追いながら読んだ。
「南京大虐殺と関東大震災時の朝鮮人虐殺について書かれているが、これは「コンゴ、ルワンダ、ナチスの虐殺を書きながら、日本がしたことを書かないのは不公平だと考えた」ため」とウイキペディアにあるが、南京大虐殺はあったらしい、というあいまいなもので、読んでいて違和感を感じた。
結末は、いささかご都合主義のような気がしないではなかった。

あまり知られていない、アフリカの現状、特に現在も行われているピグミーの虐殺が物語の副旋律になっており、その点も面白かった。


WEB小説

2021年05月20日 06時47分53秒 | 読書

昨年、仕事を辞めてから、やや引きこもりになり、図書館で本を借りてきては読んでいた。

近藤史恵の自転車シリーズや時代物などを読んでいたのだが、ネットの「小説を読もう」に投稿されている「本好きの下克上」を読んで以来、このサイトの小説にどっぷりはまって、現在に至っている。

面白かったのは「本好きの下克上」、「クロの戦記」、「おかしな転生」、「八男って、それはない」、「薬屋のひとりごと」だったが、残念ながら完結しているのは「本好きの下克上」だけだ。



こうした、WEB小説の多くが書籍化されたり、コミカライズされており、かなり売れていることから出版業界は一時期の不況を乗り越えているらしい。

全部無料で読めるので、お勧めなのだが、はまると2週間ぐらい、読み続けても終わらないので、注意が必要だ。あと、ゲーム用語とか異世界物特有の魔物が出てくるものがあり、ゲームをやらない私には最初分かりにくい作品も多かった。

前述の5作品は、「おかしな転生」にドラゴンなどが出てくるのを除いて、そういう要素がないので、ゲームをやらない人にもお勧めだ。