演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

ストレンジシード

2021年05月31日 20時44分34秒 | 演劇

数年前から、5月の連休に静岡市が企画している主に野外で演じられる演劇やダンスなどのパフォーマンス。
大道芸とどこが違うのか、あまり明確な線引きもなく、観るのは基本無料であるため、30分未満の短い作品が主体となる。
今回は、静岡学園出身の大石慶が出るというので観に行ったのだが、彼の作品(「few」)はなかなか面白かった。
ただ、やはり照明がない、場が解放されすぎている、入場料が発生しないから観客が無責任、とうことを勘案すると松本演劇祭のように市内のいくつかの劇場を使って、ある程度長さがあって、入場料を取る芝居を上演する方が望ましいと思う。




5月4日の大石慶の舞台。一人芝居だった。


草笛物語

2021年05月31日 20時37分16秒 | 読書

葉室麟の青春時代もの。
あまりできの良くない若侍が、若殿に可愛がられ、藩内の陰謀に巻き込まれていく物語なのだが、まとまりがなく、登場人物もぼやけていて魅力が少なく、結末もやっぱりね、というもので残念だった。
読んでいてつらくはないので、文章はうまいのだろう。