ほしおさなえのSF小説。あらすじは講談社ノベルスより。
「すべてはあの町から始まったのよね」
母が最期に残した言葉の真意を知るため、独りきりになった少年は母の故郷を訪れる。
手がかりは古いモノクロフィルムと未完の小説。
町は徐々に陥没がすすんでいて、一部が大きな湖に飲み込まれていた。
湖底に残された“思い出の品”を回収する男性・モグリに出会った少年は、しなやかに泳ぐ姿から“サカナ”と名付けられ、彼の仕事を手伝うことに。
そのモグリもまた、過去にある秘密を抱えていた。
サカナは、聞けなかった母の想いと顔を知らない父の秘密に近付いていく。
ストーリーは面白かったですが、キャラクターの心理が今ひとつ分かりませんでした。
特に藍という少女の描写が、無理がある感じがしたのだが、ネットの他の読者も同じような感想を持った方が多いようだ。
ただ、10代の頃読んだら確かに面白かったに違いなかったです。心理とか、の前にストーリーの面白さでしょうから。
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