演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

窓ガラスの花-2

2009年11月08日 19時26分48秒 | 観劇の感想

台本は1982年版。
1987年版は出演者が多く、話も複雑なのでなかなか上演できない。

今回の会場はデパートが撤退したあとの空き地。
困ったことに、杭も打てない。

それでも、何とかテントは建った。
6時40分、10分押しで芝居が始まる。狭い会場は50人ほどの観客で満席だ。
ぶらっと通りかかっただけの客もいて、帰ってしまわないか気にかかる。

演出はのっけから、あまりよくない。暗闇の中で音楽だけが流れる。なんてこった。これでは先日の国民文化祭の舞台ではないか。おまけに、次に登場してきた主人公は、台詞を忘れて、ただ立っている。おいおい、これも、先日観たぞ。おまけに照明はなんだか、ふらふらしているし。

しかし、昔のメンバーが出てきたら、芝居がぐっとしまってきた。本当に、最初の三分間は目をつぶっていたくらいだったが、だんだんテンポが出てくる。

台本は自分で書いたはずなのにすっかり忘れているので、結構新鮮な気分で楽しめた。

無料公演だったし、はらはらしながらも、帰る客がいなくてよかった。
そのあとの飲み会が盛り上がったのは言うまでもない。

で、次の朝テントの中で目が覚めて、帰るときに寝袋を忘れてきた。8時間のスクーター移動は結構こたえたのだ。
 


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