佐藤泰志の小説を映画化したもの。オダギリジョーが主演で、相手役が蒼井優。
職業訓練校で失業保険をもらいながら、うだうだと暮らしている男が、たまたま誘われたキャバクラで知り合った女とだんだん仲良くなるが、離婚した妻ともまだつながりがあるという話だ。
蒼井優の演じるさとしという女が、よく分からない。キャバクラで働きながら、動物園でもバイトをしている女なのだが、行動が衝動的で、現実にこういう女がいたら迷惑このうえないだろう。まあ、だから、ダメ男の白岩(オダギリジョー)と付き合えるのかもしれない。
オダギリジョーは「深夜食堂」でコミカルな役も演じるようになり、この映画でもひょうひょうとしたダメ男をうまく演じていた。
蒼井優は、こういう演技を期待されたのだろう。すこし、無理しているところが感じられた。この映画が初ヌードだそうだが、そのシーンが記憶に残っていないのはなぜだ。
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