「子供のためのシェイクスピアカンパニー」はネットで見つけてずっと見たいと思っていた。
http://koche.a.la9.jp/
昨年は、個人的な所用で観劇できなかったのだが、今年やっと観ることが出来た。
オープニングはBARBATUQUES風のパーッカションから。
まあ、もちろん役者さんがやる程度ということで。
お隣のかたは、このパーカッションが理解できないようで
「何であんな拍手が入るのか分からない」とおっしゃってました。
「劇中の音楽を自分たちでやっているのです」と芝居を観ている最中には言えません。
観ている最中に言って欲しくもなかったなあ。
BARBATUQUES - Percussão Corporal - sp br - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=atPmM1xzWek
Barbatuques - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=XCzjk9PDHb4
そういえば、SPACの「野田版真夏の夜の夢」でも、役者がバックバンドをやっていた。
今回いちばん注目していたのは、あの面白くないシェイクスピアをどうやるのかだった。
名作といわれているから、みんな我慢してみているけれど、実はそんなに面白いものではないと
個人的には思っている。
過去に観たのでいちばん面白かったのは文学座の藤田弓子主演の「十二夜」だろうか。
個人的には好きな演出のスタイルだった。
役者はどちらかというと人形のような扱い方なのだろうか。
衣装が変われば、役が替わるのだ。
スピード感のある場面展開。
舞台装置の高さをうまく使った演技もいい。
子供にはそれだけで、面白かっただろう。
でも、難しいのだろうなあ。
逆に大人には。
「前半はつまらなかったけれど、後半は面白かった」
とお隣は言って会場を去っていった。
後半を面白く見せるための工夫が前半には一杯あったのだが。
なおも残念だったのは学生1000円という破格の料金なのに
観客のほとんどが大人で
観客席が半分も埋まっていなかったことだ。
お近くで上演されるならぜひ。
雰囲気に慣れるまでが、ちょこっとつらいかもしれませんが
今日本で上演されている中で最高級の舞台のひとつであることは
間違いないと思います。
もっとたくさんの高校生に観てもらいたかった。
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