粉ミルク官製談合でショック
同時に子会社製造の「明治ミルクプリン」が微生物によって風味劣化、販売停止のダブルパンチ!
7月31日以降にプリンを食した消費者が腹痛や気分が悪くなったとして発覚。会社見解は、使用しているメーブルソース由来の微生物が10℃以上の環境におかれて増殖し、風味劣化したものと判断しております。と、しています。
この見解は、あたかも消費者が食する環境が悪かったかのように聞こえますが明治さん。
そもそも原料の微生物と言わんとしていますが、これは明らかに細菌ではないでしょうか。見解からすると、先ず、10℃以上の培養テストを踏んで製品の安全性を確認することが工程上の検査ではないのでしょか。
原料検査、最終製品検査の徹底です。この様な不祥事は未然に防げる工程があると考えますが明治さん。
この間、この様な不祥事は2000年以降23件も発生している明治です。類似不祥事をなくすことを真剣に対策を講じているとは一切見受けられません。
しっかりと危機管理と意識が整えているならば防げた主な12事例は、次のような不祥事があります。
① 2003年2月=明治乳業 埼玉工場
粉ミルク製品で、缶の表示と異なる中身を入れて販売し、飲んだ幼児が吐き出す事件が発生。明治乳業が謝罪する。
② 2003年3月=明治乳業 群馬工場
コーヒー製品のキリマンに、イチゴ液を混入して製造し未確認のまま市場に出荷。消費者からの苦情(通報)により店頭に残っていた製品を回収。
③ 2003年6月=明治乳業 関東工場
LG21ヨーグルトの製造で、この製品の生命であるガッセリー菌が添加されないトラブルが発生。会社はトラブルの警報を無視して製造を続行させ、現場からの「菌が添加されていない」という報告を無視し、そのまま出荷して販売。争議団が買い取って遺伝子分析機関に依頼し分析したが、当然ながら結果は「菌の含有量は他の検体の1/100以下」との判定。
④ 2004年6月=明治乳業 稚内工場
大腸菌群に汚染された原料として、倉庫に保管していた脱脂粉乳を、一年後に持ち出して再利用した事件。稚内保健所、道衛生局の査察で発覚し、食品衛生法違反の疑いで指導され「食用流通停止」となった。明治乳業は、「再加熱すれば使用可能と考えていた」等と釈明。北海道新聞など各紙が「雪印の教訓はどこへ」等と厳しく批判した。
⑤ 2005年3月=明治乳業 守谷工場
賞味期限切れ(製造日:05年2月19日~賞味期限:同年3月15日)の「明治ブルガリヤヨーグルト」が、05年3月22日に工場から出荷され保育園などに納品された。
⑥ 2006年4月=明治乳業 九州工場
紙パック製品のウーロン茶に、次亜塩素酸ソーダを含む殺菌水が混入した製品が、未確認のまま市場に出荷された。消費者から、「薬のような臭いがあった」との苦情(通報)をうけ、市場から回収した。毎日新聞、朝日新聞など各紙が報道。
⑦ 2007年7月=千葉明治牛乳 (明治乳業子会社)
マクドナルドに納品の「ミルク220ml」から、食品衛生法で検出されてはならない種類の大腸菌群が検出。工場のバルブのゴム製パッキンが割れていたため、細菌が混入した疑いで店頭から撤去。明治乳業の浅野社長は、発表遅れたことに対し、「原因の究明に時間がかかった」等と釈明。原因の究明前に直ちに公表し、「店頭販売停止」の緊急手配が先決、との厳しい批判が集中した。7月19日、読売など各紙が報道。
⑧ 2008年4月=明治乳業 関西工場
壜容器入りの「明治牛乳」(200ml)に、赤サビが沈殿していたことが確認されずに出荷された。製造工場で壜の洗浄水を貯めておくタンク内の赤サビが混入したものという。市場から回収。08年4月26日、読売新聞など各紙が報道。
⑨ 2009年9月=乳等省令違反で摘発される
「牛乳」の規格で販売してはならない「明治おいしい低脂肪乳」を、「明治おいしい低脂肪牛乳」、「明治おいしい無脂肪牛乳」という商品名で、「牛乳」として販売をしていた。旭川保健所から「乳等省令違反」として摘発され、製造・販売中止に追い込まれた。
⑩ 2010年8月=「とろけるチーズ」など大量の回収事故
「明治北海道十勝とろけるチーズ」「明治ピッツァミックスチーズお徳用300g」「明治サラダにかける細切りチーズ」などの、製造過程で添加される粉末状のセルロース(ドイツからの輸入)に、ステンレスの破片が混入した疑いにより、市場から商品を回収する。朝日新聞など各紙が報道。
⑪ 2011年6月=明治乳業 神奈川工場
東京都町田市の学校給食用牛乳から、放射性セシウム134と137が合計で6ベクレル/㎏検出。町田市市議会議員が専門検査機関に検査を委託して発覚。しかし、明治乳業は「暫定基準値以下だから問題はない」等として、自主検査の結果の開示をも拒否。「汚染の原因」「今後の安全対策」など、同市議からの質問状への不誠実な対応など、マスコミからも厳しく批判される。特に、「週刊 東洋経済」誌は鋭く指摘している。
⑫ 2011年12月6日=明治乳業 埼玉工場
粉ミルク「明治ステップ850g」(賞味期限:2012年10月4日、同月21日、22日、24日の4製造日分)から、放射性セシウム30、8ベクレル/㎏が検出。乳幼児の主食、粉ミルクからのセシウム検出に衝撃が走った。しかも、NPO法人「チーム二本松」からの通報を、二週間も無視していた企業体質が厳しく問われる。テレビ各局、各紙など大きく報道。
同時に子会社製造の「明治ミルクプリン」が微生物によって風味劣化、販売停止のダブルパンチ!
7月31日以降にプリンを食した消費者が腹痛や気分が悪くなったとして発覚。会社見解は、使用しているメーブルソース由来の微生物が10℃以上の環境におかれて増殖し、風味劣化したものと判断しております。と、しています。
この見解は、あたかも消費者が食する環境が悪かったかのように聞こえますが明治さん。
そもそも原料の微生物と言わんとしていますが、これは明らかに細菌ではないでしょうか。見解からすると、先ず、10℃以上の培養テストを踏んで製品の安全性を確認することが工程上の検査ではないのでしょか。
原料検査、最終製品検査の徹底です。この様な不祥事は未然に防げる工程があると考えますが明治さん。
この間、この様な不祥事は2000年以降23件も発生している明治です。類似不祥事をなくすことを真剣に対策を講じているとは一切見受けられません。
しっかりと危機管理と意識が整えているならば防げた主な12事例は、次のような不祥事があります。
① 2003年2月=明治乳業 埼玉工場
粉ミルク製品で、缶の表示と異なる中身を入れて販売し、飲んだ幼児が吐き出す事件が発生。明治乳業が謝罪する。
② 2003年3月=明治乳業 群馬工場
コーヒー製品のキリマンに、イチゴ液を混入して製造し未確認のまま市場に出荷。消費者からの苦情(通報)により店頭に残っていた製品を回収。
③ 2003年6月=明治乳業 関東工場
LG21ヨーグルトの製造で、この製品の生命であるガッセリー菌が添加されないトラブルが発生。会社はトラブルの警報を無視して製造を続行させ、現場からの「菌が添加されていない」という報告を無視し、そのまま出荷して販売。争議団が買い取って遺伝子分析機関に依頼し分析したが、当然ながら結果は「菌の含有量は他の検体の1/100以下」との判定。
④ 2004年6月=明治乳業 稚内工場
大腸菌群に汚染された原料として、倉庫に保管していた脱脂粉乳を、一年後に持ち出して再利用した事件。稚内保健所、道衛生局の査察で発覚し、食品衛生法違反の疑いで指導され「食用流通停止」となった。明治乳業は、「再加熱すれば使用可能と考えていた」等と釈明。北海道新聞など各紙が「雪印の教訓はどこへ」等と厳しく批判した。
⑤ 2005年3月=明治乳業 守谷工場
賞味期限切れ(製造日:05年2月19日~賞味期限:同年3月15日)の「明治ブルガリヤヨーグルト」が、05年3月22日に工場から出荷され保育園などに納品された。
⑥ 2006年4月=明治乳業 九州工場
紙パック製品のウーロン茶に、次亜塩素酸ソーダを含む殺菌水が混入した製品が、未確認のまま市場に出荷された。消費者から、「薬のような臭いがあった」との苦情(通報)をうけ、市場から回収した。毎日新聞、朝日新聞など各紙が報道。
⑦ 2007年7月=千葉明治牛乳 (明治乳業子会社)
マクドナルドに納品の「ミルク220ml」から、食品衛生法で検出されてはならない種類の大腸菌群が検出。工場のバルブのゴム製パッキンが割れていたため、細菌が混入した疑いで店頭から撤去。明治乳業の浅野社長は、発表遅れたことに対し、「原因の究明に時間がかかった」等と釈明。原因の究明前に直ちに公表し、「店頭販売停止」の緊急手配が先決、との厳しい批判が集中した。7月19日、読売など各紙が報道。
⑧ 2008年4月=明治乳業 関西工場
壜容器入りの「明治牛乳」(200ml)に、赤サビが沈殿していたことが確認されずに出荷された。製造工場で壜の洗浄水を貯めておくタンク内の赤サビが混入したものという。市場から回収。08年4月26日、読売新聞など各紙が報道。
⑨ 2009年9月=乳等省令違反で摘発される
「牛乳」の規格で販売してはならない「明治おいしい低脂肪乳」を、「明治おいしい低脂肪牛乳」、「明治おいしい無脂肪牛乳」という商品名で、「牛乳」として販売をしていた。旭川保健所から「乳等省令違反」として摘発され、製造・販売中止に追い込まれた。
⑩ 2010年8月=「とろけるチーズ」など大量の回収事故
「明治北海道十勝とろけるチーズ」「明治ピッツァミックスチーズお徳用300g」「明治サラダにかける細切りチーズ」などの、製造過程で添加される粉末状のセルロース(ドイツからの輸入)に、ステンレスの破片が混入した疑いにより、市場から商品を回収する。朝日新聞など各紙が報道。
⑪ 2011年6月=明治乳業 神奈川工場
東京都町田市の学校給食用牛乳から、放射性セシウム134と137が合計で6ベクレル/㎏検出。町田市市議会議員が専門検査機関に検査を委託して発覚。しかし、明治乳業は「暫定基準値以下だから問題はない」等として、自主検査の結果の開示をも拒否。「汚染の原因」「今後の安全対策」など、同市議からの質問状への不誠実な対応など、マスコミからも厳しく批判される。特に、「週刊 東洋経済」誌は鋭く指摘している。
⑫ 2011年12月6日=明治乳業 埼玉工場
粉ミルク「明治ステップ850g」(賞味期限:2012年10月4日、同月21日、22日、24日の4製造日分)から、放射性セシウム30、8ベクレル/㎏が検出。乳幼児の主食、粉ミルクからのセシウム検出に衝撃が走った。しかも、NPO法人「チーム二本松」からの通報を、二週間も無視していた企業体質が厳しく問われる。テレビ各局、各紙など大きく報道。