全国22団体・90万人会員を組織する「日本婦人団体連合会」を敵にまわした「明治」の異常な感覚
11・27全労連・東京地評争議支援総行動で明治HDに対し、抗議・要請を展開しました。
連帯挨拶から
日本婦人団体連合会事務局長:榎本 よう子さんを紹介します
日本婦人団体連合会(婦団連)の榎本です。東日本大震災、福島原発事故から1年8カ月。私たち女性・母親は、子どもたちを放射能から守りたい、原発ゼロの社会を実現したいと切実に願っています。ですから明後日からたたかわれる東京都知事選挙で「原発ゼロ」の公約を掲げている前日弁連会長の支持アピールを今日発表してきました。
さて、昨年、(株)明治の学校給食用牛乳や、乳児用粉ミルクからセシウムが検出されましたが、(株)明治は「基準値以下」を理由に「安全性」を強調し、汚染原因の解明や独自検査の数値公表などの一切を拒否しています。
婦団連は、明治乳業争議団の省庁要請や銀座デモに参加してきました。また婦団連独自に日本乳業協会やまた明治ホールディングスに対し、話し合いを求めてきました。「セシウムが検出されたその原因を明らかにしてほしい」「この製品はどの安全なのかと不安。製品ごとに数値を公表してほしい」、「放射能による低線量内部被曝をなくすために最大限の努力をしてほしい」、これは当り前の願いではないでしょうか。
ところが日本乳業協会とは話し合いをもてましたが、明治ホールディングスは全然だめ、さすが情報隠しの異常な対応がメディアから批判された明治の親会社、面会も要請文を受け取ることすらも拒否、「必要ならホームページを見てください」という冷たい対応でした。
大企業としてその社会的責任をどのように考えているのか、怒りを覚えました。
同時に、安全を無視し、利益追求、経済効率で安全を無視し、社内でまっとうな発言をする労働組合の活動を長期にわたって敵視している明治ホールディングスの企業体質についても思い知らされました。
婦団連が発行している『婦人通信』12月号で明治乳業争議団団長の小関さんが「食の安全・安心のために労働争議の全面解決を」という文のなかで、「働く者の人権を守れない企業には、安全・安心を求める消費者の人権をも守れないというのが結論であり確信でもあります」と書かれています。まさにそのとおりだと実感しました。
ミルクも牛乳も子どもたちにとっては必需品です。原発事故が収束していないというかつてない事態のもとで、明治ホールディングスは、大企業として社会的責任を果すことが求められます。子どもたちのいのち・健康を守るために、限りなく放射能汚染をゼロにするため、安全・安心な製品をつくってほしいという私たちの願いにこたえること、そのためにも労働者の人権を守り、労働争議の全面解決に踏み出すことを求め、連帯のあいさつと致します。
連帯挨拶は次ページに続きます。
11・27全労連・東京地評争議支援総行動で明治HDに対し、抗議・要請を展開しました。
連帯挨拶から
日本婦人団体連合会事務局長:榎本 よう子さんを紹介します
日本婦人団体連合会(婦団連)の榎本です。東日本大震災、福島原発事故から1年8カ月。私たち女性・母親は、子どもたちを放射能から守りたい、原発ゼロの社会を実現したいと切実に願っています。ですから明後日からたたかわれる東京都知事選挙で「原発ゼロ」の公約を掲げている前日弁連会長の支持アピールを今日発表してきました。
さて、昨年、(株)明治の学校給食用牛乳や、乳児用粉ミルクからセシウムが検出されましたが、(株)明治は「基準値以下」を理由に「安全性」を強調し、汚染原因の解明や独自検査の数値公表などの一切を拒否しています。
婦団連は、明治乳業争議団の省庁要請や銀座デモに参加してきました。また婦団連独自に日本乳業協会やまた明治ホールディングスに対し、話し合いを求めてきました。「セシウムが検出されたその原因を明らかにしてほしい」「この製品はどの安全なのかと不安。製品ごとに数値を公表してほしい」、「放射能による低線量内部被曝をなくすために最大限の努力をしてほしい」、これは当り前の願いではないでしょうか。
ところが日本乳業協会とは話し合いをもてましたが、明治ホールディングスは全然だめ、さすが情報隠しの異常な対応がメディアから批判された明治の親会社、面会も要請文を受け取ることすらも拒否、「必要ならホームページを見てください」という冷たい対応でした。
大企業としてその社会的責任をどのように考えているのか、怒りを覚えました。
同時に、安全を無視し、利益追求、経済効率で安全を無視し、社内でまっとうな発言をする労働組合の活動を長期にわたって敵視している明治ホールディングスの企業体質についても思い知らされました。
婦団連が発行している『婦人通信』12月号で明治乳業争議団団長の小関さんが「食の安全・安心のために労働争議の全面解決を」という文のなかで、「働く者の人権を守れない企業には、安全・安心を求める消費者の人権をも守れないというのが結論であり確信でもあります」と書かれています。まさにそのとおりだと実感しました。
ミルクも牛乳も子どもたちにとっては必需品です。原発事故が収束していないというかつてない事態のもとで、明治ホールディングスは、大企業として社会的責任を果すことが求められます。子どもたちのいのち・健康を守るために、限りなく放射能汚染をゼロにするため、安全・安心な製品をつくってほしいという私たちの願いにこたえること、そのためにも労働者の人権を守り、労働争議の全面解決に踏み出すことを求め、連帯のあいさつと致します。
連帯挨拶は次ページに続きます。