明治乳業争議団(blog)

働くルールの確立で人間性の回復を!

5・29全労連・東京地評争議支援総行動、明治HD経営の異常性を告発

2013年06月01日 15時51分37秒 | レポート
神奈川労連事務局長 山田 浩文さんの挨拶

世界を相手に商売するなら、人権侵害の差別争議を解決せよ!

 
行動参加のみなさんお疲れ様です。
 神奈川労連として、明治乳業の賃金昇格差別争議の勝利にむけてともに闘う決意を述べます。
 
 
私も中央の行動や、神奈川県内の宣伝行動に参加していつも思うことは、なんと時代遅れの、なんと時代に逆行した争議かということです。明治ホールディングスは一刻の猶予も無く直ちに解決をはかるべきです。
 
 
全国においても神奈川においても、労働組合活動や思想信条などを理由とした差別が大企業などにおいて行われてきましたが、人権侵害のやり方に対し労働者・国民の闘いによって、ほとんどの企業が反省し争議を解決しています。
 
 
神奈川においても、同じ業界である雪印乳業や東芝など、数多くの企業が日本の中でも世界でも通用しない差別事件を解決しています。
グローバル化が言われるなかで、世界を相手に商売をしようと思えば、大企業といえどもこうした人権侵害の差別争議を解決せざるを得ないということです。
 
 
こうした中、多くの企業において10年前、20年前に解決している差別争議をいまだに引きずっている明治ホールディングスの姿勢は異常です。明治ホールディングスの経営者が本当に企業の健全な発展を考えているのならば、まっ先にこの差別争議を解決すべきです。
 
 
神奈川でも現在、いすゞ、日産、資生堂などの大企業争議を闘い、全国の皆さんからご支援を頂いています。争議を闘うなかでは、なかなか事態が進展していないと見えるときがありますが、私たちのとりくみは確実に経営側に響き、状況を揺り動かしています。日産争議では会社のトップクラスの役員と日産労組のトップクラスの役員が裁判が気になって、こっそりと偵察に来ています。資生堂争議では解雇が行われた鎌倉工場の工場長から「宣伝をやめてくれ」と当該組合の全国一般に直接泣きが入っています。
 
 
明治乳業争議も長期になっていますが、私たちの運動が勝利にむけて情勢を切り開いていることは間違いありません。
 神奈川労連としても、勝利をめざして当該のみなさんとともに闘いを強めていく決意を述べ連帯の挨拶とします。ともにがんばりましょう。
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5・29全労連・東京地評争議支援総行動、明治HDに酪農民の立場から企業の姿勢を問いかける

2013年06月01日 11時27分06秒 | レポート
農民運動全国連合会事務局長 笹渡 義夫さんの挨拶

明治に牛乳を出荷している酪農民の強い願いであり要求です。

 明治ホールデングス前行動にご参加のみなさん。御苦労様です。農民連の笹渡です。
 まず最初に、長年にわたって労働者の尊厳、権利、そして食品企業に働く労働者として、食の安全を守るために奮闘されてきた明治の争議団のみなさんに尊敬と労いの言葉を送ります。そして、闘いを支えてこられた仲間のみなさんに心からの連帯のご挨拶を申し上げます。

 みなさん、私たちの多くの酪農家の仲間は、明治に牛乳を出荷しています。明治は、酪農家から牛乳の提供を受けて加工し、消費者のみなさんに製品を販売しています。そういう意味で、川上、川中の流れにあって、切っても切れない関係にあります。
 食品は安全であってこそ食品なのであって、生産者にも乳業メーカにも、特別の責任、モラルが求められるのです。

 しかし、明治は、生産現場の酪農家の努力を裏切る社会的に許されない行為を繰り返してきたのではありませんか。労働組合をいみきらってつぶし、労働者に賃金差別をしてきました。安全確保にとって何よりも大切な、ものが言える職場を破壊してきたんじゃありませんか。こうした反社会的行為を数十年にわたって繰り返し、未だに問題の解決にまともに向き合おうとしていないじゃありませんか。
 
 会社の目先の利益のためには手段を選ばない体質が、最も安全性が担保されなければならない学校給食の牛乳や粉ミルクの製品から放射性セシウムの検出や、細菌で汚染されたプリンを出荷するんじゃないですか。
 こうした体質を改めなければ、他のメーカーとの競争に打ち勝つことはできませんよと強く申し上げたい。
 
 
 明治が1日も早く争議解決を決断することは、今日における社会的責任です。このことは明治に牛乳を出荷している酪農民の強い願いであり要求です。

 みなさん、最後の最後までたたかいぬきましょう。そして必ず勝利しましょう。そのことを強く申し上げてご挨拶とします。ありがとうございました。
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