明治乳業争議団(blog)

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2016年を迎えて争議の当事者浅野茂太郎会長宅に30年争議解決の決断を求め新年挨拶訪問

2016年01月02日 14時24分48秒 | お知らせ
全国9事業所32名の中労委事件が1月13日最後の証人尋問を控え、明治HD浅野茂太郎会長宅新年挨拶に伺う
浅野茂太郎会長の判断一つで新たな経営に変革すべき時です

 昨年の12月13日(浅野会長)と23日(松尾社長)に、30年争議解決めざし、社前要請を拒否し続ける会長、社長宅に解決判断を求めて訪問をしてきました。
 改めて、2016年新年を迎えて、恒例となってきました浅野会長宅訪問を支援共闘会議と一緒に正月2日、12名で訪問してきました。
残念なことに留守でありました。下記要請書をポストに投函してきました。


2016年 1月 2日
明治ホールディングス株式会社
代表取締役 会長 浅野 茂太郎 殿
                       

明治乳業争議支援共闘会議
議 長  松本  悟
明治乳業争議支援千葉県共闘会議
議 長  高橋 成悟
明治乳業賃金昇格差別撤廃争議団
団 長  小関  守



要 請 書
新年のご挨拶を申し上げますと共に年頭にあたり
争議全面解決に向けた経営判断を強く求めます
浅野会長には2016年の新しい年をどのようにお迎えでしょうか。
私たち、差別の是正と人権の回復を求めて闘っている争議当事者は勿論のこと、長期に及ぶ明治乳業争議を共に闘っている首都圏及び全国の支援組織においても、「今年こそが全面解決を果たす決定的な年」との決意で新年を迎えています。

浅野会長もご承知の通り、明治乳業争議は市川工場事件が31年目を迎え、全国9事業所の事件も22年目を迎えています。さらに、都労委には、未審査の事案として市川工場事件及び全国事件の追加申立事案が多く滞留しているのであり、どの局面かで争議全面解決への合意がない限り、さらに際限なく継続することになるのです。
争議団員の高齢化は避けられない課題ですが、「このままでは人生終えられない」の固い決意で、私たちは一年一年を全力で頑張っているのであり、「全面解決しない限り争議は継続する」という現実を、浅野会長にも重く受け止めていただきたいのです。 

私たちは、株主総会でも繰り返し経営陣に対し、「経営判断として労働争議を解決すべき」と提起していますが、これは極めて道理に叶った要求だと考えています。  
第一は、労働委員会や司法がいかなる判断を示そうとも、旧明治乳業時代から行われてきた、不当労働行為や人権否定の差別は歴史的事実であること。第二は、厳しさを増す経営環境の激変です。熾烈さを増す国内市場から世界市場を目指す企業間競争や、酪農の危機的状況を壊滅的に加速させるTPP「大筋合意」、そして、予測される国内乳製品工場の操業停止など等、企業イメージも含め企業活動を疲弊させる労働争議を、さらに継続することが許されない経営環境にあることは明らかです。
浅野会長も承知の通り、中労委での全国事件再審査の証人調べが1月13日で終了します。まさに、争議終結に向けた重要局面を迎えますが、中労委命令を待つまでもなく経営判断によって、長期争議を全面的に解決することを強く求めるものです。
浅野会長の経営判断を重ねて要請し、年頭のご挨拶と致します。
以上
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