明治乳業争議団(blog)

働くルールの確立で人間性の回復を!

中労委命令 「殊に会社に対して、より大局的見地に立った判断が強く期待されていることを指摘しておくこととする」

2017年03月17日 16時17分53秒 | お知らせ
第14次座り込み 2月27日 京橋エドグラン前(株式会社明治)


 第14次座り込みは、32団体・63名の参加者で中労委命令交付を受けた直後の行動になりました。昨年の1月からこの1月の第13次行動までの座り込みの位置づけは、自主的解決を呼びかける行動でした。

 受けた命令は、主文は「棄却」の許しがたい不当命令でしたが、事実認定・判断では都労委が黙殺した職分格差の存在を明確にし、不当労働行為意思についても秘密資料類の証拠や「インフォーマル組織」への会社関与などの事実を丁寧に認定して厳しく断罪しました。さらに、第5「付言」で、会社の不当労働行為と昇格差別を重ねて指摘し、長期化している紛争解決に向け「殊に会社に対して、より大局的見地に立った判断が強く期待される」と断言するなど、長期化している紛争の解決を強く求めています。

 争議解決を強く求めた中労委命令に従い、第14次座り込みは、株式会社明治に解決に向けた話し合いを求める行動に切り替えて行いました。
 行動の前に、明治HD松尾正彦社長への「申入書」を持参し、受付から係る方と電話で主旨を話しする中で、受付を介して受け取っていただきました。32年間の争議の中で初めてのことです。
 
主催者挨拶として松本議長


連帯激励挨拶
国公労連常任顧問:宮垣さん


京都から駆けつけていただきました綴喜地労協前議長:本田さん

愛知争議団からも参加していただいた:植木さん

戸田地区労議長:横田さん

千葉支援共闘会議事務局長:山城さん

差別連幹事:篠崎さん

共にたたかうJAL乗員原告団団長:山口さん、JAL客乗原告団副団長:杉山さん、全厚生社保庁闘争団:松本さんなどから、中労委命令に対するそれぞれの意見感想が述べられ、明治に解決の席を直ちに作るよう迫っていただきました。

最後に争議団小関団長は


寒空の下多くの支援者に駆けつけていただいたお礼を申しあげ、この32年のたたかいの中で、明治HDが初めて「申入書」を受け取っていただいたことへの報告と命令の主文は「棄却」という許しがたいものであるが、事実認定においては、都労委命令を覆す内容であると同時に、第5付言の内容では不当労働行為、職分格差が存在していたことは紛れもない事実として認定している。
合わせて、「殊に会社は大局的見地に立った判断が強く期待されていることを指摘しておくこととする。」命令であることを報告し、会社に対し、この命令に従い話し合いによって解決することを求め、運動を強めていく決意を示し、参加者の皆さんに改めてご支援をお願いしました。


コメント
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