明治乳業争議団(blog)

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株式会社明治は自主解決を、中労委命令に従い争議解決を求める「第20次座り込み」

2017年07月15日 14時01分27秒 | お知らせ

2017年7月13日~14日 第20次座り込み行動で申入れ、株式会社明治・明治HDはそれぞれ面会拒否。


 未だ梅雨明けが発表されない炎天下の下で、12時から13時まで一時間に時間短縮し株式会社明治に自主解決を求める座り込みを、13日、14日の二日間行ってきました。
 行動の冒頭、申入れ団に対し真摯に応じるならば直ちに座り込み行動を中止するとして申入れを行いましたが、株式会社明治と親会社明治HDとも受付の所で、両社とも面会お断りの姿勢でした。拒否する姿勢を受けて、この度も京橋エドグラン中の経営者ならびに京橋2丁目の自治会に多大なご迷惑をおかけすることになりました。是非とも抗議の矛先は、「株式会社明治」に向かって下さるようよろしくお願いします。


行動の主催者挨拶の松本議長


 国の機関である中央労働委員会が不当労働行為も差別の事実を認定し、「付言」の中で労使紛争が極めて長期化し市川工場事件、全国事件申立人らのうち12名(前後して3名)が死亡している状況の中で、紛争を早期に解決することが当事者双方に求められる。その上で、殊に会社に対して、より大局的見地に立った判断が強く期待されていることを指摘しておくこととする。と呼びかけていることを強調しました。
 議長は更に、明治HDの株価の低落に触れ、昨年7月の株価は1万700円あったのが今日は8930円に下落している。これは、みずほ証券が投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた結果から発生している問題を指摘しました。
 また、8月号として発売された「ZAITEN]誌を掲げ、

明治HD「消費者無視」の労務屋経営と告発している。明治HD社長の自宅を写真紹介しながら、松尾社長を凌ぐ「影の実力者」の噂が絶えない。その特集の中で、長期独裁が生んだ“歪人事”の系譜として、長年トップに君臨し現在も「名誉顧問」とされる中山悠氏と、「労務屋経営」の系譜を引き継ぐ川村和夫社長も写真付で告発していることを紹介しました。
 明治が長期にわたる争議を解決できないのは、告発されている「院政者」が影で支配しているからだ。私たちは、いつでも解決への窓口を開いて待っている。明治がその気になるまで、ここでの行動を続けることを表明しました。

7月13日、1日目に駆けつけていただきまし方々を紹介します。
・国公労連常任顧問;宮垣さん 
・全労連全国一般東京地本書記次長;龍前さん
・食品一般ユニオン副委員長;斉藤さん
・全国差別連絡会;篠崎さん


7月14日、2日目に駆けつけていただきまし方々を紹介します。
・全国差別連絡会;土井さん
・明乳争議支援千葉県共闘会議議長;高橋さん
・食品一般ユニオン書記長;佐藤さん
・戸田地区労議長;横田さん
・当該大阪原告;井村副団長

争議団からお礼と決意を小関団長


炎天下での座り込みに参加された方々にお礼を述べ、6月に開催された明治HD第8回株主総会において報告しました。
事前質問書の労働争議に関する岩下取締役の答弁は、昨年まで繰り返された、「不当労働行為も差別も無いとの判断を頂いております」との答弁が、今年は出来なかったことが一定の変化を感じたことと、また、「申立人らは『付言』を喧伝しているが『付言』には法的効力はない」とも述べましたが、命令の全体を意図的に歪めての答弁だったことも報告。

改めて命令は、第5「付言」に至るまでの事実認定・判断において、市川工場事件をも含む申立人ら集団に対する、差別・不当労働行為の事実を丁寧に認定している。例えば、戸田橋工場では「高島ノート」。市川工場では「笠原ファイル」。大阪工場では「インフォーマル組織結成の秘密会議」。福岡工場では「村田ノート」などの内容に踏み込んで認定している。市川工場の職制らの秘密会議では、従業員を紅組・白組・雑草組に分類し、「赤への打撃は金と暇を与えるべきでない」、「勤務評定に差をつけろ」、「ささいなミスもたたけ」など等、差別の実行計画が赤裸々に議論されていた事実を正確に認定、そして、格差の存在についても、申立人ら集団と他の集団との間に格差の存在を認定している。

これらの事実認定をしながら、労組法27条2項である除斥期間を理由に「救済年度の不当労働行為とは判断できない」とした誤り。中労委命令は市川工場事件も含む申立人ら集団への、不当労働行為及び差別の実態を明確に認定・判断している。
中労委命令は「付言」において、「当事者双方の互譲による合意をもって紛争の全面解決を目指すべきことは自明の理である」と強く提起をしているので、株式会社明治の川村社長は中労委の提起を真摯に受け止め早期に解決を決断することを求めました。

株式会社明治に向かってシュプレヒコール

一、株式会社明治川村社長は、中労委命令に応え話合いのテーブルをつくれ!
一、株式会社明治川村社長は、我々の申入れを真摯に受け入れよ!
一、株式会社明治川村社長は、話合いでの解決を決断せよ!
一、明治HD松尾社長は、経営トップの責任で争議解決を決断せよ!
一、川村社長はは、中山特別顧問・浅野相談役「院政」に支配されることなく、解決へ向き合え!
一、決断するまで我々は、最後までたたかうぞ! たたかうぞ! たたかうぞ!
明乳争議とすべての争議の早期解決めざし
 団結してガンバロウ、 ガンバロウ、 ガンバロウ


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