明治乳業争議団(blog)

働くルールの確立で人間性の回復を!

meiji チョコレート効果 CACAO72% CACAO86% 摂取量の注意書きもなく「ばらまき宣伝」

2018年03月10日 15時00分39秒 | お知らせ

 「第22回 シニアコーラスTOKYO フェスティバル」が、2018年2月10日、東京オペラシティコンサートホール タケミツメモリアルにおいて開催されました。ここに参加された方から明治乳業争議団へ情報が提供されてきましたので、紹介する事にしました。

主催:(公財)日本チャリティ協会 (公社)東京都老人クラブ連合会/後援:厚生労働省 文部科学省 東京都 (公財)全国老人クラブ連合会 協賛:東京都民共済生活協同組合(都民共済)/協力:東京都合唱連名(公財)東京オペラシティ文化財団/企画・制作:(株)公共事業PRセンター

なりふり構わない明治の儲け本位のインプット宣伝・経営姿勢

 コーラス合唱団など500円の入場料に、1000名規模のフェスティバルだったといいます。会場の受付を通ると、「チョコレート効果」が描かれた手提げ袋が配られていました。「お土産」というようなことで頂いてきましたということです。それなりの価格の商品と思いますが、案内のチラシを見ると主催団体でもないし後援団体、協賛団体、協力団体にも「株式会社明治」の社名はありません。名を連ねているなら理解もしますが、テレビなどでの宣伝が頭をよぎりました。主催者が明治から購入し無償で参加者に提供したものか疑問を感じ争議団に情報を提供してきたものです。

 争議団から主催団体事務局に電話をして経緯を聞いてみました。事務局の方は、明治さんとは昔からのおつきあいが有り協力しあっている間柄です。この度のチョコレートを参加者にお配りしたことは、双方どちらからともなく「お土産」にということになったようなものです。と話されていましたので、高カカオチョコレートを食べると「脳が若返る」と大宣伝を行い利益を上げている明治です。このチョコを共同研究に加わってきた内閣府が、「その様な効果があると中間報告をしたことは間違っていた」という代物です。主催者はその様な宣伝の一翼に手を貸したことになりませんかと問いましたが、別に他意はありませんでしたと答えていました。

 ところで、このチョコレートの商品箱にも新聞広告にも摂取に関する「注意書き」が一文字も書かれていません。「国民生活センター」が高カカオチョコの成分分析結果を2008年に公表し、各方面に注意を促すことをしています。紹介しておきます。

【主なテスト結果】

①脂質量 =高カカオチョコレートは、脂質の割合が40.7~53.5%であり普通のチョコレートと比べて1.2~1.5倍含まれていた。100gを食べたとするとそれだけで30~49歳助成の生活習慣病予防のために目標とすべき脂質の1日の摂取量に相当する。また、エネルギーは592~655kcal/100gで、普通のチョコレートと比べるとやや多かった。主に間食として食べられることを考えると、日常の食事にそのままプラスされてしまうため、食べる量に注意する必要がある。

②テオプロミン及びカフェインの量 =気管支拡張、利尿、興奮等の生理作用がある。健康な人が嗜好品として楽しむ分には問題ないが、これらに敏感な人(幼児やお年寄り)や気管支拡張薬として使用されているテオフィリン等の医薬品を使用している人は摂取量に注意が必要である。

③カドミウムの量 =チョコレート中のカドミウムは含量が低いことが望ましく、引き続き品質管理等が適切に行われることが必要であると思われる。

④ニッケルの量 =普通のチョコレートの1.9~3.8倍含まれていた。ニッケルは、接触性の金属アレルギー物質として非常に多くの症例報告があり、経口摂取によっても発症する可能性が報告されているため、ニッケルアレルギーを有する人は注意したほうがよい。

⑤カビ毒の一種であるアフラトキシン =熱に強いものが多く、加工時に分会されることなく商品に残留する可能性がある。カカオ豆は、発酵させる過程があり、そのときにカビに汚染されアフラトキシンを産生する場合がある。調べた結果、極微量検出されたが汚染として問題となる量ではないと思われた。原材料の品質管理等の適切な実施が必要である。

以上の分析のような注意すべきことがらを業界にも提起しています。しかし、明治の商品パッケージにも新聞広告にも注意書きが書かれていないことは大きな問題ではないでしょうか。

分析結果を、消費者へのアドバイス、業界への要望、行政への要望を行っています。

要請先は、厚生労働省 医薬食品局 食品安全部、日本チョコレート・ココア協会

情報提供先、内閣府、農林水産省、公正取引委員会など各関係課、全日本菓子協会、全国菓子工業組合連合会

 

 

 

 

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第28次座り込み行動 継続して株式会社明治に争議解決を求める(京橋エドグラン)2月19日

2018年03月10日 14時18分16秒 | お知らせ

第28次座り込み行動 株式会社明治(京橋エドグラン)  2月19日

 東京地裁第5回口頭弁論が開催された後、株式会社明治(京橋エドグラン)に移動し第28次座り込みを実施しました。この座り込みには、裁判に参加してきた原告らが受けた不当労働行為・差別の実態や定年後も、差別金額が年金にも影響を受けていることなどの訴える

長期争議の解決を拒み続ける明治は許せないと支援者への支援と会社明治に対し声を上げました。

 明治乳業争議支援共闘会議・松本議長が第28次座り込み行動に関して、株式会社明治に訴える。学校牛乳異臭問題が未だに新宿区と板橋区では、明治の原因説明に納得いかず未だに解決に至っていない問題。高カカオチョコレートを食べると「脳が若返る」という明治と内閣府が共同研究したものと大々的に誇大宣伝を行って利益を上げてきた問題に触れ、内閣府の参事官は、食べると成果があるような中間報告をしたことは間違いであったと、私たちの要請の中で詫びたこと。今、再検証されている結果が近々公開される。これらの問題を国会にも要請してきていることをも報告しました。

 株式会社明治と明治HDへ申入れの報告する、食品一般ユニオン佐藤書記長。株式会社明治は、担当者が居りませんと拒否。明治HDに関しては、事前アポなしではお受けする事はできませんと、アポを入れたら入れたでその様な要件をお受けする事はできませんと拒否する姿勢を貫き通す明治なのです。

 通行人、支援参加者に配布したチラシ=何を喰わせれば「ガソリン臭」がするのか 酪農家農民 ”怒る”明治学乳異臭事件集乳エリア 茨城県西ステーションと特定 生産者に何の原因報告も打診もなし

 昨年9月、明治戸田工場製造の学校給食用牛乳に異臭が発生した事件で、同工場は原因について「生乳は気温、湿度、与えるエサなど飼育環境により…」と断定。対策として当該生乳の受け入れ先(A地域全集乳コース)に対して「生産者団体を通して原料乳供給元における生乳の風味に対する管理強化を要請」するなどと表明しました。しかし具体的集乳エリアについては開示を控えるなどと隠ぺいに徹してきました。これに関して2月7日に開かれた、新宿区議会の文教子ども家庭委員会で生乳の受け入れ先は「茨城県西クーラーステーション」であると特定する報告(教育委員会担当者)がありました。同地域に対する指導、要請はどうなっているのでしょうか。この地域の酪農家、農民にその話を伝えると「何の連絡も要請もきていない」といいます。

被害者との約束違反 社会的背反行為

明治は、指導・要請し品質向上につなげるなどといいながら「原因」とする生乳エリアに事件の発生や今後の対応など何も話していないことになります。これは被害者との約束違反であり社会的背反行為のなにものでもありません。明治の異臭事件に対する「本気さ」が問われており、真の原因をいまだに隠しているなどの疑いも浮上します。なお、現地酪農家は「何を喰わせればガソリン臭・塩素臭がするのか」と怒りの声を上げています。

 容器変更で安全担保できるか

 学乳異臭事件で大きな被害をこうむった新宿区は、いまだに明治の説明を納得できないとしています。都内の多くの区が異臭を発した壜牛乳から紙容器牛乳に切り替える動きが出ていますが、新宿区では切り替えるだけで「安全が担保できるのか」など明治にたいする不信が払拭されていません。

 

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