明治乳業争議団(blog)

働くルールの確立で人間性の回復を!

5・29全労連・東京地評争議支援総行動、明治HDに酪農民の立場から企業の姿勢を問いかける

2013年06月01日 11時27分06秒 | レポート
農民運動全国連合会事務局長 笹渡 義夫さんの挨拶

明治に牛乳を出荷している酪農民の強い願いであり要求です。

 明治ホールデングス前行動にご参加のみなさん。御苦労様です。農民連の笹渡です。
 まず最初に、長年にわたって労働者の尊厳、権利、そして食品企業に働く労働者として、食の安全を守るために奮闘されてきた明治の争議団のみなさんに尊敬と労いの言葉を送ります。そして、闘いを支えてこられた仲間のみなさんに心からの連帯のご挨拶を申し上げます。

 みなさん、私たちの多くの酪農家の仲間は、明治に牛乳を出荷しています。明治は、酪農家から牛乳の提供を受けて加工し、消費者のみなさんに製品を販売しています。そういう意味で、川上、川中の流れにあって、切っても切れない関係にあります。
 食品は安全であってこそ食品なのであって、生産者にも乳業メーカにも、特別の責任、モラルが求められるのです。

 しかし、明治は、生産現場の酪農家の努力を裏切る社会的に許されない行為を繰り返してきたのではありませんか。労働組合をいみきらってつぶし、労働者に賃金差別をしてきました。安全確保にとって何よりも大切な、ものが言える職場を破壊してきたんじゃありませんか。こうした反社会的行為を数十年にわたって繰り返し、未だに問題の解決にまともに向き合おうとしていないじゃありませんか。
 
 会社の目先の利益のためには手段を選ばない体質が、最も安全性が担保されなければならない学校給食の牛乳や粉ミルクの製品から放射性セシウムの検出や、細菌で汚染されたプリンを出荷するんじゃないですか。
 こうした体質を改めなければ、他のメーカーとの競争に打ち勝つことはできませんよと強く申し上げたい。
 
 
 明治が1日も早く争議解決を決断することは、今日における社会的責任です。このことは明治に牛乳を出荷している酪農民の強い願いであり要求です。

 みなさん、最後の最後までたたかいぬきましょう。そして必ず勝利しましょう。そのことを強く申し上げてご挨拶とします。ありがとうございました。
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