老眼鏡をかけていて、手を見てびっくりした。節くれだった、曲った、太い指の大きな手、男のような手、とても自分の手とは思えなかった。眼鏡をはずすとやっぱり節くれだった、曲った、太い指の小さな手があった。へバーデン結節と言われた曲った指、使いすぎると腫れて痛くなる。何をするにも、この曲った指の小さな手がなければ何もできない。私の母は、洋裁も和裁も何でもできる器用な人で、「死ぬ時は、この手を置いて行ってあげたいけどね~」とよく言っていた。友人の母上も「手は宝、手は宝」とよく言われたそうだが、本当に「手は宝」と思う。
最新の画像[もっと見る]