毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

17ページ 6行目 285

2020-03-29 22:01:01 | 本 3

 

もう長いこと外出は控えていて、

食料品などの買い物と人の少ない場所での散歩&走るくらいで、

家にいる時間はかなり長いはずなのに、読書量はそんなに増えていないかも。

ニュースを見たり情報番組を追っかけ見してたものなぁ。

図書館は休館なので、この機会に買ったはいいけど読まずにいる本を読みまくるつもりだったのに、

いざ読み始めると気持ちが乗らず(やっぱりコロナニュースが気になって)、

普段はそんなにテレビを観るほうではないのですが、

あれも習慣というか慣れというか、

時間になるとスイッチを入れてしまう。

ここ1週間はそうでもないかな。

テレビと距離をおいている。ってこれもある種のコロナ慣れ?

というわけで今回は3冊。

今日中に読み終えそうな本があったのに、読み切れなかったので3冊。

私の走りなみに低速です。

 

 

 

 ベルサイユのゆり/吉川トリコ

にされていた方です。川辺に打ち捨てられた毛布のように重たく湿ったわたくしのよう

 

マリー・アントワネットの日記(Rose Bleu)の次はゆりとは!

マリー・アントワネットの近くにいた人物たちの話なのだけれど、

やはりその人物にアントワネットを語らせる、なんというかこれは愛なのでしょか。

私も関連の本を読んでいる系なので、

読んでいる最中は面白いのだけれど、あ、これ、知ってるよねと。

やはり出所が限られているのでそうなってしまうのでしょう。

ただフランス革命にしろアン・ブーリンにしろ、

半年も間をおくと忘れてしまうことが多いので、

こうやって読み思い出すのもいい刺激になる。

で、早速まだ読んでいない関連本を検索し図書館に予約をいれたのだけど、

げ、その図書館休館中だし、休館の間に過去に予約していた本が数冊届いていて、

それどころでなくなりそう。

 

 

 

 特捜部Q-Pからのメッセージー上/ユッシ・エーズラ・オールスン 吉田薫 福原美穂子訳

 

 

 特捜部Q-Pからのメッセージー下/ユッシ・エーズラ・オールスン 吉田薫 福原美穂子訳

場の従業員のもので、一足しかない仕事用の靴が盗まれるのを心配して名前を刻んだのだと

 

シリーズ3作目。

これ面白い! おすすめします! 1作目のー檻の中の女ーと甲乙つけがたい。

キジ殺しよりはこっちのほうが好みです。

堂場瞬一氏の解説に、「この人の持ち味は、深刻なテーマや吐き気がするぐらい残酷な状況を取り上げながら、基本的には楽しく読めるエンタティメントに徹していることだ。」と書いていて、

おお、そうか、これはエンタメだったのかとすとんと納得。

大好きな「ヴァランダー」シリーズはそうか、あれは確かにエンタメ的要素は少なかった。

エンタメ的部分が軽すぎはずみすぎたらまた違った読み物になってしまうけれど、

そこのところが行き過ぎないのがこの小説のいいところなのか。

著者のユッシ・エーズラ・オールスンさんの顔写真も載っているのだが、

怖い。

ヴァイキングの末裔のような面構えをしている。

ウィキではなかなかチャーミングに映っているが、

この本を見る限りドスがきいている。

 

この特捜部Qシリーズは4作まで買ってある。

その先を買いにふらふら行ける日はいつくるのか。

すべてぽちっともいいのだけれど、本屋さん行きたいなぁ。

喉センサー過敏なので、この時期セキ込む可能性を考えるとなかなかなあ。

 

以上285回目でした。

 


17ページ 6行目 284

2020-03-09 23:20:20 | 本 3

 

間が空いてしまいました。

なんと前回は2月9日。ぎょっとしてしまった。

 

まとめてドンと。

といっても少ないですが。

 

 

 

 何も持たず存在するということ/角田光代

 

 

 恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。/角田光代

 

 

 ベスト・エッセイ 2014

 

 

 

 体幹チューブxトレーニング/長友佑都

 

 

 体が変わる!「きくち体操」/菊池和子

 

 

 火車/宮部みゆき

 

 

 六番目の小夜子/恩田陸

 

 

 

角田さんのエッセイばかり読んでいた。

新型コロナウイルスの外出自粛要請以前になんとなくまずいかなと感じ、

借りていた本すべてを返し、

心を鬼にし一冊も借りてこないという強い意志の力で帰ってきた。

なので角田さん連読記録はベスト・エッセイ2014(角田さんのエッセイが収録されている)でストップ。

派手派手しい個性があるわけでもなく(すみません)、

腹を抱えて笑ってしまうほどのこともあまりなく(すみません)、

文体にクセとか雰囲気とかもあまりないのに(すみません)、

どういうわけかいつまでもどこまでも読んでいたい角田さんのエッセイ。

小説を読んだら角田さんも喜ぶでしょうに、どうも小説には手が伸びない(すみません)。

けなしているのではまったくなく、大好きなんです、角田さん。

 

「1万円のワインを飲むのなら一万円分500円の焼酎を飲みたい」とか、

「ワインに合わせて食事を作ろうとはせず、合わないなと思いながら飲む」とか、

読みながら「そうだそうだわかるわかる、あら同じだわ」がぽこっとあらわれ、

解説に藤田香織さんとか三浦しをんさんが登場する交友関係(私も彼女等が好きだ)にも「うんうん」頷いてしまう。

新型コロナウイルスがまだよく見えないので、

書店もブック〇フもなんとなく行きたい度合が高くならないし図書館も休館中だし、

しばらくの間角田さんはお休みになりそうです。

あ、未読の小説の持っていたはず。

どうなることやら。

 

 

新聞の広告でよくみる「きくち体操」という言葉。

図書館に蔵書があったので読んでみた。

「できなくてもいい、できないことがわかるだけでいい」と、

思っていたよりも丁寧に書かれていて好印象。

 

 

図書館本すべて返したからには自前の本を読むしかなく、

積んだままの本を崩すことに。

そうなると何がいいかと悩んだ末、宮部みゆきさんの火車を選択。

さすが宮部さん、上手い。

次に選んだのは恩田さんの六番目の小夜子。

これ有名なので期待しすぎたのがいけなかったのか、

デビュー作と知りそう読めば初々しい。

でもなんだかラストはわたしとしては消化不良。

いったいなんだったのか、私の読解力足りなさに泣く。

 

今は北欧ミステリに舞い戻り、特捜部Qシリーズ3作目を読んでいますが、

やっぱりこれ裏切らないわ、面白い。

こういうシリーズものって途中で中だるみとかマンネリ化とか、

あるいは奇をてらいすぎて逆効果という悲しい末路があるけれど、

特捜部Qシリーズ(QだよQ,どうしてQなんだ)はそうならないよう願っています。

 

 


17ページ 6行目 283

2020-02-09 23:36:36 | 本 3

 

長々とこのシリーズを続けてきていますが、

どんどん面倒になってきています。

大したこと書いているわけでもないし、読書記録というよりメモ的書き留めで、

それでもやめてしまうと何を読んだのかわからなくなるからやっぱり記録しておくべきなのか。

うーん。

うーん。

継続は力なりって言葉、あるし。

 

やっぱりそれではいつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは感想にも紹介にもならない雑文です。

 

 

 

 

 身体のいいなり/内澤旬子

思うように動いてくれずに無様な動き方をしてしまう。クラスメートどころか先生まで失

 

内澤さんが乳がんに罹っていたことは知っていたけれど、

4回、切除、切除、全摘、乳房再建と4回も手術をしていたとは。

乳がん以前から始まり、発見、手術、その後を書いたエッセイだけどいわゆる闘病記風な話ではなく、

いえ、がっつり闘病しているのだけれど内澤さんの死生観というのがつねに底辺に構えていて、

竜骨のイメージが湧いてきたのだけれど、病気に対する考えがとてもしっかり明確で徹底している。

湿ったところのない、ドライとも違うのだけれど、圧巻達観の一冊でした。

 

 

 

 

 

 あしたはアルプスを歩こう/角田光代

で、ひまわりみたいな人である。スガワラさんはたいへん温厚そうに見える。人と旅

 

いやぁ、このカバーはいけないと思います。描いた人には悪いのだけれど。

ジャケ買いはないだろな…。

が、しかし、中はかなり好きです。私の読んだ角田さん本のなかではかなり上位にランキング確定。

お花畑をトレッキング程度の心構えでイタリア・アルプス・ドロミテに飛んだものの、

雪山をザイルとアイゼンで歩くことになってしまう。

で、ルイージ・マリオさんというスーパーヒーローな名前のガイドさんの話がとてもいい。

さらに解説の三浦しをんさんがとてもいい。

というか、しをんさんも角田さんが出演したこの「トレッキングエッセイ紀行」という番組に出たことがあり、

実は私は運よくそのときのしをんさん版を観ており録画までしてある。

番組制作スタッフもほぼ同じメンバー(しをんさんはバリ島)、

しをんさんの四苦八苦悪戦苦闘ぶりを何回も見ていたので二重の楽しさを味わえたのでした。

 

 

 

 

 

 世界は終わりそうにない/角田光代

6行目は空白。

 

最近角田さんのエッセイを多く読んでいるけれど、

思うに私の中で2パターンの角田さんがあり、

ひとつは楽しく弾んでる角田さん、もうひとつはおとなしめの角田さん、

どちらかというと、というよりはっきり言えるのだけれど私は断然楽しく弾んでいる(ように感じる)角田さんの書く文章がなんというか面白くて、

おとなしめの文章にあたると、しまったと思ってしまうのは悪い読者だろか。

三浦しをんさんとの対談も載っていて、あらためてしをんさんの対談力ってすごいなと。

角田さんと三浦しをんさん、内澤さんと宮田珠己さん高野秀行さん。

私が好きな作家さんは作家さん同士でも親しいらしく、穗村さんも川上弘美さんもつながるし、そういう好みってどこかでつながるものなのでしょか。

 

なんだかもっといっぱい書きたいことがあるような気がするのですが、

今日はここまでとします。

 


17ページ 6行目 282

2020-01-29 23:43:43 | 本 3

 

テレビのニュースを観るか、新規投稿をするか。

テレビのニュースを横目で見つつパソコンに向かっていますが、

やっぱり新型コロナウィルス関連の最新情報が気になる。

 

今回は簡単にざくざく終わらせます。

 

 

 

 

 ブルックリンの少女/ギョーム・ミュッソ 吉田恒雄訳

 

17ページは扉でした。

読み応えはある。

あるけれど、個人的な感覚で違いはあるでしょうけれど、ちょっと都合がよいかなと。

絡まった糸を解くとまた中にさらに絡まった糸玉が顔をだし、

いったいこの話はどこに向かうのか。

が、未回収のままの部分は、これは読者それぞれ想像すれよということ?

なんだかむずむずが残る読後感でした。

 

 

 

 

 水曜日の神様/角田光代

いる。屋台の後ろにあった階段に腰掛けて、私はふたりが買い物を終えるのを待った。

 

また角田さんの旅エッセイ本。

すべてが旅の話というわけではないけれど、無難に読了。

 

 

 

 

 無意味なものと不気味なもの/春日武彦

在へと化してしまっているかのようにすら感じられる。

 

 

前に読んだ「サイコパスの手帖」が面白かったので春日さんの本を図書館で探しているとこれを見つけた。

不気味?な小説の紹介と解説がどどどと載っているなかに河野多恵子氏の「半所有者」を見つけた。

この「半所有者」、以前読んで謎というか気持ち悪いというか後味の悪さのインパクトが強くて、

春日さんはどう解説しているのかと読んでみたのだけれど、どうもやっぱりよくわからない。

わかったことといえば、やっぱりこの「半所有者」は一筋縄ではいかない内容だということ。

私はリアリティが欠けると引いてしまう性格なので、

そっちを突っ込んでしまいがちだけど、

違うものを突っ込む夫がまったく理解できない。

川上弘美さんに読み解いてもらいたい。

 

 

 

前回書いたゴーンガール、これなんだか嫌気がさしてしまいかなり手前で終了。

ミステリもお腹いっぱいになってきた。

気軽に楽しめる本、ざくざく読めるエンタメ本、そっちでなにかないかな。

藤田香織さん読みたいなあ。

以上、メモ程度に282回目でした。

 

 


17ページ 6行目 281

2020-01-20 23:45:45 | 本 3

 

疲れて途中で変更した昨夜のブログですが、

なんと二重投稿していたようで慌てて一つ引っ込めました。すみません。

思っていた以上にバテていたのかもしれない。

 

今日は鮮度いいかというとそうでもないですが、

昨日やるはずだったいつもの17ページシリーズを。

この10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 

 

 特捜部Q-キジ殺しー/ユッシ・エーズラ・オールスン

人でも見るような目でカールを見た。こいつはいったい誰だ?

 

長期に渡り抱えていたーキジ殺しーをやっと読了。

自分の本なので、途中図書館からの期間限定本が届くたびに中断し図書館本を優先したため、

読み終わるまで時間がかかりましたが、決して面白くなくて進まなかったわけではありません。

まぁ正直にいうと前作のー檻の中の女ーのほうが好みかな。

 

北欧の小説を読んでいるとこれって日本ではあれよねって思うことがあります。

だいたい私はミステリ(警察刑事がわんさかでてくる)ばかりを読んでいて、

この特捜部Q(それにしてもベタなタイトルだ)はカールとアサド、

今回からローセが主要メンバー入りしていますが、

この三人はちょっと特殊キャラなので横に置くとして、

北欧ミステリでは凶悪事件が発生しているのにも関わらず、

意外と時間がくると仕事を切り上げ帰宅する場面が多く登場する。

家庭を家族を大事にし、身を粉にして働き家庭や個人の時間を犠牲にするという感覚とはちょっとかけ離れていて、

それが当たり前として通用している社会があるのだなと気づかせてくれたりもします。

それから登場するデンマークのデニッシュやフィンランドのシナモンロール。

これは食べてみたい。

あまり本に出てくる食べ物に興味を惹かれるほうではないのですが、

これは現地で食べてみたいですね、あとイギリスでフィッシュアンドチップス。

にしても、アサドだ。

 

 

 

私の脳内ではこのファレス・ファレス(山本山的な?)アサドが固定化しているのに対し、

今回のーキジ殺しーに出てくるアサドの風貌は、

背が低く、小太り、眉が黒く濃く、一目で移民とわかる、子犬のような瞳等々書いてある。

どっちのアサド優先するべきか、脳内で騒ぎとなっています。

 

 

 

 

 

 ストーカーとの七〇〇日戦争/内澤旬子

いと言っているからと返すと、そんなのは男のやり方ではない、田舎の人間をなめるな、会っ

 

「漂うままに島に着き」を読んでいるとき終盤近くから何か変だぞと感じ、

あとがきにも何か変だぞという印象をもったのですが、

この本を読んで納得、内澤さんはちょうど執筆している最中にストーカー被害(誹謗中傷名誉棄損)にあい、裁判沙汰になっていた。

 

探し回ってやっと見つけた海の見える広い家での暮らしがさあ、ねぇ、ぶっ壊されたんだけど? せっかく見つけた家から夜逃げしたんだけど⁇ 大好きなヤギとも離れ離れになって小豆島の片隅で隠遁生活してるんだけど⁇ どのツラさげて楽しい移住ライフのエッセイを出すってんだYO! ああ、怒りを抑えきれずに文章がおかしくなってきた。

 幸か不幸か私は素敵なライフスタイルを提唱するタイプのエッセイストではない。むしろそんなものはドブに捨てちまえと、自分勝手に暴走するままを綴っているのである。ということは、このような目に遭ったことを隠し通して「幸せ移住生活」を装うことのほうが、書き手としては大きな損失である。  P83 8 示談から引用。

 

泣き言を書き連ねる人ではなく、なぜ自分が被害にあったのか、どのような内容で、

警察、検察、弁護士、裁判、判決と700日間あったことを詳細に書いてあります。

いやぁ、書きたくないこと人に知られたくないことがほとんどだろうに、

逆に書くことでしか伝えられないことがあるわけで。

うー。

 

 

 

 

 いつも旅のなか/角田光代

ない笑顔。

 

また角田さんのエッセイを読んでしまった。

旅に対する角度というか、

ちょっと間違えたり運が悪かったらとんでもないことになりそうで私にはできそうにないけれど、

それでもこんな風に移動できたら楽しいだろうなと思ってしまいます。

 

 

 

 

 健康半分/赤瀬川原平

 

 

絶筆収録本。

赤瀬川さん=尾辻克彦と初めて知る。

 

 

 

 へんな西洋絵画/山田五郎

 

 

いやぁほんとうに変(笑)。

ちょっと山田さんの言葉がうるさかったかな。

 

 

 

先日映画「ゴーンガール」をWOWOWで観たのだけれど、

予備知識一切なく、厳密にいうとどこかでこの名前を見たか聞いたかしているレベルで、

初めは失踪した妻を捜すサスペンス系かと思いきや、

中盤あたりでなんか変でないかと思い始め、

おいおいこれはサイコ妻の話なのかと不毛な契約結婚の話なのか、

最後のエイミーの妊娠は精子バンクは契約破棄したのではなかったかともやもやが立ち込め、

もう一度落ち着いてチェックしながら観直すか、

それとも(調べてみたら)原作の小説があることを知りそちらを読むべきか、

とりあえず今日図書館で文庫「ゴーンガール上下巻」を借りてきた。

で、さきほど検索していて思い出したことなのですが、

あの〇ッキーの不倫謝罪会見の服装(パンプスも含め)が、

ゴーンガールの愛人アンディの浮気謝罪会見の服装と酷似していると騒がれたことを思い出した。

そうか、それで「ゴーンガール」という言葉をどこかで覚えていたわけだ。

内容を知ると〇ッキーの服装(スタイリストの責任とは言い切れないと思うけど)怖い、

シャレにならんと何年もたってから再認識。

 

以上、一日ずれた281回目でした。


17ページの日ですが

2020-01-19 22:53:53 | 本 3

 

本題とは全く関係ない話ですが、某所(ジム)に行き滝汗で動いてくると、

必ず「明日はパンが食べたい」と渇望とまではいかずとも激しく食べたくなってきます。

それも日曜日に行ったとき限定。平日はそこまで欲しない。

体内粉不足状態に陥っているのだろうか。

同じ粉でも麺類には反応しないから、粉以外のバターとか熱量とか関係してくるのだろうか。

サンドウィッチには惹かれない。

滝汗の翌日にはこんがり系がいい。

噛むと音がするようなカレーパンとか、

口の天井に傷つくようなガーリックトーストとか。

って、やっぱり犯人はカロリーか(笑)。

消費したカロリーは微々たるものなのにな。

 

すみません、今日は17ページシリーズの日で横に5冊積んで準備してあるのですが、

パンの話なんかしているうちに遅くなってしまいました。

明日に持ち越しとします。

さすがに滝汗は後からくるなぁ。疲れました。カロリー爆弾が欲しい。

 

 


17ページ 6行目 280

2020-01-09 23:57:57 | 本 3

 

編集画面が変わっている!

文字サイズがやけに大きいけれど、これはそのまま反映するのか、

はたまた今まで通りのサイズで登場するのか。

概要というのもあらわれている。

よくわからないけれど、そのうち慣れてくるでしょか。

 

それではいつものようにこの10日間(今回は正確にいうと何日になるのか、11日分かな?)に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは感想にも紹介にもならない雑文です。

 

 

 

 

 センス・オブ・シェイム 恥の感覚/酒井順子

生業にしている私もまた自慢好きな人間であるわけですが、本当は自慢が好きな人ほど、他人

 

酒井さんの本は好きで何冊か持っています。「負け犬」はまだ読んでいないけれど。

鋭さにやられて落ち込むこともしばしば。

あと酒井さんも筋肉好きなはず。

以前読んだ本に何度かジム話にが出ていて私としてはかなり嬉しかったのを覚えている。

 

でもなんといっても酒井さんと私をしっかりと結び付けているのは、

あれは「ズルい言葉」の中に書かれていた(記憶違いで他の本かもしれないが)、

「今度」という言葉の使い方。

詳しくは書かないけれど、私は酒井さんのこの「今度」を読んで目からウロコというか、

自分の馬鹿さ加減に気づき深くショックを受け、年甲斐もなく傷つき、

以後、人とのやりとりのなかで「今度」という言葉が使われると、

それはいい意味の「今度」であったとしても、

その場限りその場しのぎの「今度」だとしても、

私のアタマとココロの中はウルトラマンのタイマーのようにぺコンペコンと点滅し始め、

「出た、今度だわ」とココロの中でつぶやいてしまう。

私も何気に使ってしまい、「いやぁ、今私今度って言ってしまったわ」とも思うし。

 

ただ、酒井さんの本すべてがしっくりくるわけではなく、

半々くらいの確立で飛ばし読みとじっくり読みと分かれてしまうってとこでしょか。

 

前置きが長くなりました。

恥の感覚が共通するか否かということこそが、

人と人との関係性を深めるときに大きくかかわりあい、

恥の感覚が共通する人ほど一緒にいて心地よいと本書に書いてありました。

わかる気がする。

「げっ」とか「え!」とか感じてしまう人とは、

できるだけ接する機会を減らしたいと思うし、

次のことを考えるとちょっと気が重くなるし、

そうこうしているうちに疎遠になってしまう。

と、誰かに対して「げっ」とか「え!」とか感じてしまうのと同様に、

誰かも私に「げっ」とか「え!」とか思っているのだろうなと考えると、それはそれでつらい。

ああ、やっぱり酒井さんの本はたまにボカンと(ボカンどころではないけれど)やられるから覚悟して読まなければだめなのに、またまたボカンとやられてしまったのでした。

 

 

 

 

 

 静かに、ねぇ、静かに/本谷有希子

 ヤマコがスーパースローで動くづっちんの動画をその場ですばやく加工し始める。音楽

 

本谷さんの書く小説も結構好きです。

滅茶滅茶後味が悪いというか、毒がある。

毒舌とは違う、ゆるい毒というか。

そういえば本谷さんの本にも「ぬるい毒」というのがあったな。

人におすすめはしないけれど、これから先も読み続けるつもりです。

 

 

 

 

 

 トライアウト/藤岡陽子

 柚奈に言わせると女性の外見はプレゼントの包み紙らしい。きれいで可愛い包み紙でないと、

 

初めて読む作家藤岡陽子さん。

2冊連続で毒気を孕む系の本だったので、なんというか正統派というか心の浄化。

これといった癖もなく読みやすかったので他の作品も読んでようと図書館に行ったら、

そこの図書館における藤岡さんの蔵書すべて貸し出し中だった。

人気がある作家さんだったのか?

 

今年は読み幅広げたいと思っています。

書店でも図書館でもあんなにたくさん本があり読んだことのない作家の名前ばかりなのに、

どうもいつも偏った選択ばかりしているように思えてならない。

でもね、残された時間に好みの本ばかり読むのも絶対ありだし、

選んだ本を外してしまった時の無駄と徒労感を考えてしまうと、

また北欧ミステリばかりとなってしまうのか。

ああ、私の周りではいったい何百と事件が起き、人が殺されているのだろう。

あ、ミステリも人の暗部、毒の世界が含まれてるか。

ああ、やめられないとまらない、おっもしろい本読みたいですねー。

 

 


17ページ 6行目 279 今年読んだ本のまとめ

2019-12-29 23:59:59 | 本 3

 

湯舟の中で寝てました。

ご丁寧に夢まで見ていて、戦車の夢だった。

乗っていたのか攻めてきたのか、まるっきり覚えていない。

しかしなんでお風呂の中で戦車の夢なのか。

いやぁお湯に浸かって寝てしまうなんて何年ぶりなんだろう。

さすが年末お疲れでしょか、水没しないでよかった。

 

年末忙しながらもこの10日間で2冊読み終えたので簡単に雑文を。

 

 

 

 しあわせのねだん/角田光代

いいなあ、でも私には一生縁のない話なんだろうと、指をくわえて見ていた。

 

角田さんの本は小説よりエッセイを読むほうが多い。

肉体関連の話が好きかなぁ。

で、この本の中に気になることが書いてあった。

理想的中身 40000円。

なんのことかというと、角田さんはお財布の中にあまりお金をいれる習慣がなく、

何度も困った事態に陥ることがあるそうだ。

で、角田さんと同い年の友人に、何かを買う目的もとくべつないふつうのとき、

財布にお金をいくら入れるのが常識か、訊いてみたそうだ。

するとその友人は、年齢を四捨五入した数×1000、と答えたそうだ。

27歳なら四捨五入して1000をかけて30000円。

21歳なら20000円。

これを書いた時点で角田さんは37歳なので40000円となる。

おお、でもそれって私の年代になるとどうなってしまうんだ。

途中でカンストになる法則ありか。

この本は平成17年5月刊行なので今とは事情がだいぶ違うけど、

こういう考え方もあるということを知った。

でもね、クレジットカードや電子マネーだとじつは想像以上の金額を持ち歩いていることになるのか。

いやぁ、同年代の人っていくらお財布にお金(現金・カード類)入れているんだろ。

こっそり教えてください。

やだよってね(笑)。

 

 

 

 

 オスロ警察殺人捜査課特別版 アイム・トラベリング・アローン/サムエル・ビョルク 中谷友友紀子訳

たのか、白い歯を見せて愛想よく言った。”かし

 

読みながら何度も何度も宇多田ヒカルのトラベリングが頭の中で鳴って鳴って困った(笑)。

北欧ミステリ。ぐいぐい読ませる部分と飛ばし読みの部分が混ぜこぜでした。

ラストはあれよあれよと話はすすみ、結局すべてがクリアにはならず、

ちょっとなんというか不親切な終わりかた。

おいおいすべて拾いきってないじゃないかとテーブルを叩きたい気分。

が、本線は解決しているからこれはこれでありな終わりかたなのか?

次が出ているようなのでさっそく予約をしてしまったけれど、

拾いきってない部分が登場するのかまったく別の話なのかは読んでからのお楽しみでしょか。

 

 

 

ここから先は今年読んだ本で印象にのこっているものをピックアップ。

まず最初に今年読んだと思う印象に残っている本を思い出し、

次にこのブログで今年のこのシリーズをスクロールし確認、

二つのリングの重なった部分の本を順位に関係なく書き上げると、

 

 

・シェイプ・オブ・ウィーター/ギルレモ・デル・トロ ダニエル・クラウス 阿部清美訳

・掃除婦のための手引き書/ルシア・ベルリン 岸本佐知子訳

 

 

・わたしのマトカ/片桐はいり

・グアテマラの弟/片桐はいり

 

・だらしな日記 食事と体脂肪と読書の因果関係を考察する/藤田香織


・風と共にゆとりぬ/朝井リョウ の中の「肛門記」

・人生パンク道場/町田康 ラストのペットロスを乗り越えられない女性への回答


・特捜部Q―檻の中の女―/ユッシ・エーズラ・オールスン 吉田奈保子訳

 

・カリ・モーラ/トマス・ハリス 高見浩訳

これに関してはまったく逆の意味での印象が強く、

運とか才能とか使い果たしてしまったのだろうかと思う程でした。

 

北欧ミステリはどの本もまずまずでしたが、特捜部Qは断トツで緻密な構成よく練り上げていると思います。

ああ、お正月はじっくり特捜部Q第二作を読みたい。

というかもう一度―檻の中の女―読み直すか。

それもいいかもしれない。

 

以上、2019年最後の17ページシリーズでした。



17ページ 6行目 278  その後

2019-12-19 22:59:59 | 本 3

 

昨日の午前中に投稿したのですが手直ししようと一度引っ込め、

読み直しているうちに再投稿する意欲がどんどんしぼんでしまってそのまま没にしてしまいました。

リアクションしてくださった方がいたのに、すみませんでした。

 

悩みの元のWindows10にアップグレードしたパソコンの近況ですが、

サインイン画面が出るか出ないかが分かれ道となっております。

再起動やスリープ解除後はほとんどといっていいほどくるくるがエンドレスになるので、

昨日から再起動とスリープはしないことにし(更新などで指示がきたらするしかないでしょうけれど)、

「高速起動を切る」というのも試しています。

順調に起動するのが100%になるといいのですが、というのかそれが当たり前のはずなのに、

今日のこの時点では70%ぐらいでしょか。

 

というわけで今日は17ページシリーズの日なのに、本を読むどころではない日々でした。

じっくり読みたい本がちょうどこの時期タイミング悪く図書館から届いてしまい、

返却日に間にあうよう気もそぞろで読んだのが一冊と、

長い長いいつ終わるかわからないインストール中に読んでいた本が一冊。

記録までに載せておきます。

 

 

 

 

 掃除婦のための手引き書/ルシア・ベルリン 岸本佐知子訳

「信じるよ。火、いるかい?」彼がわたしの煙草に火をつけ、そしてわたしたちは顔を見合わせ

 

もったいない読み方をしてしまいました。Windows10にアップグレード準備段階から読み始め、

数時間前にあとがき手前まで読み終えた。

気づかずにいて幸せなことってあるじゃないですか、見えてなくてよかったこととか、

思い出したくないから忘れているようなふりをしていることとか。

そういう様々な痛みを伴う過去を思い起こしてしまう本です。

もったいない読み方をしてしまったようでいて、実は救われた部分もあるのかも。

もう一度読み直したいかといえば、「はい」でもあり「いいえ」でもある。

なんだかかさぶたを剥がすみたいな感じ?

今年出会えたいい本リストに加えます。

 

 

 

 

 ウドウロク/有働由美子

 

 

インストール中に読み終えたと思っていたら30ページほど読み残っていた。

文は人なりといいますが、私は有働さんが話している場面を見ることは少ないのですが、

なんだか有働さんそのもののような印象の文章でした。

以前ぞっこん読んだ片桐はいりさんもテレビや映画での姿は見たことが少なく、

その代わりに動画でインタビューやトーク番組を観てみると、

片桐さんが書く文章そのもののような話し方だった。

そういえば何気なく手に取ったアンソロジー本をぺらっとめくったら、

あ、これ川上さん(川上弘美)かなと調べたらビンゴで、1ページも読まなくても瞬間でわかったりもする。

川上弘美さんがしゃべっているところは見たことも聞いたこともないのでどういう感じなのかはわからないけれど。

 

私のブログを読んでくださる方は「くそ(失礼)」のインパクトが強いかな。

そうなんです、ここ数日Windows10問題で何度も何度も連発しています。

ああ、本当にくそっ(失礼)です。

 


17ページ 6行目 277

2019-12-09 23:12:12 | 本 3

 

本日二本目の投稿となります。

ウィンドウズ10への移行がすんなりいくのかとんでもないことになるのか(おそらく後者)、

とりあえず使えている今のうちにさささっとこの17ページシリーズを仕上げてしまおうと思っています。

いやぁ本を読む時間もなくなりそうなのにまた図書館から予約の本が4冊も届いていて、

これは読まずに返却再予約ということになりそう。

そこまで読みたい本なのかどうかも吟味する必要もあり?

では6行目も省略、こんな本を読んだということで。

 

 

 

 

 わたしの容れもの/角田光代

 

角田さんの書く肉体体育会系の話は好きなのですが、

文庫本あとがきに「尺骨にヒビがはいってギプスとなった」と書いてあった。

尺骨は小指側の骨、私は橈骨親指側、あらら角田さんもギプス生活だったんだと笑ってしまった。

しかし仕事柄右手ギプスは厳しかっただろうな。

返却してしまったのでちょっと不確かなところはあるけれど、

転んだ翌々日にフルマラソンに出走してきたそうで、そのときはそこまで痛みもなく、

まさか骨折(不全骨折つまりヒビ)しているとは思わなかったそうだ。

その後に痛みがとれず整形にいったらヒビだったそうで。

なんといってもあとがきに数行だったので、このことに関してもっと書いてある文章は存在するのか。

あるのなら絶対読んでみたい。

ちなみに角田さんも読んだ本の内容はほとんど忘れるそうで、なぜか安心した(笑)。

 

 

 

 

 

 流されるにもホドがある/北大路公子

 

先日読んだ藤田香織さんの「だらしな日記」から派生して飛ばし読み。

 

 

 

 

 

 

 マリー・アントワネットと悲運の王子/川島ルミ子

 

ブックオフで見つけた1冊。川島ルミ子さんの本は初めてなのだけれど、

知っていることの確認だったかな。

元の資料のことを考えるとそうなってしまうのだろうけど。

 

 

 

 

 

 シェイプ・オブ・ウィーター/ギルレモ・デル・トロ ダニエル・クラウス 阿部清美訳

 

先に映画を観ていたので場面場面に馴染みやすかったけれど観ていなかったのならどんな印象を持ったのか。

好きになる本というのは大抵始めの数ページで勘というか予感というか臭うぞとそんなものを感じるのだけれど、

この本もそうで大当たりの一冊でした。

ファンタジーやロマンスものを好んで読むほうではないけれど、たまたまそうだっただけでこれは好き。

映画と違い個々の途上人物の背景が物語が描かれていて、だれもみな問題を抱えて生きている。

私としてはジャイルズに共感してしまうことが多いのは歳が近いせいか。

彩りが豊かなのに意外とでてくる匂いは薄かったかも。

にしてもこういう本が好きといえる一冊が増えたのは嬉しいことです。

 

 

 

 

 

 

 ガラスの城の子どもたち/ジャネット・ウォールズ 古草秀子訳

 

映画化されているそうだけど全く予備知識なしで読んでみた。

両親の強い信条のもとで4人の子供たちは育てられるのだけれど、

いや育てられるという言葉は間違っているかかな、機能不全家庭、ネグレクト。

収入のない家庭、定職につかぬ父、育児放棄の母。

クラスメートのお弁当を盗み食いし、ゴミをあさり、万引きもする。

もう酷い状況なのだけれど、暗くじめじめした内容になることなく、

そして非行に走ることをせず、兄弟の上から順に違う生活を求め家を出て自力で独立する。

いままで読んだ本のなかで一番酷い虐待だったにも関わらず読後感はなかなかです。

ちなみにこのガラスの城とはセンチメンタルな例えではなく、

父親がいつか砂漠に建てるといい続けた家族の家のことです。

 

 

ああ現実から目を背けるように書いてしまった。

ああ一体何から手をつければいいのやら。

まずはわかりやすく解説してあるサイトを探そう。

以上、ウィンドウズ10移行というパニックに陥りそうな277回目でした。

 


17ページ 6行目 276

2019-11-19 23:59:59 | 本 3

 

琴似発寒川河畔の道はこれといって風をさえぎるものがないので、

防寒用にニット帽を被って行った。

あたたかい。

帽子は似合わないのでフード派なのだけれど、風が強いとフードがはためく旗というか役に立たない。

それで今日は帽子にしたのだけれど、帰宅後鏡を見たら前髪が中央で束になりカールしていて、

たこ八郎というか「じゅんでーす」になっていて、これで歩いていたのかと思うと泣けてきた。

どうして帽子を被るとたこ八郎になってしまうのだろう。

ではいつものようにこの10日間に読んだ本の17ページ6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 

 だらしな日記 食事と体脂肪と読書の因果関係を考察する/藤田香織

て、心臓が痛いんである。階段を下りるときには、

 

 

この本に関しては書きたいことがたくさんあります。

まず、厚い。

図書館から届いたのをみて(予約だったのでまるっきりの初対面だった)ちょっとのけぞった。

491ページ、上下二段。キング(S・キング)並みの厚さ。

2001年1月から2002年1月までの日記なのだけれど、

体脂肪率と食べたもの、日記、本日の読書を毎日書き綴っている。

 

でね、2001年といえば20年まではいかないけれどかなり前の話でしょ、

北大路公子さんの本がでるよりずっと前、北大路さんとはちょっとタイプが違うけれど上をいっているし、

毎日の食事の記録をとるなんてレコーディングダイエット的なこともやっていらっしゃる、2001年に。

読んでいてたしかにだらしないかもしれないけれど、他人に迷惑をかけるだらしなさではないので、

ケースバイケース分類かもしれないけれど私としては激しくエールをおくりたい。

日記にでてくる出来事がアメリカ同時多発テロ事件や狂牛病、田代まさし逮捕(先日もまただった)と、

2001年だったんだと思うと同時に、藤田さんが書いていることは今読んでも全然古さを感じないので、

これってライターとしての資質なのでしょうか。才能というか感覚というか。

彼女は書評の仕事をしているだけあり読む量がものすごい。

食事の時間と回数がわやなのは本を読まなければ書かなければならないからなのではと推測。

 

前に「東海道でしょう!」という杉江松恋さんとの共著(東海道492キロを歩く話)を読んだけれど、

この「だらしな日記」を読むと、本当藤田さんにとって東海道を歩くということは地獄だったのだろなと。

藤田さん本は全部読んでみたい。

ちなみにデビューしたての三浦しをんさんをすごく推していてさすが書評家、

そして惹くものをもっているしをんさんもすごいかと。

 

 

 

 

 

 全日本顔ハメ紀行〈記念撮影パネルの傑作〉88カ所めぐり/いぢちひろゆき

 

17ページは屈斜路湖砂湯の顔ハメソフトクリームの写真でした。

 

その藤田さんの本の中にでていたのがこの全日本顔ハメ紀行で、

十和田湖にある千鶴作乙女の像の顔ハメ写真がみたくて図書館で借りてきたのだけれど、

腹筋の訓練になるんでないかというくらい下腹部で笑えた(笑)。

ほぼ1時間で読了。

 

以上、276回でした。


17ページ 6行目 275

2019-11-09 23:46:46 | 本 3

 

この寒い中走ってきて、おまけに冷たい向かい風で、

いやぁ、なんでおばさんがこのクソ(失礼)寒い中走らなきゃならんのかと自問しながら走りつつ、

最終的にはやっぱりすっきりするし、家で座って1時間と外走って1時間なら後者かと。

そんなんでへろへろです(笑)。

 

ではいつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 

 

 猫のエルは/町田康 ヒグチユウコ絵

描いてないね」「あるかも知らんがメジャーではないだろうね」委員はそんな

 

何度も読み返す本ってそうたくさんあるわけではないのですが、

町田さんの家の猫たちの本は読み返していますね、それも4冊通しで。

犬たちの本は一度だけだったけれど。

パフィーの話をもっと書いてくれぬものかと思うのですが…。

 

パフィーというのは保護団体から預かりの猫で、

町田家にきてから何年もの間その姿を見ることが出来なかった猫で、

なぜかというと人間を恐れ、ひたすら隠れ、

町田さんの姿が見えなくなってから出てきて餌を食べていたから。

東京宅から現在の家に転居し、諸々の事情から町田さんの仕事部屋で暮らすこととなり、

そもそもパフィーは猫たちの中でも賢い猫で、

そこまで極悪非道な人間ではないと判断し(そのように書いてあったので)、

コタツやら避難場所から姿を現すようになり、

長すぎるほどの時間を経てやっと、やっとパフィーが触らせてくれるようになった。

そのときの動画が下です。

 

 

 

 

 

パフィーと呼ぶ声、見上げるその顔、背中の抜け毛。

「猫にかまけて」「猫のあしあと」「猫とあほんだら」「猫のよびごえ」と愛読し事情を知っているので、

この動画をはじめてみた時泣けてきた。

残念ながらパフィーは亡くなってしまったけれど、町田さんのもとで暮らせてよかったねと言いたい。

あ、すっかり猫のエルの話じゃありませんでした。

 

 

 

 

 サイコパスの手帖/春日武彦 平山夢明

  ないんだよね。

 

面白いという言葉が適当かどうかちょっとあれですが、面白い内容の本でした。

ほぼ一気読み。

多頭飼い、ゴミ屋敷、嗅覚、座間9遺体事件、トラウマ映画、渥美清などなど。

ちょっと考えたり想像できる人なら立ち止まるなりこれじゃあこのままじゃいかんとなるのだけれど、

それができないとずるずるといってしまうのだそう。

タイムリーにもお笑いの人の脱税会見があったけれど、まさにずるずるを露呈していた。

確信犯なのかもしれないけれど、ずるずるとずるずると。

サイコパスの解剖学という本もでているのでそっちも読んでみよう。

 

 

 

 

 渦 妹背山婦女庭訓 魂結び/大島真寿美

に上がり、硯の縁を、やいっと飛び越えた。ぶるんっと知らぬ間に成章も同じように体を震わ

 

第161回直木賞受賞作なのですが、長い長い。

この長いというのは頁数本の厚さのことではなく、

なんというのかスピード感がないというか、

流れているのか流れていないのかわからないような河(見たことないけれど)のよう。

途中飛ばし、何度も読むのをやめようかと思ったけれど、

直木賞作品なのだから必ず何かがあるでしょうと考え直し、

なんとか最後まで読み終えた。

ピエタのほうが面白かったかな。

三浦しをんさんの「あやつられ文楽鑑賞」「仏果を得ず」の下地があったから助かりました。

この緩やかな速度と会話が大丈夫だともっと楽しめたのでは。

 

 

以上、へろへろながらも頑張った275回でした。


17ページ 6行目 274

2019-10-29 23:10:10 | 本 3

 

 

そろそろ特捜部Qシリーズ2作目を読み始めてもいいかなと、

━キジ殺し━を数ページ読み始めたのですが、面白い。

これはかなり期待してよさそう。

出だしからきっちり読み込んでおかないと途中で「え、これってなんだったっけ」になること間違いなく、

例によって人の名前がなんというか覚えにくく(スンが多いかな、イェンスンとかクヌスン、トゥーヤスンにラスン、イェベスン。日本だと山田、和田、小田、小和田、小山田みたいな感じになるのか?)、

外国人が日本の小説読んだら苦労するかもなんてふと思ってしまった。

ちなみに時代小説は日本人の私でも苦労の連続です。

 

が。

また図書館から予約本が届きましたと連絡が来て、

それって最近いれた予約ではなくずっと前にいれていた予約本がこの時期に届いたわけで、

それもそういう本ってどういうわけか何冊かまとまって来る。

今回は3冊届いてしまったので、

特捜部Qはいったん横に置くしかなさそう。

一気に読み通したいのになんだかこれってストレスだな。

 

ではいつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは感想にも紹介にもならない雑文です。

 

 

 

 

 ガン入院オロオロ日記/東海林さだお

 いきなりパッチリで、いきなりいま自分が置かれている状況がはっきり理解できた。

 

 

北欧ミステリばかり読んでいたので、

こう何か違った、全然まったく違う類の本を読みたくて選んだのが東海林さだおさんでした。

ゆるいのになんだろこの鋭い観察眼。

選んだ理由が「ガン・入院・日記」だったからなのに、

それに関するページはわずか。1冊まるごとではなかったのね。

 

 

 

 

 

 ピラミッド/ヘニング・マンケル

空行

 

ヘニング・マンケルのヴァランダーシリーズは好きで、これが10作目なはず。

スピンオフ作品も含め結構飽きずに読んでいます。

短中篇からなるこの本はシリーズの続きではなく、シリーズが始まる前の話で、

登場人物やらどんな話だったか出来事を思い出すのが大変だった。

まぁ読んでいるうちにじわじわっと思い出していくのだけど。

ヘニング・マンケルは2015年に亡くなってしまったけれど、

未訳のシリーズが何作かまだあるのだそうだ。

楽しみに待っていよう。

 

 

 

 

 

 波/ソナーリ・デラニヤガラ 佐藤澄子訳

いた。彼らには私が見えず、私も彼らが見えなかった。「ムフダ ゴダ ガハラ。マハソナ ア

 

 

2004年スマトラ沖地震。

スリランカを襲った津波で著者は両親、夫、二人の子供を失うのだが、

残酷凄惨なミステリは読めるのに、

フィクションではないこの著者の文章はつらくて読み続けることが出来ず。

自分はまだまだだめだなと。

 

 

以上、274回目でした。

 

 


17ページ 6行目 273

2019-10-19 23:34:34 | 本 3

 

今日も寒い。一段と寒さが増してきたように感じます。

今夜はユニクロのフリースパジャマの出番だな。

 

3年前に読んだ北欧ミステリ「特捜部Q―檻の中の女―」

期待を込めすぎたのかこれが不発も不発、大失敗に終わりえらくがっかりしたのですが、

先月WOWOWでシリーズ4作目の「カルテ番号64」を観てみたらこれが圧巻の面白さで、

本の中ではいまいち掴みきれなかったカールとアサドが映像を見ることで見事にぴしっとはまってしまった。

 

 

 

 

この二人を脳内で動かしながら「特捜部Q―檻の中の女―」を読み直してみたら、

これが圧倒的に面白い。

いい。

三年前の初読の時のあの残念さはなんだったのか、

どうしてこんなに面白い小説が理解できなかったのか、

いやぁ、本当いったいなんだったんでしょね。

これシリーズ化されていて、現在7シリーズまで読むことができる。

 

いやぁ、楽しみ増えてよかった、どんどん先が読める(笑)。

書店、古本屋、アマゾンと、とりあえずシリーズ4作6冊を買い揃えた。

 

が、がんがん勢いで読み進めたい気分なのに、

こういうときに限って図書館から予約本が届いたと連絡が来るし、

受け取りにいったらヘニング・マンケルの続きを見つけてしまうしで、

いまだ特捜部Qシリーズ2に手をつけることができず、

北欧ミステリで諸国を旅してまわっております。

 

 

 

 

 特捜部Q―檻の中の女―/ユッシ・エーズラ・オールスン 吉田奈保子訳

の役職を与えるんだね?」

 

上に長々と書いたとおり。

ああ、早く―キジ殺し―を読みたい。

 

 

 

 

 乗客ナンバー23の消失/セバスチャン・フィツェック 酒寄進一訳

れるイベントだ。たいていが未成年。入場料をとるショー。唾棄すべき新種のアトラクション。

 

ドイツのミステリです。

客船という閉鎖された空間のサスペンス。

事件解決? そう思ってからが本番と帯で謳っているけれど、

なんというかこれはイヤミスだったのかというのが正直な感想です。

アサドの勝ち(笑)。

 

 

 

 

 許されざる者/レイフ・GW・ペーション 久山葉子訳

6行目は空行でした。

 

こちらはスウェーデンのミステリ。

主人公のラーシュ・マッティン・ヨハンソンの上から物言いがどうも馴染めず、

このキャラ苦手、止めてしまおうかと何度も思ったけれど、

もしかしたらそれってこれてって三年前の特捜部Qの時と同じ、同じ過ちを犯すのかと考え直し、

最後まで読み終えたけれど、どうでしょ。やはりアサドの勝ちでしょか(笑)。

ただ、いいことが書いてあったので抜粋します。

 

「読書は悪くないぞ。悪い本はすぐにわかるから、屑箱に投げ捨てればいい。いい本なら考えさせられるし、すごくいい本なら読むことでもっといい人間になれるかもしれない。―略―」


もったいなくて屑箱に捨てることは出来ないけれど、堂々と悪い本は屑箱行きOKと書いてくれて嬉しい。

考えが古いのか、どんな本であろうと捨てるのは悪行のような気がして後ろめたさがつきまとう。

 

 

今読んでいるヘニング・マンケルのヴァランダーシリーズもスウェーデン。

片桐はいりさんはフィンランドだったし、アムンセンはノルウェー、北欧行ってみたい。

 

 

 

 

 すぐ死ぬんだから/内館牧子

 リュックは楽だし、両手があいて安全で、老人にはピッタリだ。であればこそ、病気でないな

 

異色の選書。

しかしこの表紙の絵がすごい。どこの町でも見かける姿、見かける老人スタイル。

途中まで、78歳ハナさんの夫が亡くなるまでは結構苛立って読んでいました。

このハナさんの美意識=著者である内館さんの美意識を反映しているのならと考えると、

それってちょっとこのまま読み進めるのは無駄かとまで思ったけれど、

娘の「痛い」発言、夫の二重生活と意外な方向に話は進み、結局最後まで読んでしまった。

まぁやっぱりアサドの勝ちだけど。

 

 

今読んでいるヘニング・マンケルがあと200ページ弱で終わり、

待ちに待った特捜部Q―キジ殺し―を開くことが出来るようになるのだけれど、

こう立て続けに北欧ミステリばかり読んでいるといい加減お腹いっぱいというか、

そろそろご馳走様をして違うものを口にしたい気分になってきてしまった。

特捜部Q―檻の中の女―578ページ、許されざる者576ページ、乗客ナンバー23の消失381ページ、

ピラミッド/ヘニング・マンケル634ページだ。

事件殺人人殺し暴力馴染みのない固有名詞だらけをこれだけ読み続けるのはしんどい(笑)。

どーんと逆方向の本を選んでしまいそうだ(笑)。

 

 

以上、アサド一人勝ちな273回目でした。

 明日は日本勝ちならいいな。

 

 

 


17ページ 6行目 272

2019-09-29 23:59:59 | 本 3

 

ぽっと心に火が点いてしまった特捜部Qシリーズ。

今日はシリーズ2作目の特捜部Q―キジ殺し―を探しにブック○フに行ってきた。

実は昨日も探し歩いていて、立ち寄った書店には最新刊しか置いてなく、

ブック○フには一冊も在庫がなかった。

それで今日は散歩がてら遠征をかけ遠くのブック○フとニトリ&デポというお買い物ゴールデン街、

私の心のハットトリック地点へでかけてきた。

が、ない。

持っている特捜部Q―檻の中の女―は置いてある。しかも108円で。

欲しい特捜部Q―キジ殺し―はなく、WOWOWで観た特捜部Q―カルテ番号64―の上下巻なら揃って在庫あり。

いくら置いてあるといっても(108円ではない)シリーズ1作目からいきなり4作目に飛ぶのもあれだし、

2作目で挫折するかもしれないし、1作目すら再読し終えるかどうかまだわからない。

今日は買わずに帰りましょうと決めたのですが、

まぁちょっとどんなもんだか出だしの数ページを読んでみましょと立ち読みを始めたら、

え、ちょっと待って(チョトマテクダサイってあったよな)、

初めから映画と設定が違ってない? ニーデってこの人と結婚したの?

小説と映画は違うのはわかるけれど、

これって面白い話がふたつ楽しめるってこと?

一粒で二度おいしい(懐かしい)的な楽しい世界が待っているのか。

買ってしまいました、いきなりシリーズ4、それも上下巻2冊。

ハヤカワHM文庫、ユッシ・エーズラ・オールスンは背表紙黄色だ!

町田康氏も講談社文庫&中公文庫の背表紙は黄色なのよね。

私の本棚黄色化計画実行中か。

さ、いよいよ中心街に進出し順当にシリーズ2作目―キジ殺し―を買ってこよう。

 

長くなってしまった。

ではメインであるはずの本文を。

今回は片桐はいりさんが素晴らしかった。

 

 

 

 

 わたしのマトカ/片桐はいり

 それを見てからというもの、わたしのサルミアッキ克服の修行は始まった。お茶場

 

 

 グアテマラの弟/片桐はいり

た。

 

 

 もぎりよ今夜も有難う/片桐はいり

 わたしは、その少女と、そのスクリーンの前に立っていた。

 

 

三冊まとめて。

私はテレビもドラマもあまり見ないし邦画もほとんど観ないので、

片桐はいりさんの名前は知っていたけれど、

個人的なイメージとしてもっとガサガサしてアクが強くて騒がしい人とずっと思っていた。

なんというか個性が強すぎて。

 

図書館でシューマンの本を探しているときに、偶然「わたしのマトカ」の背表紙を見つけた。

シューマン→音楽の棚、その横が演芸となっていて、片桐さんの本が並んでいたのだ。

ちなみにマトカとはフィンランド語で「旅」。

「わたしの旅」というタイトルなら旅行記の分類なのではと思うけれど、そこが図書館の不思議なとこだ。

とにかく、シューマンのおかげでわたしは片桐さんの本を目にしたわけで、

装丁があまりにもかわいらしくて思わず手に取り、「何?」と出だしを読み始めたのですが、

これがさきほど書いた片桐さんのイメージとはまるっきり違い、

そのまま本を片手に空いている椅子に移動、数ページ読み、借りることに決定、

家に帰ってからさらに読み進め、これは借りるではなく買うに値すると確信、

現在発行されている片桐さんの本3冊すべて買ってきてしまった。

 

今年出会えてうれしい本というカテゴリがあったとしたらこれは間違いなくランクインですね。

片桐さんってすっごいステキな人でなんというか目からうろこ。

深いというか奥行きがあるというか豊かというか。

書く文章にも人柄があらわれていて、謙虚で品がよくユーモアを忘れない。

言葉も丁寧選びかたも知的。静かだし。

きっとものすごく人生経験値が高い人だと思う。

いいな。お友達になりたい。

いつでもどこでも何度でも読み返したくなる友達のような本です。

しいていえば「もぎりよ…」は映画館の話(映画ではなく映画館)が多いので、

どちらかというと旅や家族の話のほうがとっつきやすいかもしれませんが。

次の本を読みたい。予定はないのかな…。

 

 

 

 

 

 

 世界中で迷子になって/角田光代

手だったがニューヨークは二度目。とはいえ一度目は一九年前、二〇歳のときに一週間い

 

旅よりお金の話が多かった印象。

 

 

 

 

 上半身に筋肉をつけると「肩がこらない」「ねこ背にならない」/中野ジェームズ修一

S字カーブを描いています。ソファやベッドなどの衝撃吸収剤として、S字スプリン

 

 

 下半身に筋肉をつけると「太らない」「疲れない」/中野ジェームズ修一

扉絵

 

 

立ち読みしていた2冊が図書館にあったので借りて読んでみる。

中野さんの本は一貫してやる気を起こさせるよう仕向けているような。

つまりは読むだけではだめ。習慣化しなければ意味がない。

でも習慣化できる人はほんの一握りで読むだけの人が大半だから中野さんの本は売れるのだろな。

 

 

 

 

 らん/秦健日子

「お綾。今、正太郎を見ていたな?」

 

秦さん初読み。ドラマも見たことがないのでまったくの秦さん初心者なのですが、

この本は薄くて字も大きいので半日で読了。

映像化考えて書いたのかな。面白かったけれどそれだけで終了。

 

 

もうすぐ10月。

年内は片桐さんとユッシ・エーズラ・オールスン(覚えようと何度もフルで打っている)かな。

 

以上、272回目でした。