一昨日家具2点を運んだのですが、「食器棚」が重い&持つ場所がなく、
こうなるとほぼ腕力で強引に持ち上げ、
その日のうちに腕がぷるぷる、お茶碗が重くてご飯食べるの大変(笑)。
案の定、両腕上腕二頭筋が筋肉痛。
足腰は丈夫な部類かもしれないけれど、腕は鍛えてないし、こんなに重いもの持ち上げることないってね。
そうよ、「持つ」ではなく「持ち上げる」はキツいわ(笑)。
腕の筋肉痛なんて、娘が小学校のときのレクでの綱引き以来でないか(笑)。
腕、さらに逞しさアップ。
というわけで、今日は17ページの日。
ごくごく簡単に進めたいと思います。
時をかけるゆとり/朝井リョウ
声をかけ、驚いたように振り返るおじさんに、私はいきなり「腹が限界だ」という旨
「風と共にゆとりぬ」を先に読んでいるので、
やはり注目してしまうのが朝井氏の腹事情と痔事情。
が、なんということか、朝井くんも100キロ歩いていた!
地獄の100キロハイク。二日間かけて埼玉県本庄市から早稲田大学まで歩き通すというドM行事。
実際の距離は125キロもあり、しかも全員仮装することが必須条件、
世界一長い仮装行列とも呼ばれているそうな。
そうか、歩いていたのかと急に親近感をもってしまった。
地獄の500キロバイク、東京新宿区から京都三条大橋までの自転車記もあり。
いやぁ、朝井くん、50歳になったとき何を書いているのか。
読んでみたい。長生きしなければ読めんけど。
東海道でしょう! /杉江松恋 藤田香織
日本橋→三条大橋。距離にして実に492km。
朝井くんにあわせたのではなく、偶然重なった東海道本。
歩きたくて歩くのではなく、ちょっとした一言から東海道を歩くことになってしまった二人。
お二方とも歩くのはまるっきり得意ではない。
杉江さんの博学多識は圧巻。ガイド本にして歩いてみたい。
私はおそらく歩ける側なので、逆に歩くのが苦手な人の気持ちというか苦悩というか、
気づかされた一冊でもありました。
余談ですが途中から準レギュラー的位置になった銀色夏生さん。
いやぁ、私今の今まで銀色夏生とはおじいさんの詩人で、ギンイロカセイと読んでいた。
なんも、女性で1960年生まれ、ギンイロ(ここだけはあっている)ナツヲが正しい読み。
上書き保存できるだろうか。
お金がわんさかあったなら歩いてみたいぞ、492km。
死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件の真相》/ドニー・アイカー 安原和見訳
はそろって安堵のため息をついた。しかし、ここの様子になんとなく尋常でないところがある。
3年か4年ほど前にディアトロフ峠事件のことを知りネットでいろいろ調べたことがある。
今回この本が出たということで飛びついたわけだけれど、
まずはディアトロフ事件を知らなければ話にならないので、興味のある方はこちらをどうぞ。
で、この先ネタバレになりますので、知りたくない、本を読むという方は飛ばしてください。
《真相》と書いてありますが、実際現地で実証したわけではなく、
長年に渡り調査をし続けてきたドニー・アイカー氏がだした結論は「カルマン渦列」と「超低周波音」の同時発生による恐慌。
パニックに陥り靴も履かずテントを中からナイフで切り裂きマイナス30度の雪の中に飛び出し、
低体温症や峡谷に転落し怪我を負い、結果死に至ったのではないかと。
彼の説明だと、ずたずたになった衣服の謎や靴を履いていなかったことなどさまざまな点で納得がいく。
が、私としてはここまで調査したのだから現場でテントを張り「カルマン渦列」と「超低周波音」が起こることを証明してほしかったなと。って危険すぎるか。
生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由がある/岡 壇
が、深く掘り下げた内容ではなかった。
時間がないので省略しますが、なかなか面白い本で、
内容もそうだけど岡さんの説明の仕方がわかりやすく、
調査解析統計ととっつきにくいところをうまい具合にカバーしてくれて、
より多くの人に読んでほしいという気持ちが伝わってきます。
ぼくの死体をよろしくたのむ/川上弘美
あじフライを有楽町で/平松洋子
こういうの。
残念ながら川上さんと平松さんの本は時間が足りなくて(力仕事だったと言い訳)、
三分の一を残し返却。
延長する手もあったけれど、読みたい自腹本が数冊待っているのでそのまま返却。
また縁があったらどこかで読むことになるかも。
以上、271回でした。