毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

贅沢な時間 三角山の雪景色

2007-12-16 20:59:59 | 三角山
昨夜から今朝にかけて、かなりの量の雪が降った。



三角山はどうなってるんだろうと、かなり期待でわくわくしながら家を出る。
「午後にはちゃんと道が出来てるよ」と以前に聞いていたけど、その通り。
細かったり太かったり、様々な道が出来上がっていた。




↑は『二の坂』。メインの道はしっかりしています。
三角山はコースが三つあるので、分かれるとどうなってるのか。
順に数を追って、三~山頂まで進みますが、



ここ『四の坂』は途中ショートカットを利用する人が多く、急な足場は踏み跡が少なく苦戦しました。合流地点に着く頃には太腿がぱ~ん。


 

枝についた氷がお日様にきらきら光って、自然のイルミネーション。


山頂到着。綺麗です、美しいです。見事な雪景色です。



円山と市街地。




藻岩山。今日もいっぱい登ってるんでしょうね。


 

空沼岳と、雪に埋もれたいつものベンチ。




一等三角点もしっかり掘り起こされ、周りは踏み固められていました。

同じコースで帰ろうと思ってたんですが…
後から山頂に来たご婦人が、
『あっちから下りたらいいよ。何年かに一度見れるかどうかの景色だよ。
枝に雪が残ってて、見事ってもんじゃないよ』

確かに今朝の写真でもわかるように、山の尾根左側表面は雪で白く、右側は木の枝の色だった。言われたとおりに、何年かに一度?(ほんと?)の景色を見に『九の坂』から直進、『二人静かの散歩道』へ。


目の前に現れたのは…




なんて美しい景色でしょう。幻想的、神秘的、歳をとると涙腺がユルくなります。




なんだか『待っててくれてありがとう、見せてくれてありがとう』って気持ちになりました。




周りの景色ばかり見て歩いていると、不安定な雪道、バランスを崩して酔っ払いのようになっちゃいます。
誰もいません。私ひとり。時折アカゲラが木を突付くコツコツ、コツコツっと音がするだけ…
なんて贅沢な時間なのでしょう。寒くもなく、急ぐ必要もない。雪と静寂の世界です。




中腹から見下ろす街並。


 

こんな枝の下も通ります。今は軽いからいいけれど、水分を含んだのがドカンと落ちてきたら怖いですね。頭と首やられます。


宮の森と山の手を結ぶ道。

 

来た道と行く道です。

お洒落をして街を歩くより、山の静かな時間の中にいるほうが幸せを感じるこの頃です。
長靴履いて帽子をかぶって。時計は気にせずに。
でも12月も末が近づけば、こんなことしてる場合じゃないですよね。
明日からはぽちぽち年末準備にかかります…きっとね。