毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

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2016-01-11 23:48:48 | 本 2

 

寒いですねー、冷え込んでます、鼻の穴がピキンと凍りつきそう。

体調不良というより、顔面不調が緩和してきましたので、

先日流してしまった17ページシリーズをざっと簡単にやろうと思います。

といっても、年末年始のぐだぐだ期本がほとんどなので、

たいしたことも書けませんが。

あ、いつもたいしたこと書いてないので同じですね。

 

ではざっくり版で。

 

 

 

 ベルサイユのばら 文庫版コミックセット/池田理代子

 

 ベルサイユのばら大辞典/池田理代子

 

 ベルサイユのばら その謎と真実/池田理代子

 

 ベルサイユのばら外伝/池田理代子

 

 

どこまでベルばら三昧だったんだ!

年末年始はベルばらを黙々と読んでいたせいか、

初夢も含め三夜連続ベルばらが影響している夢をみてしまった。

初夢は「首飾り事件」が元だと思われる、身に覚えのない盗みの被疑者扱いをされ、

身の潔白を訴えている、切羽詰った夢でした。

で、数十年ぶりにベルばら全巻読破したのですが、

前にも書いたけれど熱心なベルばらファンというわけではなかったので、

オスカルやアンドレに関しては記憶が曖昧で、

バスチーユを攻めに、それも市民側に立ち砲撃し、その時に二人とも死んでいたのだと、

「えーそうだったの!」と驚きをもって読んでしまいました。

3,4ページに一度は誰かが泣いているのね、あの豪華な瞳から涙が滝のようにぼたぼたと。

アントワネットだけではなく、オスカルもフェルゼンもアンドレも見事な泣きっぷり。

小中生あたりで読んでいたと思うのですが、いやぁ、こんなの読んでいたんだ(笑)。

結構、「おぉ! おぉ!」というシーンやきわどいセリフが網羅しています。

 

コミック他の三冊ではベルばら大辞典収録「ベルばらかるた」は圧巻でした。

これはファンでなくてもかなりウケること間違いない。

「アンドレ青いレモン」って奥深くないですか?

 

 

 

 ワンピース80巻/尾田栄一郎

 

 

いやぁ、長い。長すぎて前の話忘れちゃってるし。サンジはまだだし。

尾田さんにお正月はあったのでしょうか。風邪さえひけないでしょうね。

 

 

 

 

 いまなんつった? /宮藤官九郎

 

 

年末年始の箸休め?用に借りてみたんだけど、考えたら私「あまちゃん」はじめドラマ全然観てなくて、

それでドラマの話などが書いてある本を読むのはちょっと無理があったようで、

三分の一ほどで読むのをやめました。

 

 

で、ここまでは年末年始に読んだ本で、

その後、フランス革命後のマリー・テレーズとルイ17世について調べていたら、

マリー・テレーズ王女の回想録が出版されていることを知り、

さっそく取り寄せてもらいました。

 

 

 ルイ十六世幽囚記/クレリー他著 ジャック・ブロス編

オーストリアに邸宅を購入して同地に赴いた。彼はその邸宅で。一八〇九年五月二十七日、五十

 

いやぁ、こんな本が出ているとは。

国王の従僕クレリーの日記 ――ルイ十六世が幽閉生活を送られたあいだにタンプル塔でおきた出来事

ルイ十六世の最期 ――国王の聴罪神父、エジウォルト・ド・フィルモン神父

マリー=テレーズ王女の回想録 ――王家の幽閉生活に関して、一七九二年八月十日から弟の死まで

以上の3編が収録されています。

タンプル塔で直接ルイ16世とその家族のそばにいた人の記録・証言が残っていて、

それを200年以上も経った今の世で読むことができるなんて、なんて凄いことなんでしょう。

クレリーは王の処刑当日まで身の回りの世話をした人物、

塔での王や家族の生活の様子が生々しく書き綴ってあり、

伝えられているような、ぐずで愚かで優柔不断の愚王の様子はかけらもなく、

ただただ穏やかで思いやりにあふれた王と、慕う家族の姿がかかれています。

正直読んでいてかなりつらいです。憐れというか可哀想で。

自殺されるのを恐れ、カミソリやハサミなど刃物類鋭利な物は没収、

判決後は食事でナイフを使うことも許されなかった。

処刑の直前までクレリーの身の上を気遣い、

処刑場で縄をかけられる時だけルイ16世は抗ったそうです。

死よりも何倍も耐えがたい侮辱を受けることになる。

その縄をあえて王女マリー=テレーズは「ハンカチ」で手を縛ったと異なることを書いているのですが、

嘘というより、縄で縛られたことを嘘をついてでもいいから書き残したくないという気持ち、

ルイ17世の最期も悲惨で、あらためてフランス革命ってなんだったんだろうと考えてしまいました。

ちょっとしたきっかけから読み始めたベルばらがここにたどり着いたとは。

リチャード三世もそうですが(私はそうだと思っていますが)、

ルイ16世やマリー・アントワネットって、と思ったところで生き証人は今はなく、

いやぁ、逢ってみたいです、タイムスリップして、確実にこの世に戻ってこれるなら実物に(笑)。

アン・ブーリンとメアリー・スチュアート、メアリー・チューダーもちら見。

ヘンリー8世に惚れられても困るけど。わはははは。あ、そうか、私もう若くないんだった(笑)。

ついつい自分が何歳になって見た目がどうなってるのかすっかり思考から抜け落ちてしまっています。

 

以上、9のつく日ではないけれど17ページシリーズでした。