毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

17ページ 6行目 171

2016-06-09 23:43:43 | 本 2

 

晴走雨読。

晴走雨筋。

この10日間は(5月は31日があるから11日間か)ばりばり読みました。

娘の引越しで数日間は働きっぱなし、1行も読まない日が続いたから、

それを考えると今回の読むスピードというか、それだけではなく読みやすさもおおいに含まれているのだけれど、

4冊読み終えてしまったのはやはり面白いから、それでしょね。

睡眠時間を削ってまで読んだ本は久しぶりです。

今日も、実は先ほどまで3巻を手放せなくて、結局最後まで読んでしまい、もうこんな時間になってしまった。

4巻(完結編)が呼んでいるので、手短にライト版で進めます。

では、いつものように、この10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 

 

 ドクター・スリープ 下/スティーヴン・キング

「わかった」ローズは相手をなだめた。「州間高速の九

 

 

前にキングを熱く語ってしまいましたが、なんでしょね、キングの魅力って。

超常現象やホラーではなくて「情」とか「立ち直る」とか、「必ず最後に愛は勝つ」とか。

それと、読んでいてキングの自信なのか、これから起こる未来をさきに堂々と書いちゃうのよね、隠したりせず。

 

 そう、アブラはあくまでも計画に忠実に行動するべきだったのだ。


この1行を読んだだけで、ああ、この先アブラはやっちゃっうんだ、うまくいかなかったんだと読み手は悟っちゃう。

こういう書き方は他の本ではあまり目にしない気がするのですが。

先にバラされてもそれで楽しみが半減するようなことはまったくなく、むしろ受けるショックが半減する?

まぁいいや。なんだかこのごろはキングを読めることに喜びを感じているなぁ。

正直面白くないものはどうしようもなく面白くないんだけれど(笑)。

ひとつの小説の中でも、まるっきり面白くない部分と夢中になる部分があったりするし。

まぁいい。私はそれでもキングが大好きだ(笑)。

 

 

 

 

 

 

 獣の奏者 Ⅰ闘蛇編/上橋菜穂子

 母は、無言で首をふった。

 

 

 

 獣の奏者 Ⅱ王獣編/上橋菜穂子

さしたる関心は示さなかった。

 

 

 

 獣の奏者 Ⅲ探求編/上橋菜穂子

 エリンはうなずいた。

 

 

1巻2巻と怒涛の勢いで読んでしまった。

何度か書いているけれど、私ってファンタジーって苦手だったはず。

でも待てよ、「ナウシカ」だって「ラピュタ」だって、あれはファンタジーに属するのか?

いったいファンタジーって何? そもそも、何?

そういえば「ワンピース」なんて全巻買い続けているし、あれもファンタジー? 冒険海賊ファンタジー?

「ネバーエンディングストーリー」も「オズの魔法使い」も「スターウォーズ」も好きだわ。

いやだ、嫌いとか苦手とかいっていながら、しっかり好きな自分がここにいる(笑)。

「鹿の王」で上橋さんに開眼、全4巻(外伝をいれると全5巻)に手を出してみたのですが、

まさかの読みやすさと面白さ、展開するスピードもいい感じで、すいすいすいすい読み進められます。

じゃあ内容は薄いのかというとそういうことはなく、

私がぐちゃぐちゃ書くより ここを読んだほうが早い。

獣の奏者

 

手当たりしだいというか、気になった本はどんどん読んでみるようにしているけれど、

「時間の無駄だったな」と思うこともたびたびあり、

1年のうちで、自分の内側に響く本にめぐり合えることってそう多くはない。

なのに連続よ。 

この世にないもの(王獣とか闘蛇)には少し抵抗があるけれど(リアリズムなおばさんなので)、

リアリズムといえばこれほど素直に読む楽しみを味わえるのだから違う意味でのリアリズムなのかも。

「鹿の王」再読だな、今度はしっかり相関図からmy地図まで用意して取り組むわ。

そう、鹿の王でそこのところを失敗したので、獣の奏者はとにかくそこをしっかり押さえ、

怪しい部分は読み返したので、今のところ順調に3巻分アタマにおさまっています。

でもやっぱり固有名詞はファンタジーはきつい。

さぁ、4巻完結編、これから30分だけ読むぞ! 

 

やっぱりライト版ではなかった171回目でした。