貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

蕉道Ⅷ 奥のほそ道パートⅡ 春日部市:小渕山観音院  

2017-09-09 09:14:14 | 日記
蕉道Ⅷ 奥のほそ道パートⅡ

春日部市:小渕山観音院  

 2019(平成29)年5月17日 11:06~

 国道4号線を北上する。春日部市に入る。

粕壁宿かな。



仁王門が素晴らしい!





 左右の仁王像の表情が独特である。

 何か愛くるしく温かみを感じた。

また、花祭りの歌詞が刻まれた碑を

初めて見た。


 
 この観音院のお詣りは、上の写真のよ

うに、神仏習合の祈願寺だから、

「先ず、鰐口を2回鳴らす。そして、二拍

合掌をしながら、願い事をする。

 その後、回廊を左から回る。

 天井の唐獅子十八体が清浄して下さるという。

 正面に戻ったら、二拍合掌して参拝終了

となる。」という。

 その通り参拝する。

神仏習合の祈願寺は皆そういう参拝の仕方

なのだろうか。

 ちょっと新鮮。

ご利益もいいなあ。





 芭蕉句碑が最後になったが、句は、

「毛のいへば 唇さむし 秋の風」 芭蕉

であった。

「物いへば 唇寒し 穐の風」である。



座右乃銘「人の短をいふ事なかれ 

己が長をとく事なかれ」として、

『芭蕉句集』では紹介されている。

 ここ十年の己が人生も反省。

ちょっと忘却の彼方になった詞であった。