貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

蚤と虱と馬のおしっこ

2018-08-10 09:35:41 | 日記

蚤と虱と馬のおしっこ

平成30年8月10日(金)

 暑さが戻る。

 夏が大好きな私も、今年は海へという

熱望も湧かず。この青梅から一歩もでず

じまい?

 夏を地元で元気に乗り切ることに終始かな?

今朝は、最上町にある国の境を守る

「封人の家」を訪問。

 

 封人の家は、10㎞出羽街道の先にある

ことがわかる。

 山形県にあり。もうびっくり!

 生憎整備のため、工事中であった。

 

 受付の老男性がみえた。

 入口に、芭蕉と曾良の木彫像があった。

 封人の家とは、「国境を守る役人の家」のこと。

 仙台領と境を接する新庄領堺田村の庄屋家、

つまりこの旧有路家住宅であったといわれて

いる。

 元禄2年(1689)5月芭蕉は2泊3日にわたって

"封人の家"に逗留し、その時の印象を、

「蚤虱 馬の尿する 枕もと」

という句で表現した。

 最上町は以前は小国という地名で山形県内

では随一の馬産地だったよう。

 私の母屋は役牛を大事にしていた。

 同じ屋内で大事に育てられていることが、

芭蕉の句でもよくわかるが、蚤と虱で眠れず、

しかも馬の放尿の凄い音を聞いてびっくり!

 牛のおしっこも凄い!

 それをほんと楽しんでいるような句で

もある。

何度目にしても、吹きだしてしまう。

 次回の楽しみにして、中へは入らず。

再度工事が無事完了することを祈願して!