貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

多摩川夕照と点心

2018-08-22 09:04:33 | 日記

多摩川夕照と点心

平成30年8月22日(水)

 久し振りの朝からの冷房。

今日は猛暑日になりそう。

 昨夕、マイチャリで河辺の河川敷へ。

 3人の少年が流れの波打つ急な場所で、

歓声を上げながら波乗り遊び。

 久し振りの元気のよい少年に出会う。

 銃数メートルで穏やかな流れになり、

そこで、岸に上がる。

 二度目の上がりで、よく手入れされた

樹木で隠れるように川上へ。

 どうもウォーキングしている方に知

っている方が・・・。

 川遊びもままならぬのかと・・・。

 私は夕照に!

 

 

 そして、夕刊で、歌人で僧侶の

大下一真さんの『点心マナー』に出合う。

 『点心』・・・

① 正食の前に摂る簡単な食物。

② 昼食の異称

と、広辞苑。

「建長寺の雲水さんに点心を差し上げた。・・・」

ではじまるエッセイ。

「食事の後の経が静かに流れてくる。・・・

『お粗末でした。』・・・。

このようにして雲水さんが去った後には、

ご飯の一粒も千切りのキャベツの切れ端も

残ることなく、まことに見事に食べ尽く

された後の皿や茶碗が整然と置かれている。

それを見て愚妻は『ああ有難い』と手を

合わせる。・・・・。」

そして、「こんな伝統から立派な禅僧も

育っていくのである。」と結ばれている。

 金品のやりとりはなく、昼食を戴く

方々もおもてなしをする方も、

「ありがたい」と手を合わせる。

 「点心」

 かつては、どこの家々もそんな風土は

あった。

「点心おもてなし」の衷心は、私も

大事にしていこう。

 夕照とともに!