紫だちたる雲
令和元年10月5日
今朝の日射しは強い。
風は秋風、爽やかそのもの。
10月の気温として、記録
をつくるかも?
という予報である。
日射しが先を競うように
部屋へ射し込む。
日に日に中へという感じ。
さあ、今朝は、岡崎市へ。
熊野神社参拝!
岡崎市には、
熊野神社は4つある。
本殿右に3碑あり。
奥殿神屋の傍。
後方の小さい碑が
芭蕉句碑。
芭蕉の句は、
「曙や また朔日に
ほととぎす」
はせを
「曙は まだ紫に
ほととぎす」
「曙」は、
清少納言の『枕草子』の
「春は曙。やうやう白くなりゆく
山ぎは少しあかりて、
紫だちたる雲の、
細くたなびきたる。」
から採ったもの。
元禄3年4月1日。
石山寺で紫式部が『源氏物語』を
執筆したといわれている
「源氏の間」を拝観。
源氏の間を見ていると、
まだ春の陽気が残っている
ものの、ちょうどホトトギス
の声が聴かれて、夏の到来を
感ずる、
というのである。
『源氏物語』ではなく、
『枕草子』を引用していたり、
季節の記述が錯綜していたり
して不明瞭な句ともいわれ
ている。
何か今朝の秋晴れとは
違うかな。
混迷の朝?になる。
紫立ちたる・・・!?