貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

天の子 風の子 地の子よ!

2019-10-08 09:05:17 | 日記

天の子 風の子 地の子よ!

令和元年10月8日

 さあ、岡崎城の芭蕉を見つ

けるぞ!

 岡崎城は、三河国岡崎の城。

 徳川家康の生地である。

 別名、龍城。

 戦国時代から安土桃山時代

には松平氏の持ち城、

江戸時代には岡崎藩の藩庁

となる。

 昭和34年(1959)に、

天守が復興。

 2006年には日本百名城に

選定される。

 城内は各階ごとにテーマを

分けた歴史資料館になって

おり、展示物やジオラマシアター

などで岡崎城の歴史を紹介し

ている。

 今回のメインは、

龍城(たつき)神社社務所横に

ある芭蕉句碑。

 龍城神社は、岡崎城の隣に

鎮座する神社。

 家康公生誕の朝、城楼上

に雲を呼び風を招く金の龍が

現れ、昇天したという伝説が

残るパワースポット。

 龍の井は、龍神が現れ、

井戸の水が噴出し、龍神に注い

だと伝えられる。

 出世、開運、安産、厄除けの

ご加護あり。

 芭蕉句碑の句は、

「木乃もとに 汁も鱠も 

    左久良哉」

 この句は元禄3年(1690)、

「奥の細道」の旅を終え、

故郷の伊賀上野で歌仙を巻い

た時の発句。 

 おそらく桜の縁でこの場所に

句碑が建てられたのだろう。

 三日月を穿った珍しい

句碑も近くにある。


 

 調べると、岡崎川柳の生みの

親であり、昭和を代表する

川柳作家の川上三太郎さんの

句碑。

 句は、

「子どもは 天の子 

  風の子 地の子」

 「平成12年、丁度二千年の時に、

岡崎川柳研究社が、ゆかりの

地此処に再建する。」

と記されている。

 そうか。そうだな。

 子どもは風の子だけではない。

今は、風の子に育てるのも

難しい時代。

 地の子、天の子、社会の子、

自然の子。太陽の子だ!

 人生10分の一の時間!

そして、全ての子が

可愛らしく!生き生きと!

育まれてよい時。

 昔も、今も 未来も

変わらない!・・・ように!!!