令和3年9月20日(月)
高水に
星も旅寝や
岩の上
今朝もこの句と仲良く。
◎ 今夜の七夕は大雨である。
風も強く、嵐の気配がある。
この荒れ模様では、牽牛と織姫は会えそうに
ない。
この大雨に、弟子の杉風が訪ねて来た時、
雨の七夕を俳句にして、牽牛と織姫が天ノ川を
泳いで、岩の上で逢ったというおとぎ話風の
俳句を作った。
元禄六年(1693)の作。
高水のために、牽牛と織姫がともに高水の
元禄六年(1693)の作。
高水のために、牽牛と織姫がともに高水の
上に抜き聳える岩の上に避難して、
お互いを認め合ったものの、出会いの幸福を
得られなかった顛末を憐れんでいる。
漢字表現を並べることで、自然災害を、
漢字表現を並べることで、自然災害を、
美しく、含蓄の深い物語に変えているところ
が面白い。