貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

江東区仙台堀川の水辺の句碑散歩②福島から大石田へ

2024-05-26 10:12:55 | 日記
令和6年5月26日(日)
江東区仙台堀川の水辺の句碑散歩②
 五番目の句は、
福島の句で、      
「早苗とる 
  手もとや昔 
    しのぶ摺」  。

 六番目の句は、
岩沼での句。   
「桜より 
  松は二木を 
    三月越し」

 七番目の句は、
平泉での句。    
「夏草や 
  兵どもが 
    夢の跡」

 八番目の句は、
中尊寺での句。 
「五月雨の 
  降りのこしてや 
     光堂」

 九番目の句は、
立石寺での句。   
「閑かさや 
  岩にしみ入る 
     蟬の声」

 十番目の句は、
大石田での句。  
「五月雨を 
  あつめて早し 
     最上川」

~つづく。


江東区: 仙台堀川の水辺の(俳句)の散歩深川より四首!

2024-05-25 10:08:18 | 日記
令和6年5月25日(土)
江東区:  仙台堀川の水辺の(俳句)の散歩道   
 水辺の散歩道を歩く。



 水も随分清くなり、
見事に整備!
 芭蕉俳句の散歩道となっている。
 一句一句を味わって!!!!
 先ずは、深川の句。

「草の戸も 
  住替る代ぞ
   ひなの家」

  二番目の句は、千住の句。

 「行春や 
   鳥啼魚の 
     目は泪」          
 三番目の句は、日光の句で、

「あらとうと 
   青葉若葉の
     日の光」

 四番目の句は、那須の句で、 

「野を横に 
  馬牽むけよ         
   ほとゝぎす」

~つづく。

江東区: 採茶庵(さいとあん) おくの細道へここから出発!

2024-05-24 09:54:54 | 日記
令和6年5月24日(金)
江東区: 採茶庵(さいとあん)     
   芭蕉は、
元禄2年3月27日(1689)
採茶庵から、
「おくの細道」の旅に出発。

 当時は、
仙台堀
(仙台藩の蔵屋敷があったことから
仙台堀と呼ばれる)、
現在の仙台堀川に浮かぶ船に乗り、
隅田川を遡って千住へ。

 採茶庵は、
芭蕉の門人、杉山杉(さん)風(ぷう)
の別宅。

 芭蕉は
「奥の細道」の旅に出る前に、
それまで住んでいた隅田川と
小名木川の合流地点の岸辺にあった
芭蕉庵を手放し、
門人、杉山杉風の別宅に厄介になる。

 採荼庵に
芭蕉を住まわせた杉風は、
日本橋で幕府御用の魚問屋を営み、
豊かな経済力で
芭蕉の生活 を支えていたのである。



江東区: 大島(おおじま)稲荷神社女塚芭蕉座像と一茶!

2024-05-23 10:07:21 | 日記
令和6年5月23日(木)
江東区: 大島(おおじま)稲荷神社   
 江東区を横切る小名木(ぎ)川。
 この川は天正18年(1590)、
江戸に入府した徳川家康が、
千葉県行徳の塩を運ぶため、
小名木四郎兵衛に命じて
水路の開削をさせる。
  それに因んで
「小名木川」と命名。
 慶安年間(1648 - 1651)、
小名木川近くの海辺が
度々津波に見舞われて、
耕地が荒廃、苦しむ住民。

 伏見稲荷大社の分霊を奉遷し、
産土神として奉ったのに始まる。
 元禄5年(1692)9月29日、
芭蕉が深川から小名木川を下って
門弟の桐奚宅を訪ねる途中で、
当社を参拝。

 境内には「女木塚」が建立され、
<女木塚>

芭蕉翁像と
参拝で詠んだ句等整備されている。
<女木塚碑>

 句は、
「秋に添て 
  行はや末ハ 
    小松川」 
<その説明>
<芭蕉句碑の説明>

 芭蕉像は、宗匠となり、
蕉風を確立したイメージ。 
<芭蕉翁像>
          
 後に、
近くにある愛宕山勝智院境内の
愛宕神社と、
柳川藩下屋敷の邸内社であった
太郎稲荷を合祀する。
<社殿>

 合祀前の愛宕神社には
享和3年(1803)から1年間、 
小林一茶が居住していたという。
<阿吽像>




江東区亀戸天神② 花の上なる月夜かな!

2024-05-22 10:13:53 | 日記
令和6年5月22日(水)
江東区亀戸天神②

 先ずの太鼓橋は
過去を表す男橋、
そして
現在を表すという平橋、
最後は未来を表現する女橋
と呼ぶ太鼓橋を渡り、
身も心も浄めて神前へ。

 そして、拝礼・祈願ということか。
 私は、
手入れの行き届いた藤棚や、
健気に咲く梅の花々、
いろいろな石碑にと心奪われ、
浄め歩きどころではなし。

 深謝!深謝!
 東の方の藤棚の下に、
芭蕉句碑がある。
<芭蕉句碑>

 句は、
「しばらくは 
  花の上なる          
    月夜哉」
 スカイツリーもいろいろな所で、
絵になるもの。

 天神様を後にし、
亀戸駅まで歩くことにする。
 亀戸駅で、朝食をとる。
 コーヒーとパンで420円。
 ちょっと落ち着いてから、
東陽町行きのバスに乗り、
大島駅前で降車。
 大島は「おおしま」ではなく、
「おおじま」と濁る。