トイチニッキ

旧ドイツニッキ
ドイツ駐在の日々から日本での小さな日々まで

高輪寺社巡り

2016-11-20 18:45:15 | おでかけ:きょうかい・じしゃ

先日のご朱印にまつわる話。

釈迦如来像がいる泉岳寺を目指すmichnahe。
しかし仏像は公開されているわけではなく
いきなり「仏像をみる」という本来の目的を潰されたnahe。
なんか納得できないがしょうがない。



泉岳寺
徳川家康が今川義元の菩提を弔う為に建立した曹洞宗の寺院。

ここは赤穂47士の墓があるところで
お釈迦さまよりもfeaturing忠臣蔵といった感じ。

大石内蔵助の銅像があったり
忠臣蔵資料館があったり。
47義士の墓にも線香が絶えない。

しかしそちらには興味がないnahe。
本堂の釈迦像はやっぱり見えなかったので
何か違うのを探す。

いた!!



naheの教科書で調べてみると
頭に小さい仏の像をつけてて
蓮華を持ってるこの方は
観音菩薩様でおられるようだ。

観音菩薩
菩薩の代表。
悟りをひらく前の王子時代の釈迦がモデル。
救いを求める人を救済してくれる仏様。
それぞれの願いにあわせて33の姿に身を変える。
阿弥陀如来の脇侍を務めているものもある。




観音様ってことはなんとなく知ってたけれど
どんな仏なのかってのは初めて知ったわ。
人が生きているうちに願いを叶えてくれるんだって。
願いを叶えるのは神様の仕事かと思っていたよ。
そりゃみんな手を合わせるわけだわ。


こうしてご朱印をいただいた訳だが
これだけじゃなんか物足りない。
せっかくなので近くにある寺社を片っ端から観に行く。
でも小さな寺や社は仏像おろか朱印もなさそうで。



地図上ではちょっと広めの高輪神社に行ってみる。




あら、こじんまり。


ここの御祭神は
宇迦御魂神(うかのみたまのかみ)
誉田別命(ほだわけのみこと)
猿田彦神(さるたひこのかみ)

誰??
神様辞典も買ったよ。調べてみた。


宇迦御魂神:世をつくったイザナギの孫、スサノオの娘
稲や食物全般の神
稲荷神社の主神 通称「お稲荷様」

誉田別命:=第15代天皇応神天皇
文武の神
通称「八幡神」 八幡神社の主神

猿田彦神:天孫降臨の際に道案内を務めた
境界の守護神 道案内の神
通称「道祖神」


ひいぃ、神様の方は登場人物がいっぱいいて難しいわ。
ともかく3人ともけっこうメジャーな神様ってことはわかった。


ここでもご朱印をいただき、高輪地区は終了。

追記 せっかくなので御朱印のせよう。



前にも載せた泉岳寺。
なんて書いてあるか読めなかったけれど
ググったら楷書で書かれているものもあって
参拝 四十七義士廟所
本尊釈迦如来
平成二十八年 泉岳寺
とのようだ。達筆すぎるぜ。




いうまでもなく高輪神社。
綺麗な字だなー。
こういう所に勤める方は字も練習しないと大変ね。




しかしこの記事を書くのは調べながらなので時間かかるわー。
特に神社!神様、子孫多すぎ。
城でさえ未掲載の所が沢山あるというのに
集印にハマったmichはきっと毎週行きたがるでしょ
ちゃんと全部載せていけるのかしら・・・










ロンサンスー

2012-10-17 20:27:27 | おでかけ:きょうかい・じしゃ

案の定、帰ってきたらなかなか更新できねーや。

台湾は食の旅だったけど、
ひたすら食べ続ける若さはもうないので、
ちらっと観光もしてきました。

市内の名所はこちら
龍山寺。
約270年の歴史を誇る、台北最古の寺だ。








色鮮やかー!
あの竜のひげ、一体なにでできてるの?!
あんな細くても台風に耐えられるなんてすげーわ。








この鮮やかさは日本にはないよねえ。
中国から伝わってきたはずなのに、どこから地味になっちゃったんだろう?



ちょうど読経の時刻だったようで
参拝客もみんなで大合唱。
荘厳な雰囲気の中、
信心浅いmichnaheはお参りもせず
写真撮影に勤しむ。




寺でも教会でも城でもいいんだ。
naheはこういう職人技みたいな仕事がみられる
建築物が好きなんだわ。
ただの彫刻には全然興味はわかないけれど。


お供えのろうそくも




お花も鮮やか。



花とお香の香りが漂ういい匂いの空間。

もっとゆっくり見学したかったけれど
案内役の台湾人がいたし
時間もおしていたのでさらっと終了。



この後、足裏マッサージに連れていかれ
激痛に悶えたmichであった。





教会比べ

2011-07-02 23:18:47 | おでかけ:きょうかい・じしゃ

ミュンヘンのテアティーナー教会が好きだ。




この真っ白な内装が。



漆喰で出来ているこの模様。



美しすぎる。細かすぎる。

ここへ来たのはこれで2度目。
5年前、初めてドイツを訪れた時にも心を奪われたが、
何度見ても飽きない教会だ。
もう一度来て良かった。
たぶんnaheが今まで見た教会の中でトップ5に入るだろう。



ところがこれを脅かす教会が出現したのだ。


ザルツブルグの大聖堂。



テイストちょっと似てるでしょ。



こちらは彫りが深いのか、何かで縁取ってるのか
模様が全てくっきり浮かび上がっている。






ああ、でもこうやって見比べたら
やっぱりミュンヘンかなぁ~。


バルセロナの教会

2011-05-10 23:55:28 | おでかけ:きょうかい・じしゃ

城攻めに夢中になって
めっきり少なくなってしまった教会探訪。
だけどバルセロナといったら行かないわけにはいかないでしょう。

サグラダ・ファミリア教会。




8年前にも訪れているmichnahe。
建築の進捗状況を是非とも確かめねば。
しかし8年前の写真が手元にないので
どこが変わったのやらさっぱりわからず。



この人は前は居なかった気がする。




日の丸みたいなのもなかった気がする。



左側の白い部分も増えたかな?

しかしこの迫力と感動は
初めて目にした8年前から全く衰えず。

普通なら修繕の為に足場が組まれていたりすると
観に行って損した気分になるものだが
ここまで長年工事中だともう
クレーンや足場も教会の一部のように思えてくるもんだ。


内部もどう変わったのか見たかったのだが
なんせ今回は予約モノが満載の旅だったので
列を作って入場する時間と気力がなかなか作れず
結局中は入らずじまい。
それだけが無念だ。




そして今回もう一つ行った教会は



カテドラル。

こちらは8年前に行った記憶が全くない。
こんな名所をなぜに訪れていないのだ?michnahe。



だけど今来てよかった。
8年前じゃこの天井や壁の古さに萌えることはなかっただろう。



建物自体は古くて質素だけど
祭壇のひとつひとつが金ピカで豪華。

うんうん、いい教会だ。



Bielefeldの教会

2011-02-25 10:16:33 | おでかけ:きょうかい・じしゃ

先日載せたBielefeldの城ともうひとつ
電車から見た時に気になってたもの。

城の近くの大きな教会。




Marien Kirche



こちらの壁もいい感じの古さ。



中の柱も古いねー。
シンプルでいい教会だ。
1214年に建てられたそう。
この頃の建築物がnaheは好きみたいだ。

一人なのでゆっくり見学。
教会の歴史も読んでみた。



左の写真、一時期はこんな派手な内装にしていたようだ。
すぐ元に戻したようだが。
一時の流行だったのか、それとも当時の司教さんの好み?





ところでこの街の中を歩いていたとき、
向こうから音楽を奏でた行列がやってきた。

周りには数人の警察官もついており
なんかのパレード?かと思ったら

サックスとホルン奏者の後に続くは
棺おけを提げた4人の男達。
そして20人程の参列者。

納棺!?


葬式とは思えないような明るい曲を演奏していたし
参列者も暗めの服は着ているものの普通の様相。
レースがついた黒い帽子を被って目頭を押さえているご婦人など居やしない。

街の中心部に向かって行列は歩いていった。
ああやって皆に見られて墓場まで行くのかなぁ。
街の有名人でも死んだのか?
それとも故人の遺言で最後に市内見物?
それともドイツの葬式ってみんなこうなんだろうか??



ブダペストの教会

2011-01-09 14:04:57 | おでかけ:きょうかい・じしゃ
年末の旅では久々に教会巡りも。



マーチャーシュ聖堂
白い壁と屋根のモザイクが可愛らしい。



中は一面壁画。 細かい模様がいっぱい。



こんな出窓?も。



祭壇も鮮やか。







聖イシュトバーン大聖堂



こちらは石造り。



丸天井。

ここには王様の手のミイラが祭られていた。
聖遺物らしいんだけど・・・遺体を何年も人の目に晒すってどうなの?
こういう感想をもつnaheはやっぱり仏教徒なのか。









シナゴーグ。

ユダヤ教の教会はヨーロッパのいろんな街にあるけれど
訪れたことはまだ一度もなかった。
ここは欧州で一番大きい教会ということで見学。




コンサートホールのようだ。
この照明、全部つけたらどんだけ明るいんだろ。



キリスト教会とは全然違う。
ユダヤのシンボル、ダビデの星をイメージしたような模様が多い。
知らない文化に触れるのは面白い。




ハワイのチャペルで

2010-12-18 00:12:33 | おでかけ:きょうかい・じしゃ


nahe妹の挙式会場はリゾート地に立つチャペル。
全面ガラス張りで海が見える仕組み。



開放感バツグン。
でも普段ヨーロッパの古く薄暗~い教会ばかり見てるので
こんな近代的なチャペルにちょっと戸惑ったnahe。
リゾートだもんね。




いよいよ、挙式が始まる。

まずは新郎一人で入場。
なんか歩き方ぎこちないんだけど?
ちょっと緊張してるっぽいんだけど?


そして新婦入場。
うちは父が死去してるので母がバージンロードの手を引くことに。

二人で入ってきて一礼。
おお、綺麗じゃん、妹よ。

しかしそこから二人歩かず。
どうもオルガニストが一曲弾き終えるまでそこで待つらしい。
なに?この間。

情感豊かに音楽を奏でるオルガニスト。
ロビーで挙式の説明を受けてる間、髭面・ジーンズ姿の彼がウロチョロしてて
てっきり運転手かカメラマンかと思ってたんだけど
最後に青い祭服を着て現れた彼を見て
「もしや彼って聖歌隊!?どう見ても聖歌って顔してないよね。ブルース顔だよね。」
と失礼なことを言ってたmichnahe。
結構上手なオルガニストだったわ。

だけど曲、長すぎ。
なんかもうどうしていいのかわかんなくてキョロキョロしちゃったじゃないの。
でも妹友人や新郎はウルウルきてたみたいだから
このくらいの間が必要なのか。


やっと曲が終わって歩き始め、新郎に引渡し。
あぁ、自分の挙式を思い出すねぇ~。


聖歌斉唱。
大役を終えた母はnaheの隣へ。
これは参列者も歌わなければならない。
うちらはロビーで練習させられたけど、
大役説明を受けていた母はぶっつけ本番。
それにも関わらず堂々と歌う母。さすが長年カラオケで鍛えた音感よ。

しかし・・・カラオケで鍛えただけあって
コブシがまわってるんですが
いやぁ、聖歌も演歌調になるもんだね。
隣でその声をバッチリ聞いてしまい、可笑しくて一人笑いをかみ殺していたnahe。



笑いの神はその後も降臨。
誓いの言葉。
神父さんが日本語で少しずつ誓いの言葉を言い
その言葉を新郎新婦が復唱する仕組み。

といっても神父は外人なので日本語のイントネーションはちょっとおかしい。


まずは新郎から。
神父「○-○サンヲ(妹の名前・外人特有のアクセント)」
新郎「○-○サンヲ」

参列者一同ああっ! 
あんたはガイジンかっ!?
やっちまったな、新郎クン。

その後も新郎の緊張はほぐれず
ガイジンアクセントのまま「チーイマス」

もう笑いを堪えるのに必死。

妹も新郎のガイジン化に気づき
「私は気をつけよう」と思ったそうで
その後、新婦の番になると

神父「××-×サンヲ(新郎の名前)」
新婦「×××さんを。」
妙に冷めてる誓いの言葉。それがまた面白い。


その後(だったはず)も二人で一本の花を握ったまま
今度はアヴェ・マリアを1曲聴く。
長いっ、長い。
ずっと新郎新婦を見てる間がもたない~。



こんな感じで楽しい挙式は終わり
あとは写真撮影会。
チャペル内からビーチへ移動。



撮影隊を撮影するnaheを撮影してたmich。


それからレストランで食事会。
話題はやっぱりさっきの「○-○サンヲ」事件。
michなんてモロ笑ってたみたいで
後ろに座ってた妹友人に「肩が揺れてましたね」と指摘される始末。


でもそうやってみんなに笑われても気を悪くせず、
ブログネタにするのも了承してくれた新郎サン。
(本当は傷ついてたらごめんなさい)

いい人を見つけたもんだ、妹よ。
幸せになれ。






Krakówの教会

2010-11-07 21:57:51 | おでかけ:きょうかい・じしゃ


最初に訪れたのは大聖堂。
内部入場料の他にカメラ撮影料が必要で
買わないつもりだったのに、売られてしまった。



だけど買ってよかったよ!
すごいんだもの。この教会。

画・彫刻・ステンドグラス・金銀キラキラ
何も描いていない壁がないくらい。




ベルリンとかプラハでも思ったけれど
東欧の教会の方が豪華かも。



祭壇に祭られているのは菊の花。
なんとなく親しみがわく。


とても見ごたえのある教会。おすすめです。




以下、ミサ中だったり撮影不可だったりで内部は撮れなかった教会たち。



ヴァヴェル城の大聖堂。
ここも内部は豪華だった。




聖ペテロ聖パウロ教会。
夜には教会コンサートが。




ドミニカン修道院。
ポーランドの建物はこの屋根?のデザインが特徴的。





教会一人旅

2010-10-05 18:09:51 | おでかけ:きょうかい・じしゃ
オクトーバフェストに行った時
ミュンヘンはもう観光し尽したので
違う町を観光することに。
平日michは仕事なので、nahe一人の観光旅行。

久しぶりに教会目当ての旅をしてみよう!


電車を途中下車したのはフルダ。
この前ドイツ語の先生が言ってたことには
カトリックの歴史の中で重要な街らしい。
巡礼地になっていたとか。


そんなフルダで最初に目についた教会。
市教区教会。





ふむ。 まあ綺麗。


大聖堂へ向かう。




おおお、テンションがあがる外観だぁ。
右に写るトンガリ屋根も教会。
ここは内部撮影禁止なので写真はないのだが
非常に古めかしくて密教ぽくって素敵だった。
祭壇が中心になってる円形型。
スコットランドでは結構見たけどドイツじゃ初めて。
そういえばスコットランドの教会ってブログに載せてないや・・・。



DOMを外からもう一枚。
周りに建物がないのですごく威厳があるように見える。




内部。 天井が緑やピンクのパステルカラー
ドレスデンの教会ではピンクだったけど、この色は初かも。



白が基調で明るい~。
よくあるドイツの教会の、どんより暗いゴシック建築とは
全然違うね、バロック建築。
17世紀くらいにこの形ができたらしい。



彫像が多くてローマの教会を彷彿させる。
光が当たったオジサン(偉い人なんでしょ?失礼)も生き生き見える。

ここいいわ~。見ごたえのある教会だわ~。





宿泊先はアウグスブルグ。

アウグスのDOM。



張り切って10時に行ったらちょうどミサ中。
30分くらいで終わるだろうと周りをウロウロして待っていたのだが
1時間経っても一向に人がでてこない。
ちょっと後ろから覗いてみたら大きなモニターが設置され
お説教?が写されていた。
大きな教会ってこんな風にミサってるのね。

午後に出直し。



こちらは10~14世紀の建物。
柱が古いっ。



ステンドグラスもシンプル。
天気が良かったので窓から差し込む光がどこもかしこも美しい。



でもフルダの方が楽しいな。




リボリ参り

2010-07-27 18:36:41 | おでかけ:きょうかい・じしゃ
今年もリボリ祭りが始まった。

去年は鬼のように通ったので、もうあまりテンションもあがらず。
(去年の7月の記事を見れば、遊び呆けていることが一目瞭然)

それでも開始日の土曜日に早速行ってきたが
去年と同じ店ばかり。
ビール飲んでちょっと踊ってきたのでもう満足。

そんなこと言いつつ昨日もDOM周囲でひらかれている
いろんな出店を冷やかして
ついでにDOM内も見てきた。


そもそもリボリ祭りのリボリってナンだ?

リボリとは一人の聖人の名前。
その人の骨だか聖遺物だかがこの街の教会にあるらしく
年に一回リボリ様の栄光(?)を称えて祭りが開かれ
その聖遺物が公開されるのだ。


そんなお祭りだっていうのに去年のnaheったら
Paderborn Lied を覚えるのに必死で
リボリ様のことなんて少しも気にかけてなかった。

しかし今年はちょっと余裕があるので
祭りの本質からきちんと見よう。

そう思って教会にも足を踏み入れたのだ。
(いや、本当はただの時間つぶし)


祭壇にはリボリ様の何かが入っている黄金の箱が奉られている。
写真も撮ったのだが、みんなが祈っている中撮るのが気が引けて
盗撮みたいにコソコソ撮ってたらあまりにも出来が悪く掲載不能。




これもボケてるけど、リボリ様の像。
この花の飾り方がなんだか仏教を髣髴させる。





普段は閉ざされている回廊も立ち入り可能。
歴代の司教の衣装か?



これでリボリ様もお参りしたってことでPaderborn市民の義務も果たせただろう。