『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[中国の宇宙開発/チェン号、エウロパで全滅(再掲 2007/03/12)]

2010-11-01 23:16:29 | 保守の一考
☆・・・▼先ず、以下の<iza(産経)>ニュースをお読み下さい^^

《 「ウラン資源…5年後に月へ」中国が宇宙計画発表(03/11 21:20)
 中国の国防科学技術工業委員会は11日までに、第11次5カ年計画(2006-10年)での宇宙科学発展計画を発表した。12年ごろの月面着陸などを柱とし、今後15年以内に中国の宇宙科学は世界最先端の水準に到達可能だとしている。
 中国が月探査に積極的なのはウランなどの資源確保が目的とみられており、計画は、宇宙科学の発展が「国家戦略上必要な重要問題の解決」につながると強調した。宇宙科学の中期的な計画を示すのは初めてという。
 月探査では、07年中に月を周回し、撮影した表面の画像から土壌などを分析。12年前後に月面着陸を実現し、17年前後には月面の土などを地球へ持ち帰るとしている。
 すでに2回成功している有人飛行関連では、飛行士の船外活動やドッキング技術で大きな進展を図るほか、長期に軌道上を飛行する宇宙実験室も開発する。宇宙観測用に各国が開発を競う硬エックス線望遠鏡の自主開発や、帰還式実験衛星「実践10号」を09年に打ち上げる目標も示した。
 国際協力では、ロシアと共同の火星観測計画などを盛り込んだ。(共同)》

▽私は、アーサー・C・クラークの『2010年 宇宙の旅』を思い出した。

 これは、『2001年 宇宙の旅(映画版は、スタンリー・キューブリック監督ね)』の続編である。

 『2001年~』は、その年が過ぎた今となっても、SF小説(映画)の金字塔であるが、現実の国際政治状況と重ならない点も、いかんせん、多かった。

 一番大きな相違点は、大未来予測作家 アーサー・C・クラークが、執筆時(1960年中盤)に未来であった「2001年」においても<ソビエト連邦>が存在している、としていた点だ。

 その続編『2010年~』においても、それは踏襲されていた(執筆 1980年代初頭)。

 アメリカとソ連の、地球上においての関係が緊張し、それが、宇宙(木星圏)を旅する米ソ共同チームにも影を落とす、と言う背景がストーリーにあった。

 しかし、ソ連は、現在、存在しない。

 『2010年~』の映画版では、その両国に焦点が絞られていたが、小説版では、もう1チーム存在していた。

 中国の宇宙船チェン号も木星圏に向かっていたのだ。

 チェン号は、米ソ共同探索チームが乗り込んでいるレオーノフ号に先んじて、「水」を補給するために、衛星エウロパへの着陸を断行する。

 しかし、エウロパには原始生命体が存在し、襲われ、全滅の憂き目に遭ってしまうのだ。

▽私は、かつて、この小説を読んだ時(20年前か)、なんちゅうか、その「水」を補給すると言う<自給自足>的な行為が、いかにも中国だなあ、と思ったものなのだ^^;

 中国ってのは、毛沢東の有名な発言が示すように、全くの準備不足でも、戦争において数万単位での犠牲を当然として、国益(と言うか、中共益^^;)を推し進める。

 宇宙開発においても、「1000」の失敗を当然として、「3」の奇跡の成功に狂喜しているようなイメージがある。

 宇宙空間にも生身で挑んでいく。

 ・・・車程度の密閉性で宇宙に送り込み、偶然にも、その車並みの車内の気圧が奇跡的に外に漏れなかった。そんな状況を成功としている。そんなイメージなんだよなあ。

▽ソ連はなくなった。

 しかし、中国は存在している。

 そして、「第11次5カ年計画(2006-10年)」を発表した。

 中国の宇宙開発は、まさに、【2010年】にピークを迎える。

 「エウロパの水」ならぬ「月のウラン」をお目当てにするようだが、さて、どのような「しっぺ返し」を、宇宙と言う超大自然は中国に与えるのか?

▼黄文雄氏が言っていたが、中国には重要な国家的課題として<資源問題>がある。

    エネルギーがないのはおろか(外国頼り)、

     あっても、それを活用する技術もなく(外国頼り)、

      当然、人材もなく(外国頼り)、

       資本もない(外国頼り)。

 異常に、<他者依存度>の高い国である。

 【横取り(掠め盗り)】が国是の国である。

 東シナ海の日中中間線付近のガス田群の問題についても然り、

 昨今の「金属盗難」も然り、

 月のウラン採掘計画も然り、である。

  PS.「金属盗難」については、もっと考えたい問題である。
 これは、「振り込め詐欺」と似た<犯罪道徳にも劣る>犯罪だと考えている。
 日本への三国人の流入は、その価値観により、犯罪の「何でもあり」状況を形作ってしまっている。

▽そんな中で、この記事はメチャクチャ嬉しかった^^

 地震国・日本への、地球の贈り物である^^

 地球は何でも知っている。ちゃんと全てを見ていて下さってるね^^(「iza(産経)」より)

《 燃える氷「14年分」
   …紀伊半島沖にメタンハイドレート1・1兆立方メートル(03/09 07:02)
 「燃える氷」ともいわれ、将来のエネルギー源として期待されているメタンハイドレートが、紀伊半島東側に広がる東部南海トラフに1・1兆立方メートル存在することが、経済産業省による委託調査で分かった。日本の天然ガス消費量の14年分に相当し、日本全体では100年分を超える資源量を期待できる。生産技術など乗り越えなければならないハードルは高いが、実用化できれば資源小国である日本が「資源大国」となる可能性も秘めている。
 今回の調査は太平洋沖の東海沖から熊野灘にいたるエリアで、南海トラフ全体の8分の1程度にあたる。地層中のメタンハイドレートの密度も一般的なガス田と同程度という。
 日本では東海沖から四国沖、日向灘にかけての堆積(たいせき)層に多く分布しているとみられ、1996(平成8)年に行われた探査調査では、日本近海に天然ガス消費量の100年分に相当する7・4兆立方メートル存在するとの試算結果が出された。だが、四国沖に広がる西部南海トラフよりもはるかに狭い東部南海トラフだけで1・1兆立方メートルを確認した今回の調査結果から判断すると、「日本全体では、100年分を超える可能性が出てきた」(経産省)ことになる。
 日本の天然ガス自給率は4%ほどで、大半を液化天然ガス(LNG)の形で海外から輸入している。だが、メタンハイドレートを生産できれば、年間5000万トン以上を輸入するLNGを代替できる可能性が広がる。
 問題は、地下に眠る資源をどうやって回収するかだ。日本近海のメタンハイドレートは水深1000メートルの海底からさらに200~300メートル下に眠るため、回収にはかなりの困難を伴う。メタンハイドレート周辺の圧力を減らして回収する減圧法が有望とされるが、それでも南海トラフで利用するには「1000メートルの水深下で圧力をどう保つか」など、クリアしなければならない技術的課題は少なくない。
 政府は2016年までに環境対策も含めた商業生産への本格的な準備を始める。19年度には西部南海トラフなどの埋蔵量確認や回収実験に約40億円の予算支出を予定している。
                   ◇
  【メタンハイドレート】
 約100万年前に堆積物の中で生成された有機物のメタンが地中や海底の高圧と低温で氷の結晶に取り込まれ、シャーベット状に固まったもの。1立方メートルのメタンハイドレートには約170立方メートルのメタンガスが凝縮されている。地上に出ると氷が解けるが、氷の状態でも火を近づければ炎を上げるため、「燃える氷」とも呼ばれる。》

☆さすがに、太平洋側の、日本列島に張りついている埋蔵地域までは、中国もなにも言えまい。

 ただ、どのように【横取り(掠め盗り)】を画策していくのか、みんな、楽しもうじゃないか?

                                            (2007/03/12の再掲)
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