『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[遅ればせながら、映画『キック・アス』を観た^^]

2011-01-24 23:59:30 | 物語の感想

☆いやはや、素晴らしいですね。

 何が良いって、<ヒットガール>ですよね!

 私、今年の<ナカデミー賞>は、この娘以外には考えられないほど夢中になりました。

 まだまだチンクシャ顔の11歳の女の子ミンディ(クロエ・グレース・モレッツ)です。

   

 この作品は、タランティーノ的なコミック風ギミックの数々を前面に押し出しながら、

 タランティーノが遠慮して、せいぜいハイティーンの娘にやらせていたアクションを、ローティーンでさえない11歳の色白の娘が、生意気な口調、激しい表情、飽きのこないバリエーション豊かなアクションで魅せてくれる。

   

 しかし、ご当地ヒーロー<キック・アス>を演じる主人公デイブは、やっぱりマウンテン・デューが好きなオタクであるのに、その性癖は割合とノーマルで、ややトウの立った巨乳の英語教師や、ネット上のおっぱい丸出しのアマゾンの原住民でオナニーする毎日。

 私、巨乳好きは、基本的にはオタクではないと思うのだ。

 だから、このデイブが、ミンディを恋愛対象とはこれっぱかしも見なかったのは、アメリカの鑑賞レイティングや、アグネス・チャンに気を使ったとしか思えず、この奔放そうな作品の限界を見せられた気もする。

 だが、クロエ・グレース・モレッツ・・・、可愛い。

   

 この魅力は、この作品内だけでしかないのかも知れない(既に撮影当時から二年が経っていて、彼女は13歳になっているそうだ)。

 だが、作り手は、その演出に、バトラーとしてのエキスパートに育てられたミンディの、年齢相応の体力や、紫のウィッグや、レザースーツに、学校の制服のようなチェックのプリーツスカートなど、また素顔のときの金髪ツインテールに、胸がないのに処女太りのムチッとした体つきの描写を配し、これでもかと、アンダー・ティーンの可愛らしさを堪能させてくれる。

 が、幾ら可愛いからって、この娘を組み伏せたら犯罪である。

 しかし、そこはそれ、「こんなバトルっ娘に襲い掛かったら、誰でも返り討ちに遭ってしまう!」と言う、私たちの妄想上の逃げ道を用意してくれているので、

 私たちは、純粋にクロエ嬢の魅力を堪能できるのである。

 でも、堪らんなぁ、あんなに小さいのに、すっごく活きが良くて、屈託なくて、うわぁ、大好きだ!^^

   

   

キック・アス (ShoPro Books)
マーク・ミラー
小学館集英社プロダクション



                                                     (2011/01/24)