☆期待していたとおりの新興学説ドキュメントで、割り切って見ると、かなり面白かった。
簡単に言うと「神々の指紋」のピラミッド版と言ったところ。
胡散臭いが、すこぶる面白い^^
確かに、既存の情報から受けるピラミッドの印象は、人の手になるものではなく、この作品では、従来の学説が、ちょいと想像力を巡らすと、いかにあやふやなものであるかを丹念に語り、また、そこだけは出来の悪い「洗脳ビデオ」のように何度か繰り返し語る。
ただ、その理論こそも、結構いいかげんで、数値で示されるピラミッドにまつわる計測の、多くの変則の一致があるが、エジプトの遺跡の幾何学模様においては、すべからく多くの数値的な符合があることは当たり前であることへの言及などはする由もなく。
また、なんかしんないけど、地球を一周する巨石文明帯について語られるのだが、含まれているアンコール・ワットは建立年代がはっきりしていて、ピラミッドと並び称される時代背景にはない。
また、作中でも語られる巨石文明の幾つかが、その文明帯には当て嵌まらないのに、それが忘れさられて語られていることもあった。
とはいえ、「その程度」とは言い捨てられない理由の数々でもあり、そのピラミッドから紐解かれる数値は、地球上はおろか、宇宙まで指し示し、怒涛のクライマックスへと至る。
正直、私には、そのクライマックスの意味がよく分からなかったのだが、それまでの情報提示の数々が楽しかったので、良しとしよう^^
誰々たちがピラミッドを造ったのだろう?
(2012/02/23)
簡単に言うと「神々の指紋」のピラミッド版と言ったところ。
神々の指紋 (上) (小学館文庫) | |
グラハム・ハンコック | |
小学館 |
胡散臭いが、すこぶる面白い^^
確かに、既存の情報から受けるピラミッドの印象は、人の手になるものではなく、この作品では、従来の学説が、ちょいと想像力を巡らすと、いかにあやふやなものであるかを丹念に語り、また、そこだけは出来の悪い「洗脳ビデオ」のように何度か繰り返し語る。
ただ、その理論こそも、結構いいかげんで、数値で示されるピラミッドにまつわる計測の、多くの変則の一致があるが、エジプトの遺跡の幾何学模様においては、すべからく多くの数値的な符合があることは当たり前であることへの言及などはする由もなく。
また、なんかしんないけど、地球を一周する巨石文明帯について語られるのだが、含まれているアンコール・ワットは建立年代がはっきりしていて、ピラミッドと並び称される時代背景にはない。
また、作中でも語られる巨石文明の幾つかが、その文明帯には当て嵌まらないのに、それが忘れさられて語られていることもあった。
とはいえ、「その程度」とは言い捨てられない理由の数々でもあり、そのピラミッドから紐解かれる数値は、地球上はおろか、宇宙まで指し示し、怒涛のクライマックスへと至る。
正直、私には、そのクライマックスの意味がよく分からなかったのだが、それまでの情報提示の数々が楽しかったので、良しとしよう^^
誰々たちがピラミッドを造ったのだろう?
(2012/02/23)